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砂時計
試合後、武田さんが後輩GKを付き合わせてシュート練習していました。いや、逆かな?―狙えばここまで当てられるのか、と感心するぐらい、左右のポストへ嫌らしいコースを取って当たる浮き球、あるいは転がるボールを連発していました。

その近くで、足の裏でボールを撫でて持ち上げるリフティングを試みる鎌田さん。コーチにマンツーマン指導を受ける澤口さん、チームメートと試合について熱く語る武井さん…いろんな姿が、秋津の薄暗い照明で浮かび上がって。

冷たい空気は、2年前、日立台の夜空に描かれた放物線を思い出させてくれました。砂時計―時刻ではなく「時間」を示す時計―の砂は、残りが多かろうと少なかろうと、変わらず落ちていくのに、落ちる砂が愛おしくなるのは、砂が目に見えて少なくなってから。

<練習試合@11/15秋津>
流通経済大 3-4(前半2-0)ジェフユナイテッド市原・千葉
得点者:楠瀬、西、羽生、池田昇平、武藤、レイナウド、新居

☆RKU前半
---11武田/4----12田村洋/3---
07楠瀬/3---28フランク/1---08西/3
--------23武井/4-------
06宮崎/3-02鎌田/4-04飯田/4-16澤口雅/4
--------22清水/4-------

☆RKU後半
---19武藤/1----09池田圭/3---
-17林相協----------08西/3-
---20瀧原/4----23武井/4----
03染谷/3-04飯田/4-18加藤/3-16澤口雅/4
--------22清水/4-------

秋津は代表の練習試合でしか足を運んだ経験がなく、新習志野駅からの道、白状すると、本当に試合があるのか、ともされた照明を見るまで不安でいっぱいでした。寒い時間帯(17時開始)でしたが、熱心なジェフサポがスタンドの中央付近から左側に陣取っていました。

バックラインで、飯田さんが積極的に声を出していました。周りはほぼ同学年―RKU公式によると「3限終了後出発のため授業のある人は参加できずTOP・JFL混合で試合に臨みました」とのこと。そしてこの日も、最後尾の清水さんは神がかり的なセービング(新居さんの裏を取り切ったヘディングをはじき飛ばしたり!)でいくつものピンチを消し去っていました。

右の西さんから短いパスを受けた楠瀬さんが、少しドリブルで持って入ってミドルシュート。軽い弧を描いたボールは、ゴールへ吸い込まれたのでした。RKU、先制です! ジェフは新居さん→レイナウドの交代もあって、時間と共に立て直してきました。すなわち、RKUの劣勢。しかし、清水さんの好守が続きジェフはゴールを割れず、さらに西さんがカウンターで右サイドから斜めに蹴り込んで2点目をゲット。2-0での折り返しとなりました。

コーチングって、スタンドのファンよろしく、ボール保持者の名前を繰り返し叫ぶことではなく、保持者の背後に人がいないことを「ターン!」と伝えたりする行為なのではないかな、と試合前アップでキャプテンとペアを組んでいた選手の声を聞いて思いました。いや、そんな感じ方さえ、もはや愛しくて切ないんですが。

後半もいきなり、17番(この選手は先日の船山兄弟対決アントラーズとのTMでも良い動きをしていたそうで)の突破から折り返された絶妙なボールが池田さんに入ったのですが決め切れず、逆に大ピンチがやってきたんですけど、これはバーを直撃。ハードラックでもあったジェフ、羽生さんが飯田さんとの並走から一歩左へ抜け出して放ったシュートが、逆サイドのゴール隅に飛び込む、RUNもショットもさすがフル代表と唸る一発で反撃開始です。後半のバックスでは、最終的に繕う役は澤口さんが担当していました。DFとしては大きくないのですが、粘り強い応対で相手チャンスを潰していくのです。決して諦めない強さは、攻撃参加でも発揮されるのですが。

ジェフが、左CKから池田昇平さんの綺麗なヘディングシュートで追いつけば、すぐにRKUも、池田圭さんが中央で体勢を崩しながらも頑張って出したパスを、武藤さんがばっちり蹴り込んで再び勝ち越し。後半は波乱の気配―セットプレーのリスタートからレイナウドが少し抜け出し、放ったシュートが、カットに入った加藤さんへ当たってコースが変わり、清水さんも反応できずゴールを割られてしまいました。うーん。

さらに、それまで良さがあまり見えずにいた新居さん(レイソル好きは、この人に3年当時の鎌田さんが大苦戦したのを覚えているのです…)が、飯田さんをワンフェイクでかわして見事に決めました。お見事な翻弄ぶりでありました。逆転されてしまったRKUは、飯田さんを上げたり、武藤さんのチャンスメイク→17番シュートなど諦めませんでしたが、タイムアップ。1試合通すと、なかなかおなかいっぱいな内容なのでありました。

さて、この試合のエントリを立てるとなれば、触れねばならないことがあります。
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2007/11/30 23:28:12 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
理想の王座を占むる者 我等
早稲田大学ア式蹴球部B-1、インディペンデンスリーグ2007[関東]優勝おめでとうございます☆(遅!)



大学リーグ閉会式で、ア式Aチーム主将を観にいらっしゃった某さんへワガママ言って頂戴したものです。このトロフィーをゲットするのにそれなりに貢献しているはずの1年生CBくんを応援している方へ捧げます。クリックするとムダに大きくなります。

実〔じつ〕は誰が写っているか分かりません、なんて言ったらB-1の試合出禁ですよね…(汗)
2007/11/28 23:12:20 | University Soccer | Comment 5 | Trackback 0
どこまでも変わらない陽射しを抜けてゆこう
どんなプレーができたら、心から満足できて、どんなゲームになったら、心底嬉しそうに笑えるんだろうと、名前を覚えた頃から、ずっと思っています。そういうものだと、おのれへ刷り込んだのが、ご贔屓に厳しいと言われてしまう今の私です。

<関東大学サッカーリーグ第22節@11/25西が丘>
流通経済大 1-3(前半1-1)駒澤大
得点者:八角(PK)、楠瀬、榊原×2

---15船山/2----12田村洋/3---
-07楠瀬/3---------10平木/3-
----26千明/2---23武井/4----
06宮崎/3-02C鎌田/4-03染谷/3-05赤井/4
--------01林/2--------

