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祭囃子
同点ゴールを欲して、前がかりになったRKU。カウンター攻撃を受け、複数の相手に宮崎さんが一人で応対する羽目になりました。ネットが揺れすぎて悪酔いしたスタジアムにあって、宮崎さんはまだ持ち前の冷静さをキープしていました。後方から、船山さんも懸命に戻ります。決定的な7点目が入るかと思われたシーンは、二人の踏ん張りで消散したのでした。再び相手ゴール方向へ移動しながら、軽く手をタッチしあいます。

<関東大学サッカーリーグ前期第6節@4/29NACK5>
流通経済大 5-6(前半3-2)筑波大
得点者:船山、森谷、永芳、楠瀬、保崎(PK)、西川×2、田村、小澤、木島、武藤

---12田村/4----15船山/3---
07楠瀬/4---------14金久保/3
---26千明/3----05C三門/4--
06宮崎/4-04加藤/4-03染谷/4-02保崎/4
--------01林/3-------

田村、千明→11武藤/2、08西/4(金久保が下がる)
楠瀬→09池田/4(船山が左サイドへ)

投票用紙へ書くのに、緊張する。それがすべてです(挨拶)
…今更書くことでもないですが、このエントリ(も)船山さんの話ばっかりですよ?

「NACK5スタジアム」になってから初めての観戦。大宮公園サッカー場時代から考えても久しぶりですが、狭い立地ながら知恵を絞って建てられたと思われる小綺麗なスタジアムで…日立台もこのくらいにできたらいいのに、と心底感じました。ちょうどこの日、改修見送りがリリースされたのですけれども!!

開始前、相手チームの選手と儀礼的に行う握手―船山さんは右手を握りながら、左手で筑波・須藤さん(本日は右CBで先発)の肩を2回叩きました。昨秋の対戦では自滅でぐぅの音も出ない結末だっただけに…基本的には対峙しない位置とはいえ、ポジションチェンジの折にはマッチアップもあって。船山さんのファーストシュート、ポストかなり横にいた須藤さんへ向けて一直線だったし!(苦笑)

序盤、RKUは幾度もチャンスを作るのですが、枠を捉え切れません。楠瀬さんの一撃はバーを叩き、船山さんがゴール左前から逆サイドでフリーだった三門さんへラストパスを出した時も、揺れたのはサイドネット。前節・江戸川で投入後、ハイパフォーマンスで一気に流れを引き寄せたと伝え聞く船山さんですが、ボールを何度も奪い、またぐモーションさえどこか悠然としていたのは、好調の現れでしょう。

金久保さんの左CKをバックヘッドで叩き込んだ際も、ご一緒した船山ファンの某さんが信じられないといった顔をしていたのに対し、私は絶対決めてくれるという変な確信を持っていました。だから…決まったのにお互い案外、あくまでも案外ですが、静かだったような気がするのです(微苦笑)

しかし、ガッツポーズも遠く押し流されるような激しいゲームが、この後に控えていたのでした。林さんが二度もはじいたのに、三度目の正直で森谷さんに押し込まれたのも、まだ序の口だったのです…本日絶好調、チャンス大量生産メーカー楠瀬さんがワンフェイクで須藤さんを置き去りにし、GKと向き合ったのですが、シュートは正面へ。逆に、筑波ドリブラーにRKU守備陣が左右へちまちま振られた果てに空いたコースをきっちり抜いたのが、永芳さん。だんだん、たとえネットが揺れても、これで終わるまい…といった、浮き足立った空気がNACKスタを包みます。得点しても安心できず、失点しても落胆せず(←結果論ですが、それゆえに悔しさが鈍くもなってます)

楠瀬さんが、前で船山さんが呼ぼうとお構いなしに右サイドより放った一発は、お見事でありました。さらに、ゴール右を強引へ割って入ったところ、肩をつかまれ倒されます。ここは保崎さんが決め、不思議なポージング。いい時間に勝ち越して、ハーフタイムを迎えたRKUでした…が、後半開始直後、いきなり左右への揺さぶりを仕掛けてきた筑波に翻弄され、最後は西川さんに同点弾を許してしまいました。

須藤さんに背後からつかれ、苛立ち全開のモーションで振り払う船山さん。楠瀬さんがその後、船山さんにいいパスを供給してくれてチャンスを迎えたのですが、須藤さんが体を張って止め霧散。まったくー!(笑) もう1点いただき、と思ったシュートも、GKがはじいてまして。そんな船山さんが左サイドからファーへ入れたクロスを、田村さんがヘディングで決めて大喜び。あれだけ田村さんの得点を切望していた某さんに申し訳なく思いつつ、同時に、でもまだ終わらないだろうな、とも考えてしまっていました。

ここまで、江戸川で林さんがまさかのキャッチミスした1失点以外、シャットアウトを重ねてきたRKU守備陣。だからこそ、シーソーゲームは彼らを蝕んでいきました。宮崎さんがあわやオウンゴールしかけた時は、どうしようかと…しかし、右サイドから突き崩されての3失点(木島さんに崩され西川さんが決めたのと、FKを与え小澤さんが浮かせて決めたのと、木島さんのドリブルに加藤さんが応対し切れなかったのと)は、最終ラインだけの問題ではなく…中盤で、千明さんは頑張っていたとは見えたのですが、つかまえきれなかったのも大きかったかと。

