ENADU YOIMI NNESAR URUGEM
大学サッカーで西が丘へ行った秋のある日、ご一緒した方が陵平さんにファンサービスをお願いして、礼儀正しい応対へメロメロになっているのを、ほとんど他人事として聞いていたの……まさか、味スタで。

<柏レイソル新体制発表会@1/23柏市市民文化会館>
昨年に引き続き、新体制発表だけ行ってきました! ここは『れじれじ』なので(100%開き直り)自分が興味ある選手の分だけコメントを書き残しておきます。録音起こしではなくリアルタイム筆記なので難しいんです。全員分はJ'sGOALでどうぞ。

まずは、午前練習でもファンのリクエストへ全て「はい!」と艶やかな低音を炸裂させていた#17林陵平さん。明大時代はレイソルU-18卒業生・山本紘之さん(2学年下)の公私にわたっての師匠とお呼びすべきお方で、自分の中では紫紺のイメージが強烈なのですが、この日は黄色ネクタイで登場。
「東京ヴェルディから来ました、林陵平です。柏レイソルの熱いサポーターの前でプレーできるのを嬉しく思います。FWなので、得点感覚を見てほしいです。(呼び名は)できれば『陵平』がいいんですが、祐三さんが(ブログで)言うなら『ヤッシー』でもいいです」

続いては特別指定よりも『れじれじ』では三菱養和ユース出身でお馴染みの#18田中順也さん。
「(見てほしいのは)FW(起用)なら点を取ること、サイドハーフでも使われるので、その時はクロスやパスを。今年は点取ります!

舞台入場から手と足が一緒に出る程カチコチだった#20茨田陽生さん。会が終わるまで、終始緊張MAXで、見ているこちらがヒヤヒヤしました…が、発言は大胆でした。
「自分はパスが特長なんで、ロングボールを見て下さい。(背番号は)20です。歴代とか関係ないんで、自分の番号にしていきたいです」

茨田さんと一緒に昇格した長身GK#31川浪吾郎さん。
「若手からどんどん盛り上げて、J1昇格に貢献したいです。背がチームで一番高くなったので、クロスボールへの反応を見て下さい。個人としては試
合に出ること、チームとしては1年でのJ1昇格です」


メディアからの質問コーナーでは、あや吉@ライジングレイソルさんが恒例の質問をチェンジ! お題(違うだろ…)は『もし明日が地球が滅びるとしたら?』

吉原「FWになって点を取りたいです」
林「サポーターとVITORIA(←今年のレイソルスローガン。意味はそのまま)を分かちあいたいです」
田中「サポーターとビトーリアを分かち合いたいです」

(MC岡田亜紀さん、ダメ出し)
田中「GKとしてゴールを決めたいです」
(アッキー、再びダメだし)
田中「痺れるような試合を、日立台で、ファンとしたいです」
茨田「サッカーをやっていればそれで十分です」
川浪「GKになった田中選手から点を取りたいです」
アルセウ「家族のみんなと柏にいれたら十分です」
レアンドロ「自分も最後の最後まで家族と時間を過ごしたいです」
リンタロウ「今日できることを明日にしないで、全部やりたいです」
布部コーチ「レイソルのユニフォームを着て皆さんと騒ぎたいです」


2問目はサカマガの番記者さんによる、『自分の加入でチームをどう変えられるか?』という、やや難易度の高いもの。

リンタロウ「モチベーションを落とさないように頑張ります」
レアンドロ「早く柏のサッカーに慣れるように努力し、昇格という夢が叶うように頑張ります」
アルセウ「自分はフィジカルを上げて、コンスタントに試合に出て、チームのメンバーと喜びを分かち合いたいです」
川浪「歳が一番下で、自分がレベルアップしていけば、チーム全体のGKのレベルがアップして、FWも点が取りにくくなってレベルアップすると思います」
茨田「去年後半はチームに帯同していたので、その経験を生かしたいです」
田中「自分も去年後半はチームに帯同してましたが、なかなかチームに貢献できなかったので、今年は得点という結果を出したいです」
林「僕はここにゴールを決めるために来ました!(きっぱり)」
吉原「僕はベテランなんで、吾郎がサボらないよう、背中で見せていきたいです」