染谷→04飯田/4
千明→17三門/3
田村→32フランク/1

5/19以来の西が丘です(だから、西が丘へあの横断幕がずらずら並んだのは初めてかと)。RKUの“家〔ホーム〕”はたつのこフィールドだと分かってますが、やっぱり西が丘は落ち着きます。このスタンドとピッチの距離こそが、大学サッカーだと認識…思いこんでいるんです。



いつものようにベストヒーロー賞の投票へ向かうと、毎度貼り出されていた途中経過へ本人のサインが入っていて、最終節なんだとしみじみ(プレゼントの商品に充てられるため)しました。もっとも、見るなり「あ、サイン変えてる!!」と思った能天気ファンですが。

第1試合は早稲田が勝利で2位浮上。第2試合で駒澤が勝てば、勝ち点では3位法政と並びますが、ちょっとひっくり返せそうな得失点差ではないため、どうあがいても5位にしかなれないRKUとの対戦は、ただ純粋に勝利のみを欲するがゆえに戦う“消化試合”と化したのでした。

そんな試合に船山さんが大学リーグでは久々の…9/20中大戦以来のスタメン。西が丘の電光掲示板に名前が躍ると、船山ファンのHさんが舞い上がっていらっしゃいました(Hさん、Yさん、Rさん、今日はお疲れ様でした♪) 集合写真は、千明さんと田村さんのみが前列の屏風スタイル。昨秋も、こんな並び方ばかりしてたような…1年は長いようで短く、短いようで長いです。

立ち上がり(1分)、いきなりハンドで警告提示&駒大にPK。林さんもキックに反応していましたが、ボールが先にゴールへ飛び込んでいました。ただでさえ物理的にも精神的にも強固な駒大へアドバンテージを与えた形で、ゲームを進めていく羽目になりました。特に高さでは劣勢のRKU、堅い守りの前になかなか突破口を見いだせずボールを回す時間が長く、やっと相手ゴール方向へ運べたボールもフィニッシュになかなか結びつかず、苦しかったです。ファーストタッチはボールに触ったと思いきや、べとりと転んでしまった…ように見えた船山さんも、フォアチェックに奔走する場面が最初は目立ちました。

田村さんのループは惜しくもポストを叩き、千明さんがGKとの至近距離で得たシュートチャンスも、はじかれて泡と消える…かと思いきや、諦めずに繋ぎ、最後は楠瀬さんの曇りなき一撃で同点となりました。船山さんは、スペースを指差した回数を正の字で数えたかったぐらい、ひたすらDFラインの裏を狙い、動き出しを繰り返していました。なかなかツートップがシュートまで至る機会はなく、フィニッシャーは2列目(楠瀬・平木)だったり、さらに長いレンジで武井さんが打ったり、でした。

武井さんが思わず唸ったポストにはじかれたロングループ、これに船山さんはしっかり詰めていたのですが、決めきれず。前半終了間際には、長い距離を走ってようやく裏のスペースを取り切ったのですが、最後にGKの前で浮かせたボールに腕が伸び、キャッチされてしまいまして。

もう一つ、一生懸命こなしていたのはポスト役でした。高く飛んで胸トラップで落とす流れは、胸トラップフェチな私をくすぐる綺麗な動作。足をめいっぱい伸ばして、あるいは首を大きくひねって、ボールを味方へ供給するのですが…どうしてもゴールを割れません。船山さんもチームメイトも。前半途中まではシュートにも行けなかったのですから、少しずつ良くなってはいた、と書いたら甘かったり的外れだったりするでしょうか?

カウンターからのピンチ、林さんが身体を投げ出してキャッチを試みたのですが、ボールは割っていてCKに。これを見事に、感心するしかないぐらいのヘディングで叩き込まれてしまい、RKUは再びビハインドを背負ってしまったのでした。染谷さんが胸を押さえて交代したり、下がった田村さんがベンチ脇で横たわっていたり、心配になる光景もあって(田村さんは試合後にはお元気そうだったので安心しました)切なくなりました。

代えられてしまうのでは、と常に不安を抱きながら眺めてしまうのは、Hさんのみならず、私も毎回毎回そうですし、船山ファンの業かもしれません。もっと強く深く愛せるファンなら、そうではないのかもしれませんが。この日、船山さんはフル出場しました。

交代枠を使い切ったRKUは、意識が前がかりとなったのですが、林さんがペナルティエリアを飛び出して処理してくれたボールが相手へ渡ってしまい、これを無人のゴールへ入れられてしまう痛い3失点目を喫しました。RKUイレブンは、最後まで戦っていましたが、時間切れ。最終戦を飾れず、閉会式での挨拶…春に見た時と並ぶだいぶ順番が変わっているというお言葉に悔しさを噛みしめる結末となりました。

1年前にRKUが受け取り、春に返したカップや優勝旗は明大へ渡されました。1年生ながらメンバー入りを果たした山本さんが、とてもいい笑顔でメダルを首にかけられていました。おめでとう! 大学リーグの前にはIリーグの表彰も行われ、無敗街道を驀進したア式B-1の先輩4人が代表して賞状などを受け取っていました。

RKUからは鎌田さんがベストイレブン&4年間最多出場(昨秋にはレイソルが無理を言ってリーグ戦を欠場させたりもしたのに…)で表彰されました。やはり表彰はみんなでされないと、嬉しくないです。悔しいです。それを確認できた意味はあったと思います。インカレこそは! 4年生の皆さんのプレーを見られる残り時間が少ないのも痛感しつつ、見る側も次へ向けて切り替え、です。
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2007/11/25 21:26:50 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
One for All, All for One.
2005年12月11日を忘れ難い日として胸に刻んでいる私ですから、前日の記憶は曖昧です。2時間前に配信された先発メンバーにフランサの名前があった衝撃、ML席でみたらし団子をほおばっていた姿、バックスタンド方向へ沈む夕日、翌日に備え中座する仲間と別れ最後まで全てを見つめていた横顔。

はくばくの文字が背中に躍る青赤のユニフォームを見ても、「ヴァーンフォーレ!!」コールを聞いても、思い出すのはつい先日、櫛形で対戦したサハラカップの試合で―考えるのは、来年、この人たちに輪湖くんは愛してもらえるだろうか、輪湖くんはこの人たちのために精一杯頑張ってほしい、そんなことばかり。