RKUも、荒れた流れゆえ、余計に諦めるわけにいきません。一度に2枚の札を切り、食い下がります。保崎さんのミドルはまたしてもバーに阻まれ、船山→武藤→金久保の流れるような繋ぎからのフィニッシュは枠外。船山さんは武藤さんへのラストパスにオーバーヘッドをチョイスしたり。追撃として結実したのは、船山→金久保→武藤の繋ぎでした。サッカーの試合とは思えぬ数字が並ぶスコア掲示板を眺め、さらに流経大側の数字が増えるのを願って、見守ります。ただ、攻撃の原動力だった楠瀬さんが飛ばしすぎて足をつってしまい、交代となってしまったのは、痛手でした。

この試合の船山さん、熱気に飲み込まれたりせず、最後までピッチ全体を見渡してチャンスを作っていたんですが…見ている側も安心して眺めていられたんですけど、考えてみたら、船山さんがそれだけ落ち着いてるって、感情の上下動が激しかった高校時代を思い出すと、隔世の感があります。

代わった池田さんがゴール右前から押し込むも判定はオフサイド。3連続CKの末、最後は金久保さんがバーへ当てて…集中応援日らしく、少年少女の声も混じった筑波応援団は、最後までヒートアップしっぱなしでした。結局、後半30分でベンチに下がった須藤さんが、極上の笑顔で闘い終えたチームメイトを迎えるエンディングとなってしまったのです。RKUは、疲労感の強い敗北。

運も実力のうちだと、連勝中も感じていましたが、黒星をつけられると、尚更強く感じるのでした。シュートは枠へ飛ばす、守備はまぐれでは成り立たない…流れに呑まれて100%のパフォーマンスを見せられなくなるのは危険。全部、当たり前のことかもしれません、書いてしまえば。
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2008/04/30 23:46:03 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
明日咲く花
ゴール前でボールを幾度か弄んでからシュート。そのモーションに対する感想を一言で述べるなら、周囲の予測通り、「既視感を覚える」でしかありませんでした。後半もピッチ横でずっとボールと戯れるタッチが目を惹いたのは、新1年生の仲間くん…初見の選手だと教えていただきました。

<関東CY選手権(U-18)1部1次リーグ@4/28八幡球技場>
柏レイソルU-18 7-0(前半3-0)千葉SC U-18
得点者:工藤×2(PK2)、牧内、茨田、畑田、山崎×2

-------09工藤/3-------
25指宿/3---13牧内/3---11山崎/3
---06畑田/3----08C仙石/3---
07川崎/3-20島川/3-12茨田/2-02御牧/3
-------1松下/3-------

川崎→03飯塚/3(飯塚CB、山崎左SB、茨田ボランチ、仙石が1列前)
指宿→10鳥山/1(仙石が左、鳥山が右)
牧内→04秋野(左SB、山崎が再び前へ)
工藤→14仲間

3日間で5試合という自爆日程の締めくくりは、ほんのり霞がかったグラウンドレベル観戦。グラウンドレベルに違和感を覚えるのは、それだけ、他のカテゴリへ没頭していた証。

立ち上がりから、微塵の滞りもなく、ボールはくるくるとピッチを回ります。何が凄いって、そうやってボールが経由していく“ポイント”は、それぞれが意思持つプレーヤーだということ。Yさんが「無駄なものをそぎ落とした美しさ」と表現していましたが、納得です。超高速のリズムは…人の意思を超越した域で刻まれる心拍のよう。

先制点は山崎くんがゴール右横の混戦で倒されて得たPKを、工藤くんが右へきっちり決めたもの。さらに、御牧くんが左サイドに向けてクロスを放り込んだ時、落下点(ファー)ではなくニアで工藤くんが倒され、今度のPKは左へ決めました。近頃、PKキッカーは工藤くんで固定されているようですが、安心して見ていられます。

黄色い選手の間をボールは次々と移動していき、ふっと、うち1つの点が右サイドから飛び出していきます。そのまま逆側のゴール奥へ吸い寄せられるようにボールをリリースしたのは牧内くんです。しかし、ここからしばらくは、GK(試合後には悔しさのあまり地面へ背を預けていたけれど、彼が止めた本数は片手の指で収まらないように感じました)を中心とした千葉SCの堅守に追加点を阻まれ続けます。後半には、GK~DFラインでボールをミスで奪われる大ピンチがあったのですが、ポストがはじいてくれました。

サテライトの開幕戦に数名のユース選手が参戦も、持ち味を発揮できなかったと聞いています。原因は彼らではなく、プロ選手に多くがあるとも言われましたが、あまりに(自分の目で見ている)この場が美しすぎて、どれほどのギャップが発生してしまったのか、逆に気になってしまいました。生で見たかった、というか。

指宿くんに代わって鳥山くんを投入。この頃、中盤に上がって本領さらに発揮の茨田くん(あそこまでマルチだと、何が本領だか見ていて分からなくなりますが…)が目の前でくるっと一回転しながらボールリリースというダンスを披露してくれて唸ったのですが、ギャラリーは反対側のピッチ外で、ユニフォーム姿でずっと監督に言われ続けているから、次なる交代選手かと目を凝らした長身の選手にビックリさせられたのでした。指宿くん、コートも着ず約420秒(手動計測)もお説教食らっていたのです…。

右サイドを猛スピードで駆け抜ける鳥山くんの脚力は、分かりやすかったです。放たされたシュートはポストをがこんと叩き、続くチャンスもゴールからボールがかき出されてしまいまして。何度も相手にゴールを阻止された茨田くんが、やっとネットを揺らしたのは、ピッチ中央を負けじとスピード豊かに抜け出して、でした。

