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口は一つ、目と耳は二つずつ
今日のU-18日本代表を見て、その試合運びを賞賛する人は、いないと思います。でも、いつか、どこかで、選手たちそれぞれを見る機会があったら、必ず思い出すでしょう。勝利を欲し、悲壮感すら漂わせながら、最後の最後まで戦い続けた、ナショナルチームの一員だったことを。

もう少しで、涙腺が決壊するところでした。

<2007仙台カップ第3日第1試合@9/2ユアスタ>
U-18日本代表 1-2(前半0-1)U-18東北代表
得点者:佐々木×2(うち1点はPK)、鈴木(椋原)

----16宮澤/室蘭大谷----15白谷/国見----
-------------------------
09鈴木/福岡-10C井上/大分-08加藤/市船--13比嘉/柏
-------------------------
12渡部/市船-07浦田/帝京-02堀田/柏--05椋原/F東京
----------18大久保/帝京---------

浦田、井上→04大野/新潟、11河井/藤枝東(腕章は鈴木へ)
白谷→17小井土/千葉
比嘉→14丸谷/境

※比嘉が高2、それ以外は全員高3

泊まったホテルに、朝刊の無料サービスがありまして。それが地元紙「河北新報」だったんです。めくると、予想通り、大見出しは『東北 粘りのドロー』。そして、その下に『日本、ブラジルに完敗』。善戦中の東北代表が大きく取り上げられ、囲み記事の締めくくりは、フランス代表監督にも賞賛を受けていた東北の守備の要・大久保くん(青森山田)の「明日は一番勝ちたい相手。最後に勝って優勝したい」という言葉。

鈴木「ブラジルは好機を確実に決めてきた。自分たちは1対1の場面で決められず、ゴール前で身体を張れなかった。いい時間帯もあったが、焦りや疲労で技術が落ち、シュートまでいけない悪い時間帯が多かった。国内大会で地域選抜が優勝するのは絶対に駄目。東北の優勝は必ず阻止する」(9/2付河北新報)

何がどうなった結果、このような状況へ陥ったか、振り返る間もなく、最終日はやってきます。河北へ載せられるには、やや強烈な発言ですが(ちなみに、静岡ユースに負けたSBSカップは、鈴木くん不参加)日本代表イレブンの、最終戦に臨む気合は、まさにこの言葉通りなのでした。

半端ない覚悟で臨み、序盤から東北代表を攻め立てる日本代表。比嘉くんもその一員として、ドリブルで積極的に挑んでいきます。そんな突破に対し、時に3人ものマーカーが寄せてきますが、それでも前へ進もうとする姿は…どこか、日常〔レイソル〕に近いと感じました。ドリブルする距離も、3戦では一番長かったような。実際、3枚はなかなかはがせるものではないのですが…。

しかし、勝負の女神は非情です―容赦ない顔を見せるのは、相応の過ちを犯すからなのですが。ショートコーナーから3人目(比嘉くんです…)へつなごうとしたパスが通らず、カットされカウンター発動。独走された末、決められてしまいました。奪われた時点で終わっていた先制点です。

それでも日本代表は攻め続けます。これを東北代表がしのいでカウンターを狙う展開となりました。ただし、日本代表がボールを失い(配球する“背骨”がないのです)カウンター発動となる回数が相当で、奪っても息つく間もなくピンチ再来となるバックスの負担は計り知れません。獅子奮迅の渡部くんを中心に踏ん張りますが、堀田くんが裏を取られてヒヤヒヤするシーンが何度もありました。

ゴールを奪えないまま前半は終わってしまいました。後半も日本代表は諦めません。椋原くんのクロスに白谷くんが足を振り上げるも、ボールはネット外。左サイドから斜めに進入してきた渡部くんが自ら打つも、ミートしきれず枠外。井上くんのループがバーにはじかれ、これを白谷くんが打つもGKがはじく…と攻勢を仕掛けますが、どうしてもゴールが割れません。ようやくネットが揺れたのは、椋原くんがゴール横で回りこみながら上げたクロスへ、鈴木くんが頭から飛び込んだもの。