※2005/12/11=レイソルU-18vs三菱養和@サハラカップ、2005/12/10=レイソルvsヴァンフォーレ@J1/J2入れ替え戦

<J1第33節@11/24日立台>
柏レイソル 2-1(前半1-0)ヴァンフォーレ甲府
得点者:近藤、秋本、鈴木

私にしては珍しく早々と買っていたAR席は、最もゴール裏寄りのブロックでした。黄黒と青赤が混在し、それぞれがゴール裏で刻まれるリズムを拾っては手を叩き、歌い、愛するチームの選手が間近に来たら興奮して名前を叫んでいました。混じり合った音は、ノイズと形容したくなる格好で耳に飛び込んでくるのですが、それでも、そうしたくなるのがサポーターの本性だとも感じました。

選手は自分のため、仲間のため、そして支えてくれる人のためにボールを蹴り、走り、戦うのです。勝ちたい、どうしても、何がなんでも勝ちたい。真っ直ぐな思いの純度は、黄黒も青赤も甲乙つけがたく、両イレブンのプレーもそれをストレートに反映したものでした。ボール扱いの技術、ランニングするスピードや距離も大切でしょう。しかし、場面場面で、足が伸びた、高く飛べた、ほんのわずかな差でチャンスが生まれ、防がれていくのを見て、パッションを100%表現するのはどれほど容易ならざることか、それを実現できる選手こそがプロフェッショナルフットボーラーにふさわしいと思いました、

アグレッシブに攻め込んでいたのはヴァンフォーレで、シュート本数もレイソルより多く、レイソルはカウンターやセットプレー(1点目はFK崩れから近藤さんが蹴り込んだもの)でチャンスをうかがう形でした。祐三さんはじめ、バックスの奮闘でどうにかしのいでいたような。甲府は10番藤田健さんが非常に良いプレーメーカーぶりを見せ(隣のレイサポお兄さんも「あんなMFが欲しい」と連呼してました)、茂原兄さんも独特のリズムが冴え渡るドリブルで藏川さんを翻弄していました。

近藤さんと秋本さんの、それぞれセットプレーから生まれた得点は目の前での出来事で、黄黒と青赤のパッチワークなAR席は、そのたびに異なる模様のカオスへと突入していました。選手はボールで線を描き、サポーターは応援で鮮やかな色をつけていく、サッカーの試合はそんな絵画なのかと思ったり。

たくさんの線が日立台に引かれましたけど、決勝点となった鈴木達也さんの、谷澤さんからのサイドチェンジパスを受けての一撃は、一際鮮やかな直線でした。謙虚過ぎるぐらい謙虚なFWですが、このシュートだけは、ご本人もお立ち台で良かったと言ってましたね。

タイムアップの笛は、ヴァンフォーレにJ2降格を告げるものでもありました。



うなだれる甲府イレブンと、勇気付けるように歌い続ける一部の甲府サポ。柏側のセレモニーの合間を縫って、コールリーダーが「来年、また(ピッチを指しながら)ここでやっつけましょう!!」と叫んでいたのが聞こえました。帰りには山梨交通の選手バスが信号待ちしている間に、マフラーやゲーフラを掲げて「1年で戻ってこようぜ!」と熱い決意を伝えようとしている人も見かけました。

帰ってきて下さい、日立台へ。どうか。そこに輪湖くんがいてくれたら、尚更………。

そして、レイソルのホーム最終戦セレモニーは、応援への感謝を伝えるというより、卒業式―「できるだけ早く伝えて欲しいという選手たちの希望もあり」(広報日記11/23付)リリースされた戦力外通告。途中出場した由紀彦さんが久々となる勝利ダンスのリードを委ねられ、ゴール裏へ入りました。愛息を抱きながらの第一声は、「レイソル、マジ最高!!」

以前、由紀彦さんがマリノスへ移籍した時、マリサポの友人と…由紀彦さんはマリノスへ骨をうずめはしないだろう、という話をしました。クラブを渡り歩く傭兵のようだと。レイソルにも、レンタルでやって来て、完全移籍して…たくさんのレイソル愛を言葉にしてくれて、そして、お別れの宣告を。すぐ後ろにいた、小さな男の子が、泣いている由紀彦さんを見て、不思議そうな顔をしていました。
「どうして泣いてるの?」
パパが答えます。
「やめるからだよ」
「どうしてやめるの?」
由紀彦さんも同じような言葉を投げかけられたりするのでしょうか…。

涙を隠さない由紀彦さんの、感無量のリードで始まった、久しぶりのレッツゴー柏。楽しい時間のはずなのに、涙が止まりませんでした。泣きながら歌う日が来るなんて…。主将・監督挨拶後の場内一周では、平山さんたちもゴール裏へ行き、胴上げもされました。11月が終われば、必ず誰かとお別れしなければならないのがJクラブの掟とはいえ、何度経験しても、決して慣れたり流せたりはしません。むしろ、記憶が積み重なる分だけ、哀しみや辛さは濃くなっているように感じます。

ユキ、スレ主、ヤスキ、カワラ、アルセウ、ありがとう。
サッカーに携わっていれば、また会う日もあるでしょう。いつかどこかで。
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2007/11/24 21:39:01 | Reysol | Comment 5 | Trackback 0
祐二お兄様。
船山祐二は世界一の兄ちゃんだ!
今日の試合を語るのに、これ以上の言葉が必要ですか?