さらにサイドを疾走する鳥山くん。左横を並走した御牧くん経由でポストの工藤くんへ、ここからこぼれ落ちたボールを畑田くんが豪快に突き刺し、相手の闘志を一気に凍りつかせたのでした。

そして秋野くん登場。上で学年をつけてないんですけど、正直言うと(正直すぎだ自分)なんて書いていいのか分からないからです…1994年10月8日生まれ、と2年前のナショトレU-12選手一覧に記載されてます。仙石くんたち3年生が1990年生まれ、だから茨田くんたちが1991年生まれ…と数えていくと、新中学2年生になります。ギャラリーから遠いサイドに現れた背番号4は、とてもそうは見えない体格でしたが、下部組織ならありえる事態とはいえ、すっとは飲み込みにくいです、確かに(微苦笑)

茨田くん(だと思うけど自信ない)のパスを受けてと、諦めずにゴールラインぎりぎりで折り返した御牧くんの頑張りを生かした2点を山崎くんが追加して、終了。仲間くんは2回ほどボールに絡んだのみで、伝え聞く評判を確認できず残念でしたが…初見の選手が多くて、AよりもBチームの試合を、むしろ見たいな、と感じたぐらいでした。わざわざ観客側へ挨拶へ来ていただきまして、ありがたい限りですが、顔と名前の一致する選手の方が、実際は少ないわけですから。
2008/04/28 01:07:41 | Reysol | Comment 2 | Trackback 0
青い自転車
少しだけ 寂しかったのは あなたが遠く見えたから

<ガンバ大阪練習@3/27 ガンバG>
そうだ、吹田〔おおさか〕行こう、と思いついたのが2月。3月のスケジュールを待ち、白紙の月間カレンダーを印刷して、見学できない日に×を入れまくった結果、丸をつけた数字は27でした。休暇を申請し、季節柄、猫の目のごとく変化する週間天気予報に一喜一憂。てるてる坊主までぶら下げた果てに、茨木駅へ降り立った私を迎えたのは、春の陽気でした。



西口の「駅リンくん」で自転車を借りました。ガンバ公式HPでもアクセス手段として紹介されているレンタサイクルです。翌朝10時まで使い倒しても料金が変わらない(300円)んですけど、電動自転車は3時間or6時間の制限つき別料金体系。そうでなければ、そっちを借りたい道のりなのです…全車PASの磐田市レンタサイクル最強



サドルの高さ2種類(高いor普通)で整備されていて、短足の私には、何も言わずとも後者が出されてきました。またがって、いざ『エキスポロード』へ。万博まで一直線(ただし、駅前ロータリーの次の交差点は、自転車渡れないので注意)で方向音痴にも優しいのですが、唯一最大の難点は、これもガンバ公式で触れられている通りの坂道であること!

どのくらいきついかって、帰り=下り坂はほとんどペダル漕がなかったぐらい。つまり、ずーっと登り坂なんです、行きは。しかも車道の左側を選ぶと、最後に“歩道橋の上”へつながっている半端ない急傾斜が待っています。それをレッズサポさんのページで予習していたくせに、左側を走っていた私アホすぎ。



坂の上で、ずっと見たいと願っていた人がボールを追っている、と自分を懸命に励まして汗をかきます。登り切って、歩道橋の上から太陽の塔を認めた時の感慨は…ひとしおでした。歩道橋を降りると、見覚えのあるスタジアムが。昔、まだゴール裏が芝生席だった頃に一度来たことがある…確かガンバvsマリノス。石川直宏さんか田中隼磨さんの初ゴールを見た、はず。



万博は、予想していた静寂とは正反対の状況にありました。バック側中央へ置かれた看板で、なにゆえスタンドが少年とその家族らしき人で埋まっているのかを理解しました。フジパンカップ関西大会。私ですら大会名を知っている…全国へ続く道。掲示板に躍るチーム名の片方も、聞き覚えがあります。高田FC。その10番がゴールを決めて、アナウンスが流れました。スタジアムだけでなく、万博公園のあちこちで、試合が行われていました。

「負けてたらご飯も喉通らへん」
正面玄関へ掲示された星取表の前で、他チームの結果をチームへ連絡していたお母さんの呟き。木陰へ集められたチームの選手は、背中で両腕を回し、コーチの檄を真剣に聞いています。関西がサッカー不毛の地だなんて、いつかは言われなくなるような気がしました。

万博競技場を離れ、ガンバのグラウンドを求めて彷徨い始めた私へ、冷たい視線が浴びせられました。知らなかったんです、周回道路には自転車専用レーンがあって、歩道は歩行者の聖域だと。でも、泣き言を言わせてもらうと…自転車レーンには他に誰もいなくて、自分がどこへ向かっているかも分からなくなってしまったのです。迷うのは計算に入れていて、当初予定より30分も早く家を出た(=30分間迷子になってもなんとかなるようにした)のですが、予想通りに地図が読めない自分に泣きたくなりました。

やっとの思いでガンバグラウンド、と書かれた看板を見つけるも、今度はここまで運んできてくれた自転車をどこへ置いておくかに惑います。
「そこら辺にとめて下さい」
駐車場の係員に泣きつくと、こんな返事が。そ、そこら辺…とうなだれつつ、無駄にサブグラウンドを周回するルートで(全くクラブハウスらしい建物がお陰で見えず、完全に自信喪失)ようやく目的地へたどり着いたのでした。