迷っていては結果の出せない点取り屋らしい、陵平さんの毅然とした受け答えが非常に印象的で、正直言って…惚れてしまいました 山本さんは明大へ行って、素晴らしい先輩と出会えて、本当に良かったです。
2010/01/27 00:42:55 | Reysol | Comment 0 | Trackback 0
流経大の船山タカユキ選手
昨年度からRKUの選手がJクラブへ内定するたびに立ててきたエントリは、全部、今回のための練習でした。

「来季から栃木に入ることになりました船山です。縁があり栃木でサッカーをやることになりました。自分の力を全部栃木にささげて勝利にこだわってやりたいと思いますので応援お願いします」(栃木SC公式)

縁があり…いい言葉です。

仕事中に(こらっ)J'sGOALのオフィシャルニュース一覧をリロードしたのです。山瀬(弟)さんはサガンへ完全移籍なのか…なんて思いながら。そうしたら、「船山貴之(ふなやま たかゆき:流通経済大)選手」という文字が出てきて、固まってしまいました。左端にクラブエンブレムの小さなアイコンがあるじゃないですか。どこのクラブか、2秒ほど凝視してから、理解して……ぐっと来ちゃって、どうしようもないから、すぐに離席して、一つ上のフロアにあるDyDo様の自販機で飛び切り甘いミルクキャラメル缶買って、糖分で自分を宥めたのでした。

肝心な時に、何を書くか迷わないよう、内定エントリは全部パターン化しておいたのです。

◆第一印象◆
初めて見たのは、私が中3の柳澤さんへ一目惚れした2003年3月9日・サテライトリーグ名古屋戦。この時点で、船山さんはアンダーエイジを見ている人には常識とされる選手だったのですが、小6の夏に全国少年サッカー大会得点王だったのも、中3の秋にはU-18のJユースカップでレギュラーだったのも、私は知りませんでした。4ヵ月後のU-18クラブユース選手権で、知らぬ者なきユースサッカーの大御所HP「ひしゃく」(現在は消失)で選定されていたベストイレブンに名前を連ねた時も、「この試合の船山くんは、そんなに良かったですかねぇ?」と暴言を吐いている始末。

いろんな意味で存在感のある人。王様の華、番長の風格、指令塔の球さばき、点取り屋の積極性など、雑多な要素が未分化のまま、ぼんやり光を放っているというか。

以降、現在に至るまで「船山さんって、どこがいいのか分からない」が口癖なんですけど、少なくともあの頃、柳澤さんとのコンビネーションプレー(阿吽の呼吸でパス交換したり、お互いを囮にしてドリブルでつっかけたり)を見るのが楽しくて仕方なかったのは確かで、他の誰かとの連係では同じレベルでの快感は味わえなかったから…船山さんは、やっぱり力のある、特別な選手なんでしょう。

一番おっと思ったプレーは、柳澤くんが敵3人ぐらいが密集する中へ出したパス…どこへ出したのかと最初は思ったのですが、実は敵の真ん中に存在する微妙な「間(ま)」を狙ってて、そこへ割り込んできた船山くんが一瞬にボールごと駆け抜けていったシーンでした。なんて狭い場所で、大胆なことをするんだって。

中でも、このパス1本があまりにも強烈に刻み込まれていて(発生したのが人工芝のネットすぐ前だったからなのもありますけど)…だから今でも、二人を追いかけるのをやめられないのです。