祐二お兄ちゃん。(Lazy Regista過去ログ)

大好きな選手が尊敬している、血を分けた、ずっと前を行き続けている兄。

<J1第32節@11/18カシマ>
柏レイソル 0-1(前半0-1)鹿島アントラーズ
得点者:船山



小笠原さんの代役と目されていた中後さんの負傷離脱で、小学校訪問のみならず(給食ではカレーが好きだったそうで、理由は「自由におかわりできるから」)実戦でも代打としてスタメンをゲットした祐二兄様。テトリス愛好家仲間である“皇帝”(これはさすがに死語ですか?)青木さんとドイスボランチです。

一列前にはゲームキャプテン本山さんと、“王様”野沢さんがいます。若い頃(嫌な書き方…)は煌きの裏側にあたる脆さも隠せなかった攻撃的MFだったのですが、すっかり逞しくなり、むしろ粘り強いチェックやボール奪取でレイソルを苦しめました。二人を90分見て、印象に残ったのがディフェンスだなんて、そんな日が来たこと自体が感慨深いです。

このミッドフィールドでは、祐二兄様がどう贔屓目に見ても、一番存在感が希薄でした。でも、それは仕方ないのです。周りの3人は、アントラーズで鍛錬を重ねて、今のパフォーマンスを得たのですから。特に本山さんは、良くも悪くもまさにアントラーズの10番でした。逆に言えば、祐二兄様もここで磨かれ続ければ、いかにも、な光を放つようになると思えるのです。今は、スライディングへいくにも、どこかタイミングを探っている感があるし、奪ってから出すパスのスピードにまで注意を払えずにいますけれど。

アウト・オブ・プレーではこまめに味方を鼓舞し(何度も手を叩いてました)、時にはラボーナ?!と唸るようなボール扱いを見せ、運動量不足から消失寸前の時間帯もあったりしつつ迎えた―副審のアピールによって生じた、アントラーズ右サイドからのFK。キッカーは野沢さん。入れたボールのこぼれに、まずシュートへいったのは本山さん。しかし「太陽が目に入ってちょっと打ちづらかった」(J'sGoal)ため、ショットミス。

そんな“流れ”を予測していたと述べる祐二兄様が、『黄金の左足』(というコピーの横断幕が出ていたので、拝借)を振りぬいたのです。ボールは綺麗にレイソルゴールへ突き刺さりました。祐二兄様が今まで最も長く着用していたユニフォームはレイソルの黄黒(小中6年間)で、小6では日本一になった(この優勝を見て、菅沼さんはレイソルの門を叩くことを決意したのだから、ある意味で恩人なのかも)のですが、そんな人が、レイソル戦でプロ初先発し、初ゴールを叩き込んでしまうのは…やはり因果という代物かもしれません。

とはいえ、ボールが吸い込まれた時点では、誰が決めたのか分かりませんでした。ゴーラーがメイン方向へ走った時、その背中にあった数字が23で…2階席で真っ黄色な格好をしていた私は、思わず「すごい!」と口走ったのでした。

「(勝負運を)持っているか持っていないか、この試合で決める」
レギュラー組に抜擢された折、アントラーズ御用達のニッカンへ載った言葉。攻撃のセンスでも守備での球際の強さでもなく、示したかったのは勝負強さで、見事に自らの強運を誇示した兄様を、初めて心の奥底から凄いと感嘆したのでした。

「相手ルーキーに先制されたレイソル。。。挽回なるか?!」とモバイルレイソルでマーキーが流れていたのをハーフタイムにチェックした私(このマーキーは試合展開ですぐ差し替えられるのですが、キレたのでメモしておいた)は、一体、何を見にカシマで黄色くなっていたのでしょうか。

レイソルは勝利を目指し、メンバーを入れ替え、愚直にやりたいサッカーを追求しました。アントラーズの左:石神/右:新井場の両SBは、危なっかしく(石神兄弟も、独特の走り方が似ているように感じました。船山兄弟に比べると、見た回数が違うので強くは言えませんが。船山兄弟は、やはり瓜二つです)レイソルも重点的に狙っていたものの、いかんせんフィニッシュなくしてゴールなし、です。一番惜しかったのが、バーに当たった俊太さんのミドルですから。最終的には交代枠を使い切っても流れを取り戻せず、おまけに傷んだ古賀さんをダニーロ退場まで治療もできなかった泣きっ面に蜂、な展開。

3人目の交代選手が投入されると、スタンド下でアップしていた柳澤さんは、アントラーズ側のアップスペースから顔を出していた誰かと言葉を交わし、ベンチへ戻りました。そう、この試合、柳澤さんがベンチ入りを果たしたのです。2年前、高校時代にJデビューを果たしたのが、このカシマスタジアムでした。ようやく戻ってきたのです(カシマに、というよりベンチに)

嬉しかったです。試合前、公式戦のピッチで身体を動かしている姿を見るだけで、じーんとなりました。もちろん、出番はなかったのですし、今日の気持ちを忘れず、次に向けて更に修練するのみですけど、ようやくここまで来られたか、と。

結局、時間は祐二兄様をトステム賞(あの10万円は選手会旅行行きですが)にするよう、流れていきました。ヒーローインタビューでは興奮していたのか、素の…素過ぎる発言を連発(このあどけなさは、繕っていない時の弟・貴之さんに通じるものがあるような)。調べてみたら、祐二兄様も泉アナの研修(茨城新聞)を受けていたことが判明。泉アナ、来年からはもっとビシビシやって下さい!(笑)

インタビュー中にスタンドへの挨拶を終えたイレブンとすれ違った祐二兄様は、アントラーズでも片手の指を数える選手しかやっていないゴール裏突入を敢行。スタンドへあがった兄様はトラメガを渡され、「船山」コール+オブラディ・オブラダ(アントラーズでは、これが勝利のダンスですね)のリードを行いました。一体どんな気分だったでしょう、あんなに大勢の人から名前を呼ばれるのは。

降りるタイミングを逸したのでは、と思うぐらい長くスタンドにいた祐二兄様は、ゆっくりと下ろされ、メイン下へ消えるまで、延々と船山コールを浴びせられていました。ずっとずっと―宗教儀式のような響きさえはらんだコールのこだま、その熱にあてられたのか、私、目頭がちょっとだけ熱くなりました。

別に、繰り返されていたコールが「船山」だから、ではないですよ。いつか、どこかのJクラブで、貴之さんが、こうやって祝福される日が来たら…とは思っちゃったのは認めますが。それ以上に、敬愛するお兄様が活躍して、サポーターと喜び合っている姿を見られたのが、素直に嬉しかったんです。

[11/19追記]
雄飛寮卒業決定(報知)もおめでとうございます 肝っ玉…(微笑)
[追記ここまで]
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2007/11/18 23:08:59 | other Footballer | Comment 6 | Trackback 0
Try not. Do, or do not. There is no try.
3月末に、佐川守山でのアウェーゲームを見ました。あの時も、前週のホームゲームを自分のスケジューリングで見逃して、もう我慢できないとか言い出して新幹線飛び乗ったんでした。7月にも同じこと言って岡山にホテル取ったような。