ガンバ大阪クラブハウス、その1階―広いとは言えないけど、その一角に展示されたトロフィーも、少ないとはとても言えず。壁に貼られたカレンダーに背番号8(昨年の)を見つけて複雑な気分にもなりながら、グッズ(お土産)を物色。13番グッズがいっぱいあって、買いたい衝動に襲われつつも、たくさんグッズがある選手は当たり前ながら少数派で、23番がそうなる日は来るのかと思ってみたり。

隣接したグラウンドは、ベンチ付見学エリア(バック側)よりファンサービスゾーン付近(ゴール裏)が先に埋まっていて、初めてのお約束でポジショニングを相当迷った末、おとなしくベンチへ座りました。
「あ、武井くんや」
隣のベンチに座った女性二人組が、オペラグラス越しに見つけたようです。練習開始までのひととき、ボールを仲間と蹴りながら戯れている23番を。ガンバのジャージを着た武井さん。遠くへ来たんだ、としみじみしてしまいました。

前置き長すぎてすみません。ここから本題=練習です。
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2008/04/23 23:22:15 | other Footballer | Comment 1 | Trackback 0
戦友
黒髪が強風になびいていました。なびくほど伸びているのか、と中盤で“2年前の同僚”へ懸命に食らいつく背番号2を眺めていました。

がーがーと味方を怒鳴りつけた鎌田さん。相手スローインが行われる前のわずかなインターバルで、南さんは鎌田さんの肩を抱き寄せ、何かを耳元へ囁きかけていたのでした。そこまでして何を伝えたかったのか、気になりますが、知るすべはありません。

<J1第7節@4/19日立台>
柏レイソル 5-1(前半3-0)東京ヴェルディ
得点者:太田×2、李、大谷、アレックス、富澤

ポンチョを持参するか、家を出てしばらく歩いてから迷って、結局、取りに戻りませんでした。パラパラ雨舞うフードコードは、ほとんど列もできません。楽で助かるのですが、屋根の乏しい日立台、空より落ちる雨粒がきれいな水だとは到底思えぬご時世だけに、食欲も低下してしまいます。

札幌戦では最前列でしたが、今回は最上段。日立台のサイズだから、前者ではミーハーっぽく、後者なら戦術に注目する、それぞれの楽しみ方が味わえます。まず目を惹いたのは、ヴェルディの背番号33・河野さんです。突破でチームにアクセントをつけるアタッカーは、ついこの前まで、U-18の試合で苦しめられてきた相手。ルーキーが、トップチームの一員として、早くも目の前に立ちふさがったのです。

積極的に前へ出てボールを奪うのが鎌田さんの持ち味だと思っているのですが、中盤の底を一人で支えるタスクを与えられたこの日、果敢さは諸刃の剣として、レイソルにも細かい傷をつけていました。それでもスペースを埋める嗅覚は秀でているのですが、対人は苦手(大卒ルーキーにしては完成度高いのですが、得手・不得手のコントラストが鮮やかなのは、やはり大卒っぽい)。主にマッチアップするのはディエゴ。時に引きずられたりしつつ、対峙していました。

寄せても、アプローチ失敗も多々ある―軽率な寄せに失敗し、それを認めガックリとうなだれるCB祐三さんを見てしまった時には、自分のことでもないのに、本当に申し訳なく感じてしまいました。寄せるか寄せないかの見極め、寄せると決めた際のハードマーク、闘志を燃やしながらも冷静さは決して失わず間一髪で危機を摘むクリア。祐三さんがゴール前にいて、どれだけレイソル…と鎌田さん(そして後半途中から出てきた石川さん)は救われたでしょう。

鎌田さんが空振りしてスタンドをヒヤヒヤさせるも、レイソルボールとなって続いた展開―左サイド、ゴールからは少し離れた位置より放たれたミドルシュート。ここが試合の分水嶺でした。いや、大谷キャプテンがコイントスに勝って前半、風上をゲットしたのも大きかったとは思うのですが、ひたちなか馬入で、風と勝敗が関係なかった試合も見ているので…。

「迷いはなかった。シュートが少ないので、ミドルシュートを多くというのを今年の課題に挙げていた。そのシュートから得点が生まれたということは、自分にとって自信につながる。シュートコースが空いたら打つということを心がけていて、今までそう言いながら試合中にできていなかったので、このシュートをきっかけにもっともっとシュートを打ちたいと思う」(J'sGOAL)

結果としては、チュンソンのミドルはGKがはじき、こぼれ球を逆サイドで詰めていた太田圭輔さんが蹴り込んでレイソル先制となったのですが、変な話ですけど、ゴールそのものより、チュンソンがシュートを選択してくれたのが嬉しかったんです。声に出さず叫んでましたもの。
やっぱり打ってなんぼだよ!!

アレックスが右サイドの太田さんへ展開し、入ったクロスをファーサイドでチュンソンが頭で叩き付けたら、ますますその想いは強固になりました。ゲームを通し、ポストプレーや、今までうまくいかず批判の多かったスルーもしっかり結実させていたチュンソン。勇気は結果をもたらし、結果は勇気を強固にする。良いスパイラルの真っ只中に立っていました。3点目の大谷ゴールも、起点はそんなチュンソンで、ゴール前をくるくるとボールが小気味よく回った果てに。

後半に入った4点目・アレックスの直接FKは見事でありました。相手、微動だにしなかったし! この後、鎌田さんが寄せるも冨澤さんに風へボールを乗せたミドルを許してしまい、完封はならなかったのですけれども、RKUのお陰で(苦笑)3点リードでも安心できない私でも、さすがに勝利を確信した5点目は、前述の通り、チュンソンのスルーが効いた、太田さんの一撃だったのでした。