日本代表は、セットプレーではかなり凝ったトリックを用いていたのですが、これもことごとく失敗したような。セットプレーは早く始める、と城福流のリスタートでDFラインの裏を取った比嘉くんですが、これもGKに阻まれ。比嘉くんは決定機にミスすると頭を抱えるのですが、自分のミスで2回、あと味方が自分のラストパスを決められないので1回、やってました。見たくない姿です。どうにかしようとドリブルで挑むのですが、それを切られてピンチに陥る場面も多く、ちょっと褒められない出来でした。この日も最後に下げられ、微妙にフル出場のない仙台カップでした。

大ピンチを宮澤くんが手ではじき、一発退場を宣告されます。ここで与えられたPKを東北代表が決めて、勝負あり。いや、この後も最後まで、日本代表の残された選手は決して萎えず、ホイッスルの瞬間までゴールを欲し続けました。それはあまりに痛々しいさまでした。敗北を知らしめる笛に、鈴木・渡部・椋原の、中でも強い気持ちで戦い抜いていた3人が、倒れこみました。これを誰も助け起こすわけでもないあたりが、私の胸をさらに締め付けました。憔悴した鈴木くんは、引き揚げる際も、腕章を外し、とぼとぼと…ちゃんと歩いて帰れるだろうかと心配になるぐらいの足取りで。それでも、スタッフ含め、誰も声一つかけないんですよ…。堀田くんもそうですが、愚直で真面目な熱い選手が集う代表なのかな、と感じました。

目指す世界大会は遥か先。1次予選から、ひとつひとつクリアしていかなければ先はありません。むしろ、まだまだ先を見たい、と思わせる大会となりました。
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2007/09/03 00:31:47 | Japan National Team | Comment 2 | Trackback 0
弱気は最大の敵
キャプテンでもある守備的MF下田くん(秋田商)を中心とした粘り強い守備、ブラジルからあげた大金星でつけた自信、何より、試合=勝負へ臨む心意気の差を感じました。紺地に白文字の、選手がまとうウェアと同じカラーリングの幕やゲーフラを用意して声を出すサポーターや、スタジアム全体の応援する熱気にも支えられ、東北代表はフランス代表とも1-1のドローでゲームを終えたのでした。

それに比べて、日本代表は。

<2007仙台カップ第2日第2試合@9/1ユアスタ>
U-18日本代表 1-4(前半0-2)U-18ブラジル代表
得点者:エヴェルトン、タルタ×2、鈴木(PK)、セルジオ

----16宮澤/室蘭大谷---17小井土/千葉----
-------------------------
09鈴木/福岡-10C井上/大分-08加藤/市船--13比嘉/柏
-------------------------
12渡部/市船-04大野/新潟-02堀田/柏--05椋原/F東京
-----------01松本/順大---------

小井土→14丸谷/境(HT)
渡部→06濱田/市船
大野→07浦田/帝京
比嘉→15白谷/国見

※松本が大1、比嘉が高2、それ以外は全員高3

「DF、2番、堀田秀平!! 柏レイソルU-18」
水曜(フランス戦)の時点で、既に言われていたのかもしれませんが、スタメン発表の、選手名が高らかに叫ばれた後に、ノーマルトーンでさらりと添えられる所属チーム名。“かしわれいそるあんだーえいてぃーん”か、としみじみ感じました。

どうせ主将がコイントスを終えなければ円陣など組めない…と言いたげに、悠然とセンターへ向かう比嘉くん。このチーム、気合の一声が凛と響くところは、どの代表よりも美しいのですけれども。

序盤から、両チームはごちゃごちゃとした潰し合いを繰り返しました。比嘉くんのタッチ回数も、フランス戦とは比べ物になりません。細かくつないでいこうとするのですが、フィニッシュに至れる段階まで行けず、奪われてカウンター…なんて光景も、幾度かありました。

「逆!」と叫ぶ大声がこだましました。日本代表のサポーターは来ていないので、選手の声がよく聞こえます。おそらく椋原くんです。左サイドで小さな展開が続いていた時間に。ショートパスの連続にサイドへの大きな展開も織り交ぜ(両SBのオーバーラップも、フランス戦ではほとんど記憶なし)、小井土くんのポストとしての奮闘もあり、チャンスはいくつも生まれていました。中盤から井上くんが飛び出してきてフィニッシュ、あるいは鈴木くんのサイドから入ってきての積極的なシュートなど。