◆(現時点での)最高印象◆
一昨年のJFL最終戦・ガイナーレのJ2昇格を阻止した2得点かと思いきや、今年の前期大学リーグ戦vs慶応大vs中央大という石川大徳さん選定(…)貴之'sベストゲーム―ロスタイムでのラストプレーが劇的弾!―があり、天皇杯ガンバ戦であわや2点…と次々にインパクトを上書きしていくため、どれがNo.1かと問われても決められません。この項目を作ったのは、失敗でしたね…。強いて挙げるなら、リーグ優勝を決めた明治大戦での1点目が、現時点では最高でしょうか。追い詰められたチームが、負傷治療によって10人になった時間帯で、パワフルな斜め45度を叩き込んでしまうという。

船山さんは向上心の強い人で、「まあまあ良かったんじゃないですか?」より高い自己評価を聞いたことがありません、どんな試合の後でも。むしろプラスに評する方が少ないぐらい。

◆最新印象◆
インカレ2回戦=大学最後の試合で、RKUでは初めて明らかに泣いているのを見ました。レイソル時代は泣き虫と呼びたい程に、大きな大会で負けると号泣していたんですけど…。

◆「リアルストライカーになる!!」◆
船山さんのRKUでの横断幕へ躍るコピーです。栃木SC・松田監督が取材で「栃木は得点力不足が一番の問題だった。あるサッカー専門誌によると昨季は決定機がJ2で8位にもかかわらず、決定率が断トツで最下位だった。そのためには点の取れるFW選手を補強しないといけない」とおっしゃっていたようですが、攻撃はゴールを奪うために行う全手段だと定義して、サッカーには無限の攻撃法があるんですけど、結実するかはフィニッシャー個人の力量に大きく左右されます。シュートがゴール内へ飛び込まない限り、それまでの全てが無駄になってしまうのです。

日本人のハムストリングスはシューターに向いてないとか、出る杭を叩く風潮がある限り真の点取り屋は出現し得ないとか、いろいろ言われてますが、Jや海外でも評価される選手の育成を目指していらっしゃるRKU・中野監督は、船山さんを4年間、基本的にはFWで起用しました。基本的…というのは、試合中に両サイドハーフへ回される機会も多々あり、タッチライン際から直接ゴールを狙う(前述の慶應&中央戦はいずれもそうだった)度胸を見せるシーンもあれば、ドリブル突破で崩してラストパスを供給するチャンスメーカーに徹する場合もあったからです。レイソルU-18では中盤(3年生最後の大会ではボランチ!)がほとんどだったため、得点の有無で評価の大半が定められるポジションを、結果が出せなければ即チェンジされてしまう選手層のRKUでこなす4年間は、紆余曲折を経ながら“リアルストライカー”へ近づいていく道程でした。

シュートの精度は練習によって高まっていく―というのが船山さんの主義で、決められなかった日には「もっと決められるように練習します」と返されるのが常です。でも、この試合は点を取る!と予感を覚える日があるんです。先程触れたガイナーレ戦やガンバ戦、明治戦がそうでした。共通点は、いずれも大一番…スタジアムへ集う人々がピッチへ向ける視線の熱さ。ここで決めたらヒーローになれる日に、しっかりヒーローになれるのが、船山さんの勝負強さなんです。

人へプレーを見せて対価を得る職業であるプロサッカー選手(中でもFW)は、注目されるのが前提となります。船山さんのプレーを7年見てきているのですが、声援を受けながらピッチを駆けるステージに立つのは初めてで…まだ見ぬ船山さんの力を引き出してもらえるんじゃないかと、ワクワクしています。それをできる立場=栃木SCサポーターでないのが悔しいぐらい。

縁があったのか、私がRKU入学後に船山さんを初めて見たのは栃木市陸でした。J2昇格後は観戦経験がないんですけど、カシマグリスタでのJFLではサポーターの熱に当てられたのを強く記憶しています。少年時代よりゴール前での最終勝負を数限りなく重ね、念願のプロへたどり着いた船山さんですが…船山さんの本当の力をグリスタで引き出せるのは、栃木SCサポーターさんの応援です。大事なことなので、2回言いました。