これほどまでに充実した試合で、まさかクライマックスが最後の最後に訪れるとは。
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2008/04/23 22:19:49 | Reysol | Comment 0 | Trackback 0
望月重良『もう一回蹴りたかった』
3月末に望月さんがぴあより本を出す、と事前にチェックしていたのに、忘れてまして(!!)今日、書店で見つけて手に取りました。

…こう書くことに、ものすごい罪悪感を覚えるのが、私にとっての“望月重良”像です。『筑波の王様』と在学当時に言われてましたが、それを通り越して『皇帝陛下』とお呼びしたいぐらい、畏怖しております。そのイメージは、私が西ヶ谷(現ヴェルディジュニアユース監督)ファンだから、だと思われます。

いきなり脱線になりますが、西ヶ谷さん、今では監督をされているんですよ…教え子について取材されて、さらっとコメントしたりしてるんですよ。「西ヶ谷監督」……いつも言ってるけど、絶対呼べない……。救いは三種を指導されているので、レイソルU-18の試合で遭遇してビクビクしたりはしないだろう、と。

『もう一回蹴りたかった』でも、望月さんを語る上で絶対に外せない存在である清商の偉大な先輩・藤田俊哉さん&名波さんも当然登場するのですが、先輩たちやKING KAZUを眩しく眺める立ち位置として本では望月さんが描かれてるんですけど、【望月さんが太陽で、西ヶ谷さんが月】という強烈な“現実”を見てきた西ヶ谷ファンとしては…なんとなく腑に落ちなかったりもする面が(微苦笑)

とはいえ、敬愛する先輩以外には耳も貸さない、王権を誇示した栄光の日々がばっちりと書かれているゆえに…買えませんでした。本をパラパラとめくって、これは読めないと判断する時って、普通は【内容が難しすぎる・分からない】ものですけど、今回は逆。最も眩しかった姿を、リアルタイムで見ているから…難病との闘いで“選手としての死を迎えるまで”(サッカー選手は二度死ぬ、はmoto Rossoで読んだ『MARE』で、中里・現ベルマーレ普及コーチのインタビューで登場した表現と記憶。うろ覚え)の記述など、精神的に余裕のない今、読了するのは不可能だと察知したのです。

栄光があり、苦痛があり、奪われかけて気づいたサッカーの原点“楽しむこと”があり。難病に襲われ…という言葉が私の脳内でマイナス方向へかなり独り歩きしていたのもあって、パラパラと読んだだけの現時点では「選手としてはダメになっても、これからも長くサッカーに関わっていけるのだったら良かった」と安堵したぐらいでした。

望月さんの実家がミカン農家なのは有名な話ですが、この歳になってようやく家業を素直に手伝えるようになったくだりなどは、あの王様が…とじーんとくるものがありました。興味のある方は、私よりも先に読んでみて下さいませ。

私は…当分先にならないと、無理でしょう。
2008/04/21 21:40:56 | other Footballer | Comment 0 | Trackback 0
KEEP THE CIRCLE TURNING
菅野哲也さんが中学時代レイソルのユニフォームを着ていたと、知識としては知っているし、昨年、練習生として日立台へ来ていた時に山中さんと見せていた“いい感じの呼吸”から実感できてもいるのですが…この目で見た記憶はおぼろげなのです。

<サテライトリーグAグループ第2日@4/20馬入(天然芝)>
コンサドーレ札幌 1-1(前半0-0)湘南ベルマーレ
得点者:永里(49')、石井(89')

馬入ふれあい公園は風に冷やされると聞いていたので、厚いアウターを持参して正解でした。この日は特に強風。ベルマーレがコイントスに勝ち、風上をゲットして試合開始です。駐車場が埋まった馬入ふれあい公園には、湘南サポはもちろん、札幌サポもかなり駆けつけていました。

コンサドーレは赤黒の縦縞に白抜きナンバー、ベルマーレは青緑の横縞に金地のナンバー。フィールドプレーヤー20人の動きを見ていると、縦横が交錯して、ほんのり気分が優れなくなる心地もしました。縦縞でスラリとして見える堀田さんは、干支が同じ(!)池内さんとCBで組んでの先発です。
「ラインアップ! 間〔あいだ〕!」
味方へ指示する指先までのラインも、かける声も、見慣れた、聞き慣れた堀田さんで、ここぞでチームを救う(時間と共に「ここぞ」の頻度が上がっていたのは、大きな声では言えないこと)空中戦の強さも健在。GK高原さんには「ほっちゃん」とコーチングされているように聞こえました。

前半は松本さん@サンガユースOBと、FWとして熱いバトルを展開していた曽田さんが、後半からCBへ回り(宮澤さん投入から玉突きで。宮澤さんと堀田さんは代表でチームメイトですね)堀田さんは右SBに。しかし、オーバーラップは無駄走りが一度あったくらいで、DFラインというよりもDFという点が4つゴール前へ存在しているだけなディフェンスに陥っていたコンサドーレにあって、堀田さんもほとんど“右サイドへはっているCB”状態になってしまっていたのでした。

連動が乏しいからオフサイドも取れず、後半、風下ながらも前線へ入った菅野さんが攻撃を活性化させ幾度もゴールへ迫るベルマーレのアタックに苦慮していたのです。曽田さんOUT後は再びCBへ戻り、中学時代の同僚である菅野さんと火花散るマッチアップを繰り広げていました。プレーの合間には軽く言葉を交わす場面もあったり。堀田さんと対戦の感慨を共有できないのが…レイソルユース好きとして、ちょっとだけ、残念でもありました。