公式記録見たら、この試合も比嘉くんのシュート、1本だけですね。すごく惜しかった―左サイドからの攻撃後、こぼれて流れてきたボールを、狙い澄まして放った一撃は、絶対入ったと思ったのですが、GKがうまくはじき出しまして。相手を褒めるしかないですよ。

ブラジルともやりあえてる…と思いかけていた、前半終了間際。この日、それまでも幾度か安定したセービングでチームを救っていた松本さんが、一度ははじき飛ばしたのですが、相手も詰めていて蹴り込まれてしまいまして。ここから一気にゲームは暗転します。直後、カウンターからのドリブルでDFが翻弄され、巧みなシュート(カナリア軍団にしては、手も足も出ないと感じるほど今年のチームは強くないと素人ながら思うのですが、それでも、フィニッシュの精度が日本人と遥かに異なるのは、さすがといったところ)が決まり、まさかの2分間2失点。

応援しているチームの選手は出たり入ったり―ずっとテストが続いているらしくメンバーは固定されていない―ですが、U-18代表(牧内ジャパン)としては、6月の九州合宿途中から静岡合宿、SBSカップと先日のフランス戦まで8連敗中。後半開始直後、中央から右サイドへのパスがカットされてのカウンターに大野くんが対応しきれず、3失点目を喫してしまったのもあり、代表イレブンは、前半とはうって変わり、フランス戦のような、ひたすら相手攻撃に対してボールを蹴り出して“逃げる”サッカーになってしまいました。心の揺れは意思疎通の不完全さを呼び込みやすくなり、敵がうまくカットした…とはとても書けない、安直なパスミスによるピンチを、何度も迎えてしまいます。

戦術論だとかチームを練り上げていく手段やらを語れる身ではありませんが、自信というか気概というか、ボールタッチやランで何かを表現しようする以前の段階が、パフォーマンスを大きく左右するのは、素人目にも、日本代表と東北代表を見比べれば、明らかです。それでも、仙台の人は優しいから、子供たちを中心に、何度も散発的にニッポンコールは起きていて。

一矢報いてほしいと―比嘉くんが右サイドで受けて、一人交わしながら中へ入っていき、斜め右方向へスピードあるパス。受けた選手が倒されて(すみません、逆側だったので誰だか見えませんでした)PKが宣告されました。このキッカーも、なかなか出てこなかったですね。結局、このチームで最も自己アピール力が強いと私が感じている、鈴木くんが蹴って決まりました。

とはいえ、流れは帰ってきません。堀田くんが完全にぶち抜かれて打たれたシュートは、ポストがはね返してくれました。残念ながら、この日の堀田くんは、贔屓目のフィルタリングをめいっぱいかけても、どうしても「良くなかった。裏を取られすぎ」と言わざるを得ない出来。

最後まで戦ってはいました。当たり前…かもしれませんけど。どうしても比嘉くんに目が行ってしまうのですが、抜くと見せかけてふわりと浮き球を宮澤くんへ入れて、このヘディングがはじかれてしまった、なんてシーンもありました。7月の新潟国際から青い比嘉くんが“世界大会への最後の関門”へ挑む過程を見てきて、ファンなりに、この青き衣は、欲するだけでは袖を通せはしないし、まとうことがいったん許されようと、いつ剥奪されるか分からないのは、実感できたので、だからこそ…。

4点目は、相手のミドルがうますぎました。ノーチャンスです。結果、2試合続けてズタズタにされました。苦い大会となっていますが、まだ試合はあります。東北代表戦、負けるわけにはいきません。相手にではなく、むしろ自分たちに。
2007/09/02 09:53:28 | Japan National Team | Comment 2 | Trackback 0
宮城野の もとあらの小萩
露を重み 風を待つごと 君をこそ待て(古今集巻十四 恋愛歌四)

ベガルタやソニー仙台の試合でユアスタ(旧:仙スタ)へ来たことはありませんから、泉中央駅周辺の風景を見ても、思い出されるのは第2回と第3回仙台カップのことばかり。ただ愉しく観ていれば良かった日を、遠く、切なく、懐かしく、愛おしく感じながら、お気に入りのスタジアムへと向かったのでした。