日立台へ凱旋した暁には…RKU時代の帰還以上に、期するものを抱いて挑んでくるでしょう。その日を楽しみに。



素顔を語れるほどパーソナリティには詳しくないですが、レイソルで2種登録されていた当時より年上女性に何故か大人気の、美味しい食べ物と温泉が好きな優しい人です。人気投票最多得票タイトルであるベストヒーロー賞を受賞しているのは、船山さんが愛されるキャラクターである証です。栃木でもたくさんの人から愛されますように!
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2010/01/09 23:00:58 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
PLAY FOR...日立台で過ごした時間の意味を確かめる為
ベストFWは、1回戦から何よりも一番欲しかったもの。決勝進出チームからしか選出されない個人タイトル。

<全日本大学サッカー選手権決勝@1/6国立>
明治大 2-1(前半1-1)福岡大
得点者:【明】43分山本、59分久保【福】44分藤田

3年前のインカレから、宮路さんに勝って、優勝して卒業するのが夢でした(挨拶)

学生年代の年度最終トーナメント決勝は、栄冠を目指して慎重だったり、逆に勝利へ貪欲すぎたりする試合もよくあるんですけど…私にとっては、それ以上に『最後の90分』という感覚が強いです。延長戦、むしろやってほしいとさえ、後半終盤になると欲してしまったり。

真っ赤なグラウンドコートを着用せずに入場してきた福大イレブンの先頭に立つ宮路さんは、相変わらずの男前。そんなキャプテンと牟田さんが立ちはだかるゴールへ迫る明治のツートップは、山本さんと久保さんの同級生コンビ。リーグ戦では後輩にポジションを奪われていた時期もあったものの、インカレでは逸機も多いながら、ずっと起用されてきた山本さんが、負傷から復活した久保さんと、最後の最後で共にピッチへ立ち…息の合った動きを披露する光景には、感慨深いものがありました。山本さんは、幾度も宮路キャプテンと空中戦を繰り広げます。

同じ国立で行われた天皇杯決勝にて、モンテディオ戦で挙げたナイスゴールが新設の「SURUGA I DREAM Award」(リンク先は「明大サッカー部TV」、動画です)に選定され表彰されてから、わずか5日。「天皇杯男」の肩書を自虐から勲章へとステップアップさせた「お祭り男」は、またまたやってくれたのでした。永井さんがA代表召集で不在とはいえ、左へ右へと動き回る藤田さん(サガン内定)中心に攻め立てる福大が攻め立てるのに対して得たワンチャンスを、見事にゲットしたのです! 喜びすぎてか、すぐに藤田さんへ蹴り込まれてしまったのは若いチームらしくも映りましたが。

決勝点は後半に入った久保さんだったのに、ヒーローインタビューまで彼でありながら、ベストFWは山本さんが受賞して、びっくりしました。国立相性良い?! でも、嬉しかったです。福大もロスタイムに至るまで、諦めず戦っていました。ファイナル(最後)にふさわしいファイナル(決勝)でした。

スタンドには福地さんと豊嶋さんが。
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2010/01/07 23:28:30 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
半熟ハーフムーン
ラスタカラーの巻き付いた電柱が、どこまで歩いても続いている。赤、黄、緑、赤、黄、緑…途切れた先にあるのは、バビロンか、ザイオンか。

<練習試合@7/29市原臨海>
流通経済大 2-6(前半2-3)ジェフユナイテッド市原・千葉
得点者:【流】35分宇賀神、41分金久保(直接FK)【千】11分ネット、15分32分深井 69分84分巻、75分太田

◇前半◇
−−−09船山/4−−−−20張/4−−−−
06宇賀神/4−−−−−−−−−13細貝/4
−−−08千明/4−−−−12金久保/4−−
15比嘉/2−04及川/4−03山村/2−02石川/4
−−−−−−−31増田/2−−−−−−−