堀田さんがレイソル育ちだと一番感じたのは、高原さんと交代して入った富永康博さん@東福岡OBに、あのだみ声で(めちゃめちゃ久しぶりに聞きました!!)「クリア!!」を連呼されても、あくまでも…相手に寄せられて危なっかしくなっても、それでも味方へ繋ごうとしていた姿でした。

マイボールにしてからの形がハッキリせず、永里さんが風下より放ったとは思えない力強いミドルを突き刺して生まれたゴールに屈するかと思われたコンサドーレですが、最後の最後、左CKから石井さんが頭で決めて同点にし、黒星だけは回避してタイムアップを迎えたのでした。

クラブハウスまで離れている馬入ですから、堀田さんと少しお話する時間が持てました。新しい生活にも慣れてきたようで、何よりです。ユースについて尋ねられて、嬉しかったです―それに一応答えることができた自分も、1年前よりはちょっぴりは進歩していると言えますし!(笑) 関東圏へ来てくれる日も楽しみですが、いつかは憧れの白恋サッカー場へお邪魔しますから☆

いろいろと見たい試合が重なって、試合中もあちこちを気にかけていた私たちが試合後へ向かった場所。
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2008/04/21 01:00:38 | other Footballer | Comment 0 | Trackback 0
春と夏の狭間に
美を定義しようとするなら、見た途端に確実に美しいと判断でき、その判断が撤回されることがないのが美だ、と定義しなければならない。言い換えれば、まず美しいという選択があり、それがなされた後に、何故それを選択したのかあれこれ考えることになるが、それで選択に動揺や変化がもたらされることはない。(アラン『芸術の体系』光文社・古典新訳文庫より)

<関東CY選手権(U-18)1部1次リーグ@4/19日立台・人工芝>
柏レイソルU-18 3-3 川崎フロンターレU-18
レイソル得点者:工藤×3(うちPK2)

-------09工藤/3-------
25指宿/3---10武富/3---11山崎/3
---06畑田/3----08C仙石/3---
07川崎/3-20島川/3-12茨田/2-02御牧/3
-------21松下/3-------

川崎→13牧内/3(山崎左SB)

横浜太陽会と言えばPK、と言い出されたのはいつ頃ですか?(挨拶)

久々のレイソルU-18なのに、もたもたしていて5分ほど遅刻。プリンス参入戦のエントリをまだあげてないのは絶対に内緒。ぱっと背番号を見るだけで布陣が取れる(その割にはウソくさいというか、自信持てないというか…)のはありがたい限り。こうやって書いてみて…ついに“彼ら”の後ろへ入れる数字が3になったのか、と感慨もひとしおです。

観客側へ強い風が吹きつけ、CKではセットしたボールが動いてしまい、キッカーが苦労していました。前半途中には、突風でレイソルベンチ横の透明ケースが転がり、レガースなど中身が試合中のピッチへ流れて、慌てて拾い集める場面もありました。

序盤からレイソルはボールを保持し、相手陣内へ進入しますが、ペナルティエリア周辺でフロンターレが体を張るのも辞さない厳しいディフェンスを敷き、フィニッシュだけは許さないで時間が流れていきます。最後の踏ん張りはゲームを通して続き、激しすぎてイエローカードも何枚か提示され、警告2回で退場した選手もいたのですが、この奮闘があったからこその最終スコア3-3だったのは揺るぎない事実。

なにせ、先制点はフロンターレが手にしたのです。久々にフロンターレがレイソル陣内の奥まで入り込んだかと思いきや、レイソル右サイドから逆のサイドネットへお見事なシュート一発。打った方が上手い(自分と逆側だったので、背番号も確認できず。すみません)と思ったのですが、それ以前に、やっぱり打たないと入らない、なんて当たり前の事象を再確認したのでした。2点目もフロンターレ。レイソルバックラインでのボール処理ミスをさらわれ、きっちりゴールへ結び付けられてしまったのでした。

国内外で充実した春休みを送ったと伝え聞くレイソルU-18ですが、この日も、必要以上に細かく繋ぐわけでもなく、何かストレッサーを見ていて覚えるわけでもないのに、どうにもフィニッシュが遠く(仙石くんがミドルを何本か打ってましたが)気がつけば2点のビハインド。一体何が状況を固着させてしまっているのでしょう?

前半終了直前、ペナルティエリア内で、攻めあがった仙石くんが見るからに痛そうな接触で倒れ、PKの宣告。キッカーは工藤くん。ボールに捧げる祈りの長さは、重苦しさを見ている側が覚える程の、強い強い気持ちの表れ。右へ豪快に蹴り込まれたボールは、反撃ののろし。

後半になるとフロンターレのポゼッションが若干上がった…ように見えましたが、どちらも決定機からの距離が若干長め。ハードマークが疲れからかファウルになる割合はUPし、レイソルが左サイドを切り崩して倒され与えられたPKを、再び工藤くんが、今度は左へ蹴って同点となったのでした。きっちりとPK決めてくれるのは、見ていて頼もしいです。

相手が10人になった後、またまたゴール左よりフロンターレを強襲したレイソル。二度も続けて、驚くようなファインセーブでボールははじき出されたのですが、まだオフェンスは残っていて、フロンターレ1点目にも似たような、左寄りからの鮮烈なショットを突き刺してくれたのは、工藤くんなのでありました。得点に対し誰よりも貪欲な性分の工藤くんには、どの位置よりもシステムに対する奉仕を要求される1トップは、性格的に合わないんじゃないかと思ったりもするのです…仕方ないのもあるにせよ。ポストプレーでチャンスメイクに励む姿を前半から見ていたから、最後に、いい形でネットを揺らせたのが嬉しかったです。