君をこそ、待て。

<2007仙台カップ第1日第1試合@8/29ユアスタ>
U-18日本代表 1-3(前半1-0)U-18フランス代表
得点者:比嘉、パカール、デュヴァントゥル×2

----16宮澤/室蘭大谷----15白谷/国見----
-------------------------
12渡部/市船--09鈴木/福岡-10C井上/大分-13比嘉/柏
-------------------------
03中田/名古屋-04大野/新潟-02堀田/柏-05椋原/F東京
-----------01松本/順大---------

白谷→14丸谷/境
渡部→08加藤/市船
比嘉→11河井/藤枝東
椋原→07浦田/帝京
井上→17小井土/千葉(腕章は大野へ)

※松本が大1、比嘉が高2、それ以外は全員高3

曇り空の仙台は涼しく、良いコンディションかと思われました…が、スタンドに入って呆然。ピッチが水玉模様―荒れすぎて、芝のない部分があるのです(実際、公式記録には「芝:不良」と記載が。この状態で、試合のインターバルにピッチでサッカー教室も) 応援している選手=比嘉くんが、ドリブルを武器とするだけに、辛いと感じました。

開始直前、円陣を組もうとしたイレブンを待っていたのは、田嶋JFA専務理事と仙台市長によるキックイン。思わず固まりますが、儀礼終了後、気合を入れ直します(集合写真撮影してからピッチへ駆け出す時には、威勢のいい声も聞こえました)

日本代表スタメンの平均身長と体重が、173.2cm/66.6kgなのに対して、フランスは180.7cm/73.8kg。見るからに違うのですが、たとえば、同じ“一歩踏み出す”にしても、脚の長いフランスが先にボールをゲットしてしまうのです。まして、その“踏み出す”判断へ至るシンキングスピードの段階で、日本とフランスはイコールではありません。

とにかくピンチの連続でした。やっとの思いで奪ったボールは前方へ出されるのですが、これがなかなかマイボールとはならず、相手に拾われてピンチ再来…のループ。安易なミスでのプレゼントボールも散見されました。それでもスコアレスドローが継続したのは、ひとえにフランスが最後の最後で枠を捕らえ切れなかったから。堀田くんがメインで仕切り大野くんが寄せるバックラインと、勇気を胸にセービングを続ける松本さんの奮闘も、もちろんありましたけれど。

堀田くんは、今回の代表メンバーでは体躯に相当恵まれている部類なのですが、主に見ていた相手(#9ノグ)との身長差は一目瞭然。だって、堀田くんの頭のてっぺんと、相手の鼻の頭が同じぐらいなんですよ。それでも、ノグとの肉弾戦に、堀田くんは身体を張って、ぎりぎり耐えていました。

逆に、かなり体格差のある比嘉くんは、ドリブルを仕掛けても、文字通りの重圧に屈し、べたりと芝に倒されていました。真っ向勝負に勝ったシーン、今日はほぼなかったです…。もともと、そんなにボールを持つ回数もなかったんですけど。早く強いはたきも、なかなか味方と呼吸が合わず。

持ち味を発揮するチャンスをつかみ取れなかった比嘉くんにチャンスが訪れたのは、39分。日本はFKを得たのですが、その直前のプレーで、右サイドでフリーだった自分へボールが通らなかったのに怒りを覚えていたように見えた比嘉くん。FKを担当した鈴木くんは左サイドの渡部くんへの展開をチョイス、渡部くんの入れたクロスは相手にクリアされてしまったのですが、このクリアボールが、右サイドにいた比嘉くんのそばへやって来たのです。

拾った比嘉くんはドリブルで前へ運び、難しい角度ながら、逆のサイドネットめがけてシュート! これが綺麗に刺さりました!! なんたって、比嘉くんがこの日放ったシュート、これ1本ですから。右30度の、通常なら厳しいと思われる角度も、GKとポストとの間を通して入れてしまう―よく見るゴールパターンでもあり、『比嘉ゾーン』とも呼べそうな。

決めた比嘉くんは、右コーナーへ疾走、フラッグを揺らしながら、吠えていました。ストレートに感情を発露する姿…その想いは、どこへ、誰に、見せたかったものなのでしょうか。