◇後半◇
−−−11武藤/3−−−−30上條/2−−−
14関戸/2−−−−−−−−18フランク/3
−−−08千明/4−−−−16中里/2−−−
15比嘉/2−32柳/4−04及川/4−13細貝/4
−−−−−−−22大橋/4−−−−−−−

細貝→27小島/2

クラブユース選手権(U-18)敗退で宙に浮いた有給休暇を消化…もとい昇華すべく、五井駅から延々歩きました。江尻新監督が就任したジェフ、前任者は一切やらなかった練習試合がいきなり組まれたとあって、平日の夜とは思えぬ数のサポーターが詰め掛けていた(「リザーブズの試合にもこのくらい来てほしい」との嘆き声を複数拝聴)のですが…大半は車でいらっしゃってました。だから、帰り道は物凄く寂しかったです。それはさておき。

キックオフ直前、船山さんへわざわざ駆け寄ってシェイクハンドする福元さんの姿がありました。アンダー代表でかつて一緒に戦った仲ですが、船山さんはその福元さん&池田昇平さんという、私的に馴染みの深いCBの裏を取ろうとバトルを繰り返すのでした。さらっと船山さんをつかんで引っ張る昇平さんを見ていると、西村ジャパンを追いかけていた楽しい思い出が蘇るのでした。ムチムチ対決!(謎)

10分過ぎ、カウンター気味に左サイドより上げられたクロスを、ネット・バイアーノが無理やり打ちに行ったのですが、これが不運にもバーの好アシストで入ってしまいます。加えて5分も経たないうちに、右SB青木良太さんがまっすぐ前へ入れた浮き球1本でネット・バイアーノが裏を取ってしまいます。比嘉さんが食い下がるもネット・バイアーノは逆サイドでフリーの深井さんへパス。さすがに決められてしまいます。

3失点目も外国籍FWらのRKU守備陣を翻弄する動きで深井さんをフリーで侵入させてしまったもの。ジェフがメンバーをシャッフルしてきたらしく、連係だけはRKUが上回るものの、カウンターが発動すれば、大学レベルではお目にかかれないブラジル人ストライカーの個人技や、コンタクトでの強度(千明さんは強く当たられると辛い…)に悩まされるのでした。立ち上がりから増田さんの声が響き続けます。金久保さんが千明さんへ戻そうとした軽いパスを掻っ攫われて決定機を呼び込んでしまったり、焦った山村さんのプレゼントパスを起点に放たれたシュートがポストを舐めるなど、一瞬の隙を逃さないあたりはJ1です。

金久保さんがGK至近で放ったシュートが阻まれる、こぼれ球を拾った船山さんのショットはバー上へ消えていく…とチャンスも作っていたRKU。35分、ピッチ中央から千明さんが左サイドへロングボールを一気に振り、うまく飛び出した宇賀神さんがGKの頭上へ浮かして、ボールは無人のゴールへ! 立て続けに、細貝さんが右より上げたクロスへ船山さんが飛び込むのですが、惜しくも合わず。さらに金久保さんが直接FKを浴びせかけますが、福元さんが体を張ります。倒れた彼を介抱するのは、なぜか船山さん。

41分、船山さんが倒されて得た、ゴールやや左手前からの直接FK第2打席。今度は綺麗に決めた金久保さんでした。後半、ダウンしながら石川さんが「あれは誰も取れないって」と絶賛してました。終了間際にも、前線へ攻め上がった山村さんからのパスで宇賀神さんがGK正面まで迫り、フィニッシュははじかれるも、あまりの崩されぶりに、ハーフタイムを迎え引き揚げていくジェフイレブンが喧々諤々と、悪くない追い込みぶり。