それはさておき、あの時見た佐川急便SC(JFL公式記録PDF)は、本当に強くて…あの後しばらくは、街で見かけるトラックのシマシマにさえ過敏反応していました。カウンターも起点のパスやFWの決定力があってこそだと思い知らせてくれた、洗練された“勝利への公式”。

同時に、あの試合を忘れられないのは…美しいと呼びたくなる水準まで研ぎ澄まされたカウンターに対し、千明さんを中心とした巧みなパス回しで真っ向勝負を挑んでいたRKUへ、昨年以上の大きな期待を抱けたからです。私にとっては、あの試合が今年の佐川急便SCへ抱いている全印象ですし、急便(←BSSC風味)が優勝にリーチをかけた立場でたつのこにやって来た、と言われても、自然な成り行きに受け止められました。

しかし…あれもRKUが数え切れないぐらい重ねた試合の一つでしかありません、でした。今年、RKUが完敗したイメージのある相手といえば、他にA代表(何度もTMやってますが、最も点差をつけられた、代表サイドが選考合宿だった時の、です。見てません)がありますし、J1とのTMだって、いろんなクラブとやっています。

全部の試合に立ち会えているわけではないという、歴然とした事実。

<JFL後期第14節@11/11たつのこフィールド>
流通経済大 4-1(前半0-0)佐川急便SC
得点者:船山(PK)、堀、金久保、三門、楠瀬

---15船山/2----12田村洋/3---
--07楠瀬/3------25佐藤高/3--
---14金久保/2---24瀧原/4----
27石川/2-03染谷/3-18加藤/3-16澤口雅/4
--------31C清水/4-------
※過緊張で布陣取りそびれたので、MDPの丸写しです。
田村→33武藤/1
佐藤→17三門/3
船山→34沢口泉/3

JFLホームゲームは久しぶり。会場で最近、地元のかた手作りのおにぎりが売っている(大学リーグでは出ないみたいです)とは聞いていたんですけど、1個100円は思えないボリュームでした。鮭と山菜(だったと記憶してるんですが、わざわざお尋ねしたのに失念。小魚が混ぜてあったのが印象的でした)をチョイスしたんですが、鮭の切り身が大きくて☆

前日(大学リーグ法政戦)同様、RKU応援部隊はメインスタンドに陣取りますが、佐川サポさん(旧・東京系の方々?)はバック側でトランペットを吹き鳴らします。JFL優勝決定ゲームとなる可能性があるだけに、テレビカメラを筆頭に、プレスもJFLでこんなに入っているのは見たことないという人数。

開始直後、いきなり佐川サポさんたちの前(左サイド)をつっかける船山さん。相手ボールも頑張って追い回し、高く飛び上がってのポストプレーもあり、積極的にシュートを放ったと思えば、相手守備陣を力で打ち破るかと思いきやのタイミングで右サイドフリーの田村さんへパス(この時はオフサイドの判定)など、攻めの姿勢を見せます。

佐藤高志さんのスルーパス、楠瀬さんの突破とRKUは色をしっかりと示し―あの日と同じように―対する急便も、反攻のスピード(FW俊足ですから!)と恐怖感はさすがです…が、ぞぞっとする程でなかったのは、急便が優勝を意識して、慎重というか、若干固くなっていたからかもしれません。それでも、ほんのちょっと隙を見せれば、グサグサ突き刺さる槍のようなアタッキングへ、バックス(特に右サイドの澤口雅彦さん)は身体を張り、ギリギリながらも耐えていました。中盤の金久保・佐藤・瀧原も守備に追われる時間が長かったのですが、よく踏ん張っていました。

前半の後ろ半分は、苦しい時間帯でした。スタンドの部員さんから「ボールにいってただろ!」と叫び声が飛んだ、高志さんの接触でのイエロー判定に続き、ゴール前の攻防で加藤さんが相手を羽交い絞めにしたとのジャッジで、PKが宣告されます。厳しいと唸りましたが、PKと言われてしまったら、PKです。ただ願うのは。

「しみけーん!!」
息苦しさは、針を刺されたようにはじけ飛びました。勇姿に嬉々として叫んでいたのは、茶髪の副将だったか―キッカーが右へ蹴ったボールへ、清水さんは反応し、ボールをがっちりとホールドしたのでした! これが効いて、急便的には“まさかの”スコアレスドローでの折り返しとなりました。“まさか”なんだろう、と推測したのは、サポさんのアクションで、ですけど。

こんなに後ろが粘っているのだから、前の選手が救ってあげられたらいいのに―前半にも決定機あったんです。ふとした流れで裏に田村兄弟ツートップが抜け出して、田村さんが船山さんへパスをくれたのに、シュートを浮かしてしまって、スタンドの「あー」ingを頂戴した場面とか。

いいプレーをすれば、気づくまで何度も名前を呼んでから、手を叩いて褒めてくれる石川さんは、右SBとしての攻守のタスクにとどまらず、味方への声かけにも秀でていて、試合途中には大平JFL監督からも「ノリ、声かけろ」なんて言われていたのですが、船山さんの、スローインを要求しておきながらのトラップミスLOSTにも、「次!」とすかさず切り替えを促してました。いや、なんで石川さんのコーチングが耳に残ったかって、そんな彼のフィードがミスだった時、船山さんってば、身振り手振りでこうやって入れろよ、みたいなジェスチャーをしていたので。

風を起こせ!
それぞれの選手にお似合いのコピーが躍る横断幕ですが、これは楠瀬さんの幕にあるフレーズです。楠瀬さんが供給したボールに田村さんが抜け出した時は、早大戦@駒沢第二のリプレイかとワクワクしたけれど、シュートは残念ながら枠を捉えませんでした。しかし、後半になると、背番号7を中心に気圧が低下したのかと思うぐらい、“風”が左サイドに渦巻き始めました。風に“なる”のではなく、風が“起こる”。なんて上手い表現なんだろうと―楠瀬さんの突破が、RKUに幾度もチャンスをもたらしたのです。

石川さんのボールを左サイド前方で受けた船山さんが、中寄りで前へ入ってきた楠瀬さんへパス。楠瀬さんが突っ込んで行くと相手はたまらず倒してしまい、今度はRKUがPKのチャンスを得ました! ボールの後ろに立つのは…え、15番?!