ただ、仙石キャプテンやDF陣が気持ちの引き締めを図ったにもかかわらず、右サイドより侵入され、タイムアップの本当に直前で同点ゴールを許してしまったのが、残念な限り。1次リーグは勝敗関係ないとはいえ、それでもゲームですから…勝ち負けがついて、それが大会の戦績として記録されるものでありますから。

明日にはもう、次の試合が控えています。今日、レイソルの次に試合を行った…サポーターさんが『大宮予備校』なんて素敵ネタ(失礼)幕をはっていたアルディージャと、東松山にて対戦です。また、明日はサテライトの開幕戦も控えており、負傷者続出のトップチームだけでは人員不足のため、U-18からの参戦も確実視されます。

どんな試合も無駄にはならない…無駄にしようとしなければ。
2008/04/19 16:49:30 | Reysol | Comment 0 | Trackback 0
初心/所信
羽田さんのサイン色紙を頂く機会に恵まれました。



布陣を書く時に誰が腕章を巻いたかを必ず添えるのも、ディフェンスを見る楽しさを知ったのも、ガチガチ闘うストッパー系CBより優雅にボールを奪うスイーパー系CBが好きなのも、選手が傷むと意識がそちらへ集中してゲームを見られなくなるのも、選手が少々おバカっぽい発言をしてもむしろ愛しく感じるのも全て、羽田さんが植えつけてくれた見方です。

今、セレッソは苦しんでいます。それでも、羽田さんがその苦しみの渦中にあることさえ、いつ晴れるかも見えなかった深く暗い闇に閉ざされた数年間と比べたら…と思ってしまいます。こうやって色紙を手に入れられるのも、羽田さんがセレッソでレギュラーとして頑張っていて…私自身も、昔よりはまともな人間になったから、です。

これは僕にとって運命なんです。いつか人生の中でいい経験をしたと言えるように、必ず乗り越えます。やるしかないですよね」(2004年3月)

…色紙見てたら、サッカー見るのが面白くない、なんてふざけるのもいい加減にしろ、と思えてきました。上を向いてがんばるのみ。
2008/04/15 22:18:06 | other Footballer | Comment 1 | Trackback 0
Belief [Side-R reverse]
愛するのに理由なんていらないけど、愛されるには魅力がないと。

<JFL前期第6節@4/13ひたちなか>
RKU.JFL 4-3(前半1-3)MIOびわこ草津
得点者:石澤、アラン、内林、武藤×3、楠瀬

---11武藤/2----15船山/3----
07楠瀬/4---17沢口/4---19宇佐美/4
-------18フランク/2-------
27石川/3-32山村/1-28C山下/4-23細貝/3
--------31増田/1-------

宇佐美→40中里/1(HT・船山が右サイド、沢口がFWへ)
船山→38村瀬/1
沢口→34征矢/1

何もないところでベトッとこけるのも仕様です(挨拶)

ひたちなかへRKUを見に行く日がまた来るとは、正直思ってませんでした―寒さをまだ肌は記憶していて、クリーニングに出してなかった(…)真冬のアウターを引っ張り出しました。空は1stゲームジャージより重苦しい色で、いつ降り出してもおかしくなく。



これまでRKUホームゲームではA4片面の『炎の18人』というペーパーが配布されていたのですが、今節からパワーアップしてB4二つ折り『マッチデイレポート』に。メンバー紹介も顔写真が入り(学年がなかったので、携帯メールで情報頂く羽目になりましたが…)、裏面には昨日の大学リーグ駒澤戦勝利が監督コメント&集合写真つきで紹介されていて、制作日時がうかがえます。右半分の読み物コーナーには「このお弁当はOBの杉本選手の実家で作られています」と細かいネタもあって、作り手さんの熱意が嬉しかったです。今後のホームゲームも楽しみですね!

試合前集合写真で、船山さんは後列の、スタンドから見て一番右端に立ったのですが…その前に入った楠瀬さんがちゃんとかがんでくれなくて大変でした(笑) 公式サイトのクローズアップへUPされた写真を見ると、なんとかなったようですが。
「トップの人、声出してくださーい!」
そんな声がスタンドから聞こえた立ち上がり。ツートップのフォアチェックをはじめ、イレブンは寒さを振り払うような熱を帯びた積極性を見せます。

MIOびわこ草津にはアランという怖いアタッカーがいると聞いてはいましたが、実際に独力突破でも決定機=RKU大ピンチを招いてしまうだけの選手でありました。つまり、相手としてはアランを走らせる状況を作り出せば良いわけで、15分頃にその形がまさに発生。ここは並走した山村さんがうまくかき出し、事なきを得ました。後半に交代するまで、山村さんと山下さんはアランに手を焼き続けます。山下さんは他にも、嫌らしく裏を狙う攻撃に対し、幾度も体を張ってくれました。

20分、MIOびわこ草津(どうやって略すのが正しいのかな…)に右サイド侵出され、楠瀬さんの応対がファウルの判定(ちょっと厳しいと感じました)。相手のFKをGKがはじいたのですが、こぼれ球を石澤さんが、昨日駒陸で見た染谷さん2点目よろしく蹴り込んでくれました。むぅ…。