増田さんや船山さんが、中野監督より身振りを交えた熱心な指導を受けてましたけど、相手の江尻監督はそれ以上だったようで、後半開始前、RKUイレブンはピッチ上でかなり待たされたのでした。両チームともがらりとメンバーを入れ替え、ピッチも全面が陰となってリスタートです。後半のジェフは巻さんが腕章を巻いていて、前線にRKUの苦手なハイボールが続々と供給されます。これに相対するのは及川さん。逆側の前線では武藤さんがバチバチ当たられ、上條さんでさえ押さえ込まれて倒されるなど、前半よりも肉弾戦傾向が強くなります。激しいチャージを受けるのは、武藤さんのキレある動きゆえですけれども。ただ金久保さんが抜けた影響か、攻撃は形を成すというより、武藤・上條のツートップが勢いよくフィニッシュを浴びせる…といった感が。時間と共に千明さんの消耗も激しくなり、当初はフォローに徹していた中里さんが、積極的にミドルを打ちもしてました。

関戸さんが自陣深くまで戻って幾度もクロスを阻止したり、後半はやや分の悪いRKU。巻さんとの空中戦で健闘していた及川さんですが、とうとう振り回されてしまい、振り向きざまに放った一撃は大橋さんをかいくぐってゴール左へ吸い込まれてしまいました。加えて右サイドで奪われたボールを谷澤さんがグラウンダーで中に入れ、誰もマークのつけてない太田さんにながしこまれてしまうのでした。大橋さんもファインセーブは見せていたんですけど、左サイドからのセンタリングがファーに流れ、これを巻さんがワンテンポずらして蹴ったのには反応しきれず、失点を重ねてしまいます。DFがゴールから掻き出したプレーがなければ、実はもう1点。金久保さんのテクニックを筆頭に、J1相手でも通用しなくはないのだけれど、疲労が濃くなってきた時間帯にこそ、どうやり切るかがプロ入りしたらみんな問われるんだろう…と考えながら私は眺めていました。

前半のみで下がったメンバーは、みんなでトラックへ座って観戦していました。ミョンギさんの直接FKがポストを叩いたシーンでは、宇賀神さん笑っちゃったり(ひどい…)。船山さんは時折、腹筋してましたけど、それは立派なのか、仲間のプレーを見てないからむしろ駄目なのかは、どちらとも書けそうなところです。タイムアップ後、たらたら引き揚げようとするジェフイレブンを、江尻監督が「挨拶行け!」と一喝。船山さんは谷澤さん(肉体年齢は間違いなく年上)の肩を馴れ馴れしくつかんで喋っていたかと思えば、中後さんにはペコペコ頭を下げる世渡り上手ぶり?を発揮しておりました。
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2010/01/07 22:03:35 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
信念か、信仰か
「今のは間違いない、審判の勝ちだ」
後輩に提示された警告を、さらりと評する。

<関東大学サッカーリーグ第15節@9/26さいスタ第2>
流通経済大 2-1(前半0-0)駒澤大
得点者:【流】60分武藤、63分金久保(PK)【駒】53分田中

−−−34征矢/2−−−−11武藤/3−−−
33保戸田/2−−−−−−−−−10金久保/4
−−−05中里/2−−−−08千明/4−−−
15比嘉/2−04及川/4−03山村/2−02C石川/4
−−−−−−−01増田/2−−−−−−−

26分:及川退場(得点機会阻止)
60分:保戸田→28天野/2(山村ボランチへ)
85分:金久保→18フランク/3

同会場の第1試合は明治。応援席の福地さんへ石戸さんが絡みに行き、更にタッチライン際(ピッチ内アップ中)の船山さんとも言葉を交わします。その近くでは、宇賀神さんがセルヒオさん(千明さんとレイソル青梅仲間)と私服でやって来て、応援しないのかとジャージ姿の部員より冷やかされています。第2試合でRKUが対峙するのは、9戦負けなし・後期は3連勝発進と地力を見せている駒澤です。