終始押されていたにもかかわらず、リードしての折り返し。粘り強く戦ったバックス、ホイッスルが鳴ると、堀田くんが大野くんへ軽くハイタッチをしていました。

後半もフランスペース。なかなかチャンスの芽すら見いだせない日本でしたが、ショートコーナーから比嘉くんの上げたクロス…いいコース取りだったのに、誰も合わせられず、軌跡を見送る比嘉くんは「なんで?」とでも言いたげな顔をしていました。後半20分、河井くんとの交代ボードが掲示されます。

直後…本当に直後、日本は左サイド(左SBの中田くんは、もともとオフェンシブMFで、プレーポジションを拡大し、そこへたどり着いた選手なんだそうで)からゴール前へ低く速いセンタリングを入れられ、これをゴール前で完璧に合わせられて、追いつかれてしまいました。しつこいですが、本当に直後だったんです。がっくりです。

身体能力―体格、筋力、速度の類では、絶対に勝てません。だったら、どうやって対抗していくのか。U-17代表(城福ジャパン)は、それに対して、ある仮定を突き詰めようと組み上げられたチームでしたが、この代表にスタイルはありません。後半も、曖昧なボールでFWに裏を取れと要求し続ける、打開しろというのも酷な要求と想われるようなサッカーでした。2失点目は1失点目と酷似した形、3失点目はGKが一度はじいたのをおしこまれたもの。中田くんは終了間際、2枚目の警告で退場を余儀なくされました。

タイムアップと共に、鈴木くんが座り込んでいました。選手個々は、みんな、死力を尽くして、立ち向かおうとしていました。それは間違いありません。けれども、それだけでは勝てない相手が世界にはゴロゴロいるから、日本サッカーはメソッドを模索してきたのではなかったのでしょうか。仙台カップは、世界には単純勝負では太刀打ちできない相手がいると体感するための通過儀礼なのでしょうか。もやもやしたものを抱えながら、私はユアスタを離れたのでした。
2007/08/29 23:15:56 | Japan National Team | Comment 2 | Trackback 0
@ユアスタ

兄様、絶対似てないと思います兄様。

堀田くんと比嘉くん、揃ってスタメンです!
2007/08/29 13:04:39 | Japan National Team | Comment 2 | Trackback 0
うまく書けないけれど宝物だよ
最前線の比嘉くんがボールを受けると、アンカーの武井さんが肩を…身体を寄せてきて、動きを塞ぎ、ボールも奪ってしまいました。

その瞬間、怒りを覚えた私は“武井ファン”ではなさそうです。



<練習試合@7/18埼玉スタジアム第2G> ※40分×3セット
U-17日本代表候補 3-1(0-0/2-1/1-0)流通経済大
得点者:武田、比嘉、富山、齋藤(PK) 

試合開始に間に合わないのは承知で行ったのですが、半分弱(2セット目途中まで)は見れませんでした。それをご承知の上で、目を通していただければと存じます。

タクシーを使うなんて発想は全く湧かず浦和美園駅から、早足でサブグラウンドへ。遠くより、見慣れた…代表と相対する際の装束になりつつある2ndユニフォームのREDを認めて、ほっとしました。コート際までたどり着くと、フェンス越しでU-17代表候補のサブメンバーがアップをしていて、その中に、新潟でもアップ時から誰よりもきびきびと動いているのが印象的だった比嘉くんが、やはりこの日も、出番が待ち切れない、と思わせるような様子でいて、少しだけ、はやる歩みが緩みました。

そして、飯塚さんの甲高い吠え声がこだましていました。まずはRKUの出場メンバーをチェック。とはいえ、最近は顔に加えモーションも選手判別手段として記憶しようといるのですが、行ってみなければ誰が出ているか分からないのがデフォルトのRKUですから、なかなか判別精度は上がらず…結局、頼りは選手間のコーチング。少しずつメンバーを特定していくと、17日から月末まで春学期の試験(RKU大学公式)なのが影響しているのか、いつにない混成チームなのだと察せられました。