視認できた途端、正視するのさえ苦しくて、見なければいけないと意志のがんじがらめで頭を固定しなければなりませんでした。もともと来場時点で胃が痛かったヘタレですが、ここでは、身体の中を内臓がのた打ち回って、口から全部吐き出してしまうのではないかと思うぐらいでした。心配せずとも、船山さんが左に蹴ったボールは、しっかりとゴールの中へ収まったんですけれども。

両腕をあげて喜び、祝福され、西さんのコールでは?と首をひねってしまった♪ふなやまGOAL ふなーやーまGOAL♪のメロディを聴き、改めて、好きな選手のプレーを見られる幸福をかみ締めたのでした。

さらに金久保さんのナイスパスで相手の裏を完全に取ったのですが、ピッチコンディションがマイナスに作用し、チャンスは消えてしまいました。この日の金久保さんは…1年生の頃、“先を越された”のを実力で納得させてくれた振る舞いとリンクできるレベルの、技術の確かさ・視野の広さ・身体の強さと3拍子揃った、威風堂々たるMFでありました。金久保さんって、相手も強い方が、より輝くのかもしれません。ピッチの半分以上を、相手チェックに屈せず独走した際の粘りには目を見張りました。

RUNNINGで印象に残った選手といえば、もう一人、佐藤高志さんがいます。「流大のプリンス」なる冠を与えられている、高い技術が光るMFですが、今回は長い足をフル稼働させての、半端ない運動量で中盤を支えていたのでした。少しでも綻びがあれば、そこから一点突破を図ってくる急便ですが、終盤にゴールからボールをはじき出したプレーに代表されるフォアリベロぶりを発揮していた瀧原さんや、染谷さんたち最終ラインともども、全員の尽力と、ちょっとしたLUCKで、得点を許さずに試合を進めたのでした。

それに、一番後ろには、守護神・慶記さんがいますから! 腕一本で弾き飛ばしたクリアによって発生したCK、このクリアから武藤さんが完全に抜け出したのですが、相手を倒してファウルの判定を下されてしまいます。

クリアボールを急便の堀さんがペナルティエリアの左の角あたりで打ち返し、これが右のポスト(左右はRKU側から見て、です)に当たって入ってしまいました。急便のJFL優勝は、引き分けでも決定です。ここまでこんなに頑張ってきたのに、粘って耐えてきたのに、それでも優勝されるなんて、悔しすぎる…!

混沌としかける空気を一気にクリアな状態へ導いたのは、背番号14が空気に惑わされず見据えていた、その“視力”なのでした―石川さんが右サイドから入れた浮き球を、金久保さんがGKのポジショニングなどもバッチリ見極めて放ったループ、見事にゴールへ吸い込まれたのでした! 応援部員さんたちも、霧雨舞う中を駆けつけた地元の方々(まちの応援団タオマフ引換所には、それなりの枚数のハガキが積まれてました)も、大盛り上がりです。

急便イレブンは焦ったのか、追い詰められたのか…まだまだ復調途中らしい三門さんでしたが、意識ばかり前へ飛びっぱなしの急便ディフェンスの裏へその運動量で出て、綺麗にボールを流し込み、勝負あり。さらに、右サイドで、割ると決めつけた相手に構わずボールを追った澤口さんが中へ入れたクロスを、逆サイドの“嵐”楠瀬さんがファインボレー! 素晴らしい勝利を締めくくるにふさわしい、見事な一撃でした。

RKUは、今季2敗しかしていない強豪の優勝を阻止したのです!
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2007/11/13 12:53:11 | University Soccer | Comment 1 | Trackback 0
秋桜の花言葉
前日仕込んだというスープを賞味させていただきました。人間失格レベルの味覚音痴として近しい方には知られている私でも、たくさんの果物や野菜がそれぞれを主張している、ぎこちない複合ぶりを感じ取ることができました。味の境界線が、液体の中に存在するのです。これが、つい先程満喫したチキンカレーとして―絶妙なる調和を備えた完成品として出せるのは、2日後なんだそうです。



素材+腕+時間=逸品。サッカーも似た構図を有する、なんて書いたら暴論なんでしょうけど。

<サハラカップ予選リーグCグループ@11/4馬入ふれあい公園>
柏レイソルU-18 2-2(前半0-1)湘南ベルマーレユース
得点者:岡、伊藤、工藤(PK)、酒井
※湘南の得点者は「クラージュせたがや」さんから拝借しました。

--------09工藤/2-------
--10武富/2-------13牧内/2--
----06畑田/2----08C仙石/2---
--------04飯塚/2-------
11山崎/2-20島川/2-12茨田/1-02御牧/2
--------01岡田/3-------

山崎→22酒井/2
御牧→17篠原/3
牧内→05山中/3

相模川の河川敷、コスモスが綺麗でした。コスモスは花の色によって花言葉が異なるのですが、全体としては“乙女の真心”となります。



黄色いコスモスは品種改良によって生み出された人工的な色なのですが、不思議なことに花言葉では“野生の美しさ”“自然の美”という意味があります。

コスモスは自分が生まれた季節に咲く花として思い入れがあるんですけど、秋の深まりは、Jユース好きにとっては切なさが濃くなることをも意味します。J1クラブが天皇杯へ登場する時節でもあり、サハラカップの大事な試合だというのに、見事なまでにトップチームの天皇杯4回戦とバッティング。これでは、足を運んで下さい、というのも無理があります。対戦相手のベルマーレも同じく天皇杯ですが、会場が遠いので、まだ…。

あまりの逼迫で、この試合、なんと私がまさかの画像記録担当となりました。私にカメラを持たせても災いしかおきないのは、"See The Sky"以来、身内では有名な話なのに。円陣撮らなきゃ(←若雀隊リーダーの影響受けすぎ)の強迫観念に囚われての試合開始以降、ファインダーのぞく/携帯へ経過を打ち込む/声出しのお手伝いをする、の3タスクをめまぐるしく切り替えながらこなす羽目になりました。