「出しますよ」
わざわざ前置きをしてから、ロングボールを蹴り出すGK増田さん。サッカーには無限の“やり方”がありますけど、この日ほど露骨にRKU対策を取ってきたチームは見たことがありません。GK増田さんやCB山村さんからの配球でゲームを組み上げていこうとするRKUに対し、駒澤はキッカーへ前線の選手が複数寄せるのみならず、RKUが後述の数的不利へ陥った後は受け手のフィールドプレーヤー全員に1人1人がへばりつき、出し先を完全封鎖しようとするのでした。激しいチャージにRKUイレブンが何度もピッチへ倒れ込んだ以上に、衝撃を受ける光景でした。

前節・国士舘戦に続き、プレーメーカー金久保さんが著しく後方へ意識を引きずられているのが目に留まります。金久保さんから及川さんへの横パスが、波乱を招き入れました。結果として派生した相手ボールの大ピンチに、及川さんはスライディングを仕掛け、選手は倒れたのですが、これが得点機会阻止と判定され一発退場。及川さんは既に警告を一度受けていたので、二度目かと現地では思っていたのですが、公式記録を見たら即レッドでした。

通常ならここでCBを投入して守りを固め直すところですが、RKUは中里さんを最終ラインへ回してしのぎます。残りのMF3人が運動量を増やしてカバー(相当辛かったはず。千明さんは後半、踏ん張りが利かなくなって監督によく怒られてました)、10人となっても遜色なく渡り合うのですが…どう打開していくか。駒澤の左SB亀井さんの愚直かつ献身的なディフェンスに手を焼く武藤さんがようやく放てたヘディングシュートがGKにキャッチされた際も、まずそこまでたどり着けたのが嬉しかったくらい。スコアレスドローで45分は終えました。

後半、駒澤のシュートがポストを舐めてヒヤリとします。更に、戻りオフサイドかと思いきや副審は取らず、ゴール前でごちゃごちゃした挙げ句、押し込まれ、ついに先制されてしまいました。ここでベンチは賭けに出ます。ヘディングの強い天野さん(実際、空中戦猛者の駒澤相手でも十分に守れていました)を投入し、山村さんを1列上げたのです。後期開幕戦でも試みて、上手くいかなかった形。

程なく、センター金久保さんよりのパスを受けた武藤さんが、ゴール左より一閃!! 続いて中央でボールを持って上がった山村さんの見事なスルーパスを受け突っ込んでいった征矢さんが倒され、RKUはPKを獲得。1月のインカレ準決勝敗退以来、PKにはこだわっている金久保さんが真ん中へきっちり決めて、数的不利ながらRKUはリードします。

すんなり勝ち点3を手に入れられるはずもなく、ポストに救われたり、増田さんのファインセーブに拍手喝采したり、その守護神までもかわされたピンチで武藤さんが必死のクリアなど、全精力を注ぎ込んで、駒澤のパワープレー(向こうも残り15分はDF中山キャプテンを前線へ上げてきました)をかわしきったのでした。

チームの疲弊を示すかのごとく、足がつってしまい、タイムアップの笛を聞き倒れてしまったゲームキャプテン石川さん。もはや起き上がれない状態なのに、共に戦った11人は気づかず、むしろ距離的には近かった応援部員が、征矢さんを大声で呼びます。比嘉さんと山村さんもやって来て(下級生ですから)、タッチライン際に用意されているボトルを山村さんが手に取り、完全燃焼したゲームキャプテンへ手渡します

どうにか立ち上がった石川さんは、スタンド挨拶で宇賀神さんの姿を認めると、「うらーわレッズ!(ぱぱんぱぱんぱん) うがじんともや!(ぱぱんぱぱんぱん)」と拍手付きコールをしました。宇賀神さんも、見守るのにさぞ気力を費やした試合だったことでしょう。
2010/01/04 14:33:31 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
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