RKUの左サイド=代表の右サイドでマーカーをかわして突破していく、白シャツの背番号17。その鮮やかな動きに目を奪われ、はたと気づいたのです。このドリブルモーションは、よく知っている―比嘉くんです。私、比嘉くんが投入されたこと、全く気づいてなかったんです。柿谷くんは煌く金髪が眩しいのもありますけどすぐ分かったのに! そうです、柿谷&比嘉のツートップ。

“遅れ”を取り戻さんと、ぎゅっと意識を集中します。再び、右サイドで抜け出してフリーになった比嘉くんの放ったショットは、立ちはだかる飯塚さんの、その伸ばした手の先よりもさらに外を通り、逆側のポストに当たって跳ね返って入るという、そのコース取りも見覚えがある、シャツの裾並みに比嘉くんらしいファクト。

人もボールも動くと言われる、U-17城福ジャパンのサッカー。いかんせん、先日の新潟国際が初見の身なので、語るなどおこがましいですが、スピーディなボールのやり取りであっという間に柿谷くんのフィニッシュへたどり着くなど、立ち上げ以来活動を重ね、アジアの壁も突き破り、世界大会を目前に控えているだけの成熟度はあると感じました。米本くんが自分の中では株UPかなりしてます。

いかに私が選手の見分けを不得手としているか、それは3本目の途中まで、左SBの背番号8は山崎くんじゃないと思い込んでいたことでも伝わるかと思います。ひどすぎです自分。宇佐美さんや細貝さんなどのアタックに対し、頑張って応対していたと思ってしまうのは、贔屓目なんでしょうか…。

(実は1本目に出ていたと後で知った)武井さんは、ピッチ脇にぺったり座り込んで見物…していたのですが、3本目に(再)登場。2本目にさらに加点されたせいなのかは分かりませんが、個人的には楽しくなりました。リード文のシーン(おそらく一度きりと思われるダイレクトコンタクト)が一番興奮しました。

楽しかったのは、武井さんのコーチング内容が、普段とちょっと違っていたように聞こえたから、というのもあります。すこしハスキーがかった声で紡ぎ出されるのは、多くが味方への要求。サイドの選手へ、身振りを交えて、こう動け(ば良かったのに)、みたいな。だって、「オーケー!」って言ったの、タイムアップ寸前の1回だけですよ!(←待って、その判断基準がおかしいから)

長袖で登場しながら、相変わらず実質半袖ぐらいはめくったりもして、U-17代表の早いパス回しに、必ずしも寄せ切れてない面もありましたが、3本目は持久力差?でRKUが全体的に巻き返し、逆に押し込んだ(途中から右サイド2列目に下がった比嘉くんは、あまり見せ場を作れず…むしろ守備での粘りが目を惹いたかな、というくらい)のもあって、“J1複数クラブが熱視線を送るイケメンボランチ”はRKUサッカー部の副キャプテンだ、という貫禄は見せられたのではないかな、と。

他の選手では、前線で相手をかき混ぜようとする…同期の武藤さんが“裂く”突破なら、彼の前進は“ぶち割る”ような力強さがあると思う、背番号25の「ナリ」こと成田さんの奮闘が目を惹きました。

惜しむらくは、その横にいた選手のモーションに、すごく既視感があったにもかかわらず、最後の最後までその像の名前を脳裏で結べなかったことです。それこそ、帰宅して、すぐにRKU公式がメンバーUPして下さったから、ふに落ちたんですよ。ああ、石戸さんか、って。

試合後、U-17代表の一部選手にはプレスが集中的にぶら下がり。adidasなどのロゴが入った、会見用のバックグラウンドボード、あれ、壁に貼るだけのお手軽タイプもあるんですね。びっくりしました。

一番長くつかまっていたのは、柿谷くん。あまりに長いものだから、他の選手はみんなバスの中で待っていて、スタッフが急ぐよう言うのですが…プレスからリリースされた柿谷くんに寄せてきたのは、少年たち。サインをねだっているのです。それに応じていた柿谷くんは、プロフェッショナルフットボーラーだな、と感じました。

サバイバルバトル真っ只中のU-17代表候補、そして混成ゆえの普段見られない“息遣い”を感じられたRKU、そのマッチアップを見られて、楽しかったです。選手の皆さん、そしてご一緒した格好になった方々、お疲れ様でした!
2007/07/19 00:33:46 | Japan National Team | Comment 0 | Trackback 0
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