いや、さっさと白状しておくと、こなせなかったんですけど…無理です。写真撮りながら試合経過を把握できる人を尊敬します。普段は人様が撮影された写真を頂くばかりなのですが、会心の笑顔や得点の瞬間を切り取るなんて難しいんだ、感謝しなければ…と改めて感じた次第です。1試合300枚撮らないとカリスマbloggerになれないと自分なりに奮闘した結果、枚数は110枚ぐらいでした。うち何割かが山中くんなのをカミングアウトしておきます。私、山中ギャルですよ?(私信)

そんなわけで、ろくにメモ取れてないので淡白なエントリになってしまいます。ご了承下さい。

序盤はビデオを見ているようでした。ベルマーレは強い、と刷り込まれた春(関クラ2次予選)の記憶もありますが、それ以上に、サハラカップ、日立台での対戦を。人と人との純粋な力勝負に負けてしまう、オフサイドにかかりまくる―ボールを保持できているようで、実際は自チーム後方で回せているだけ。それが、記憶を再生しているように感じさせた要因でした。工藤くんが放つもわずかにゴール左へそれていったのがレイソルのファーストシュートで、既に10分以上が経過していました。

何よりも記憶を著しく刺激したのは、ベルマーレ岡くんがドリブルでレイソル守備陣を切り崩していく姿。あっという間、布陣のメモを取り切らぬうちに、一人で運ばれてやられましたよ。ゴールもそうですが、悔しさを通り越した感心を呼び起こした、片膝をついて高々と腕を天に突き上げるガッツポーズ。その後ろ姿を撮ったのが、自分的にはゲームを通して一番良く撮れた1枚と感じられたのには、心底、やられたな…と。

レイソルも両サイドへの大きな開きから、チャンスを作ってはいたのですが、どうしても最後の最後で相手GKに阻まれてしまい(このファインセーブ連発がなかったら、全く違う流れのゲームになっていたでしょう)、得点なりません。ポゼッションを握っているのはレイソルで、レイソル側後方横にいた自分からすると、選手は撮るには遠いところにいるんです。だから、後半になったら、レイソルが攻めてくる場面を…と期待したのに、なぜか後半も遠い方(レイソルにとっては自陣)メインでゲームが展開され、ベルマーレが左サイドで得たFKが、ふわりと弧を描いて入ってしまいました。

2点差は、しかしサッカーでは決して勝負ありを意味しません。レイソルは左SBに今年一番の成長株・酒井くんを投入。大きなストライドから生まれる突破より、チャンスが生まれ始めました。入れたボールを畑田くんが打ちますが、惜しくもポスト直撃。

反撃ののろしは、自ら倒されて得たPKを決めた工藤くん……が、土手にいたレイソルユースサポ(厳密には私はこの中へ含まれない気がする…(苦笑))を煽った、こと、かな?

ベルマーレのGK内山くんの好守は、先程も触れた通り、もう何度も何度もレイソルのゴールをかき消してくれまして。牧内くんのシュートも、まさか腕一本ではじかれると思わず。簡単に割れないのは、もう十二分に分かった、だからこそ、もっと攻めなければならない―右サイドからいいクロスが入って、これを左から駆けてきた酒井くんが、見事に蹴りこんでくれまして。ビューティフルでした。ゴール自体はもちろん、その後にピッチで起きた、黄色いハイタッチ旋風が。

勝ち越しを目指したレイソルは、逆に、ゴール枠から飯塚くん(バックラインから中盤の底へと、ポジションを細かく動かしながらよく守ってました。サテライトで見せてくれたナイスディフェンスそのままで、嬉しかったです)がヘディングクリアでかきだす、なんてシーンもありまして、結局、リードは奪えずタイムアップとなりました。

この試合の特記事項としては、やはり篠原くんの投入を挙げねばならないでしょう。試合前アップの段階で、篠原くんがいるというだけで心躍りましたし、後半途中から右サイドに登場して、春にサテライトさえ粉砕したスピード豊かなオーバーラップを見せてくれた時は…じーんとしてしまいました。土手からは遠い側(ベンチ寄り)だったけど、背番号17を目に焼き付けておこうと、懸命に見つめてました。

その後に登場して、珍しく(!)仙石くんから腕章も譲られ、試合中に巻いていた山中キャプテンと共に、3年生が出てくると、その姿へ釘付けになり、写真をやたら撮りたがるあたり、自分の中でのサハラカップ、あるいは秋の“過ごし方”を再確認させられます。そういうカレンダーだと、ユースを何年か見ている間に“最適化”されてしまったんですね、自分が。

土手への挨拶でも、クールダウンでも、並んでいた5番と17番の背中を見て、もっともっと長くプレーを見ていたい、と祈らずにいられませんでした。
2007/11/12 23:26:09 | Reysol | Comment 2 | Trackback 0
更に闘う者達
たつのこで見た歓喜のRUNがリプレイされたかのように、右コーナー方向へ走りながらガッツポーズすると、逆サイドにあたる応援団へ向かって曲線を描きながら駆けた田村さんは、三ツ沢陸上とは違い沸き立つスタンドと喜びを分かち合った後、ベンチ前にもやって来て、両腕を突き上げたのでした。

「ナイスシュート!!」

<関東大学サッカーリーグ第19節@11/7駒沢第二>
流通経済大 2-1(前半0-0)早稲田大
得点者:池田、渡邉、田村

---11武田/4----09池田圭/3---
-10平木/3--32フランク/1--08西/3-
--------13千明/2-------
06宮崎/3-02C鎌田/4-04飯田/4-05赤井/4
--------01林/2--------

赤井→16澤口雅/4
武田→12田村洋/3
フランク→07楠瀬/3(平木が中へ)

駒沢第二は初めてでした。第1試合(法政vs明治)から観戦。明治が第1試合で、RKUが第2試合という組み合わせは16節(10/13)にもあったのですが、この時はレイソルユースOB山本さんの出場機会がなかったので、個人的には“リベンジのチャンス”でした。



天皇杯エスパルス戦BS中継でも勇姿をお披露目してくれた山本さん、この日も先発。林先輩とのツートップで首位(試合開始前時点)の法政に挑みました。市川さんや菊岡さんをメインに、細やかな繋ぎによって奏でられるハーモニーで明治ゴールに迫り、おおっと唸るようなパスコース“なれどフィニッシュへ結果的に結びつかない”アタックを繰り出す法政の、脆さも宿した美しさは、どことなくレイソルU-18と似通った匂いを漂わせ、それとは対照的に、華やかとは言えないけれど、攻守に堅実、何よりも精神的にすっと芯が通っている“密度の高い強靭さ”を感じさせるサッカーを展開する明治イレブンにあって、山本さんは一番“強度が足りない”と残念ながら、思ってしまいました。神川監督にも怒鳴られまくってましたし。後半開始10分弱で、交代となってしまいます。

試合という戦いへ臨む姿勢において、明大の選手にはぶれがありませんでした。たとえ先行されても…高い技術も備えながら、それ以上に、相手ボールの奪取やフリーランニングにも労を厭わない橋本さんは、いかにもそんなチームの10番でした。法政が華麗な攻撃を見せながらも、追加点を奪えなかった最大の要因であるGK関さん(ベガルタ内定)の驚異的な反射も、勝負に対する不屈の意思を彩る大きな要素です。

坪内さんの強烈なシュートが刺さった時、刺さったこと自体は、もちろん感嘆の対象でしたけど、どことなく、そうなる予感は覚えていました。そして、橋本さんの、これまた鮮烈な一撃が、紫紺の勇者達にもたらした喜びも、自然な流れだと感じました。勝利を収めた明治は首位に立ったのです。追うものと追われるものがめまぐるしく入れ替わるリーグ戦、今度は明治が追われる戦いとなるわけです。

さて、そんな第1試合終盤から照明の薄暗さには辟易させられましたが、こんな日に限って、RKUイレブンがまとうのは、チームカラーのグレイ。選手を判別するのは、動きだったり、スパイクだったり、背格好だったり。

キックオフの、本当に“直後”は、RKUの出足の良さ―ツートップの飛び出しや千明さんのボール奪取などに目を見張ったのですが、前半も半ばを迎える頃には、幾度もDFが波状攻撃を、文字通りの壁となって(バチンバチン体をはってはじきかえしていた!)こらえる状態に…。第1試合を見ている最中、Hさん(ご一緒できて嬉しかったです、差し入れごちそうさまでした!)と、失点数では明治が最小で、RKUはベスト2だという話をしていたのですが、それでいての“現況”は、得点力不足に耐えて耐えて耐えるしかない守備陣の報われない哀しさを感じさせました。

余裕のある試合運びなら、優雅なボールさばきを見せてくれる鎌田キャプテンですが、この日はゴール方向へ走りながらのギリギリのカットを連発。今更言うことでもないんですけど、DFラインのコントローラである以前に、一人の守り手としても頼もしい方なんだと再確認しました。腰を強打するシーンもありましたけど、どうやら大丈夫なようで。

早稲田の、時にはハーフライン付近に設定さえされる高いバックスに、強度の面でも苦闘するオフェンス陣は、やがてチャンスも呼び込めなくなり、やられた!と覚悟するような決定的ピンチが何度も訪れました。林さんのナイスセーブや、相手のエリア内プッシングという判定に救われたのですけれども。

試合を味わう舌に広がるのは苦味ばかり―それでも、信じて耐えるしかない、と思っていた、ふとした刹那。池田圭さんがループを放ちます。相手GKは前に出てまして…ボールはゴールの右上隅へ。あまりに絶妙すぎて、ネットを揺らしたかも、私、すぐには分からず…嬉しさが爆発するのに、間がありました。「え、入ったの? 入ったよね?! 入ったんだ! やったー!!」みたいな。

バースデーゴールを切望し叶わなかった日(10/20)、残念と沈むこちらの重苦しさを「次、頑張ります!」と前向きに一蹴して下さって以来、どうしても、池田さんにゴールを決めてほしかったんです。だから…嬉しかったです。ただただ。

RKU右サイド=ア式左サイド経由でスパスパとボールをつながれ、渡邉千真さんにやられた時、中野総監督は「しょうがないから」と繰り返し、イレブンに切り替えるよう促していらっしゃったけれど(赤井さんの交代は少し痛めてたからでしたが、ちょうどこの失点のあたりで投入準備していた染谷さんの出番はリセットに)まだタイスコアですから。ビハインド背負ったわけじゃありません。どうも、リードされると覇気を欠く傾向のあるRKUで…。

田村洋平さんが呼ばれました。更に楠瀬さんも登場。早稲田にも決定機ありましたが、外してくれまして、救われて…そして、楠瀬さんが前線へボールを供給します。弧の行き着く先は田村さん。裏を取った田村さんは、見事に流し込んだのでした。さすがシュートのコツを知る男、完全にゴールラインを超えずとも、得点を確信。そして、リード文のRUNNINGが始まったのです。

田村さんがギャラリー(ベンチ、応援部員さん、一般観客すべてひっくるめて)へのアピールを強く強くするようになったのは、結構最近だと思います。楽しませていただいてます、と書いておきます。

林さんがベンチに大声で残り時間を確認する、なんて場面を経て、タイムアップ。スタンドへ挨拶して引き揚げる際の、鎌田キャプテンの開放感あふれる表情が印象的でした。

この試合は、アウグス党党首のご光臨を仰ぎましたようなので、もっとまともなレポートが読みたい方は是非ジャンプを。あのようなお方の記事へTB打つのは恐れ多いんですけど、千明さまの魅力は畏怖すらも超えるということで(笑)

駒沢第二でも、試合前に応援部員さん(そういえば、石戸さんもいらっしゃってて、ドラゴンズの公式試合観戦数は1どまりか…とプチブルー入りました)から飛んでいたエール?は千明さま派と武田さん派が二大勢力のようでしたし、ラグビー部員さんたちが千明さま親衛隊なのも先日のたつのこで明らかになりましたから☆

千明さんがベンチとバックスから集中砲火を浴びていたのも確か、です。だけど、トップでは久しぶりのプレーを見て、守備力は着実に上がってきているとも感じたし、柔らかなボールさばきから描かれるパスは、やはり綺麗で、どうしようもなく好みなんです。もっともっと“強く”なったら、この人が流大のキング、いやツァーリになるのは間違いないと思ってます。

あと、そんな千明さまに対するコーチングだけ声色が違うあたり、林あきさまは船山さんの同級生(2年生)だと感じる次第です。
2007/11/08 13:00:30 | University Soccer | Comment 3 | Trackback 0
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