RKUも楠瀬・宇佐美の両サイド経由で小気味よくボールをつないで迫る形を何度か作れてはいたのでした。しかし、フィニッシュまで至れません。28分頃、船山さんがびわこ守備陣の裏を取れ、GKと対峙し倒れるも笛はなく。「貴之、切り替えろ!」とスタンドに叱咤されます。先週、成田中台で見た抜け殻のようなプレーは悪い夢だったんじゃないかと思い込みたくなるぐらい、今日の船山さんからは内なる炎を感じました。

32分と40分の失点は、GK増田さんが右へ左へ飛び出して止めようとするもかわされてしまい、無人のゴールを残すのみ…となってしまった格好で、ちょっともったいなかったです。3点ビハインドに♪奇跡を起こせ♪とアントラーズでお馴染みのチャントが流れますが、どこか力がありません。

いや、力は残っていました…43分、この日SB起用され、慣れない守備に奮闘も、やはり駆け上がった時が一番良さが出せると感じた細貝さんが前に出て、センターやや左寄りの船山さんへパス。船山さんは壁であるかのように“く”の字書いて戻し…転がった先は、右横から勢いよく飛び出していた武藤さんの足元。受け取った武藤さんが走りながら放った一撃は、ネットを揺らしたかと思いきや、その走り込みよりも速く、武藤さんの腕によってセンターサークルへ戻されたのでした。

今思えば、このボールを走りながら戻す姿が、勝負の分かれ目だったんですね。

後半からは、成田中台でも美しいパスを配球していたのに惹かれた中里さんが登場。キックで描く直線や曲線の美は今日も心に響きましたけど、相手と足を絡ませ合ってもボールを譲らないキープ力にも唸らされました。かなり好みなレジスタです。危険、危険!!(笑)

そんな中里さんが左前方へ配したパスで一気に抜け出した武藤さんが、一つ動きを入れてマーカーを引き剥がし放ったシュート。ゴール右奥を狙い澄ました鮮烈な一発は、後半は風下だし…などと小難しい考えを試合へ挟もうとする愚かさをぶっ飛ばすかのように、サッカーって要はシュート打って点取るゲームだろ、と訴えかけてきたのでした。

何が凄いって、その3分後に生まれた武藤さんの得点が、先程のリプレイをお送りいたしますとアテレコせずにいられない、またしても左サイドから突き刺した鮮やかなものだったから。両腕を突き上げて歓喜を表す武藤さん。 ハーフタイム前の重苦しさは完全に吹き飛ばされ、勝ち越し点をひたすらに待ち望む…それが生まれると信じられる気分になりました。

67分頃、びわこがRKU左サイドをしゅるしゅるとオーバーラップ。ペナルティエリア直前でカバーに入って切ったのは、逆サイドから回ってきた船山さんでした。後半からは一列下がりチャンスメイクを役目とされ、開始直後からドリブルで機をうかがっては味方へスルーパス…と、視野が広いから、やれと言われたらいいパスも出せるし、前半もFWならFWの仕事をやれる、良さを、らしさを味わえた試合だったかな、とファンらしくゲロゲロ甘く見てました。与えられた時間は、70分でしたけど、ね…。

沢口さんが征矢さんと代わった直後、またしても左サイド前方から歓喜の鐘が鳴り響きました―ヒーローは楠瀬さん。せっかく巧みに相手を翻弄して抜け出しても、自分が蹴ったボールが速過ぎて折り返せず、球と一緒にゴールラインを割ったシーンもあったりした楠瀬さんですが、前半から何度も仕掛け続けて生まれた決勝点だけに、“ようやく決めてくれた!!”と思ってしまいました。本当に勝ってくれて良かった、あそこで相手を破り、決めてくれた楠瀬さんに頭が上がりません。ええ。

最後、若干ばたつきもしましたが、RKUは3点ビハインドからの大逆転勝利を収めたのでした! トータルで採点するなら「どうなんですかねぇ」とも言えそうですが、楽しかったといえば楽しかったので、良しとしましょうか。

私個人は反省会開催ですが。
2008/04/13 22:08:54 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
Doubt [Side-W]
信じられないと判断するために必要な材料はなんだろう?

<関東大学サッカーリーグ前期第3節@4/12駒沢陸上(第2試合)>
早稲田大 3-1(前半1-1)東京学芸大
得点者:【早】反町、皆川×2【芸】鈴木(崇)

「岡根がおっかねえプレーしなきゃ」
…観戦した2試合とも布陣のメモさえ取ってないのに、ア式古参OBさんのこんな発言だけはしっかり記録している自分が嫌いになります。

開幕2戦未勝利の早稲田がメンバーを入れ替えるらしいという情報を頂き(多謝♪)ドキドキしながら、第1試合途中に脇でアップを始めたア式イレブンを望遠カメラでチェックしていただく(これまた感謝感激)と、ファインダーに見慣れた顔が写っていて、RKUのゲーム運びと全く関係なく、声をあげてしまいました。

長めのボリュームある髪―エンジのジャージを身にまとう姿は初めて見た、山中さんです。

総入れ替えゆえ、CBは2戦ともベンチだった岡根さんと、その同期で、大学リーグ(=トップチーム)ではベンチ入り経験さえない小川さんのペア。小川さんは開始直後にヘディングクリアでボールに触って、ほんのり安心も、これまで大学で出場している姿を見た試合は、3月のTMに至るまで(微笑)ほぼすべて服部さんが横で繕ってくれていたため、見る限り高さがウリの同系統に見える岡根さんとのコンビは不安でもありました。

更に不安をかきたてるのは、騒音レベルのスピーカーでもある(褒め言葉ですよ!)小川さんなのに、いたって静かで。トップデビュー戦で手探りだったのは小川さんだけでなく(ただし、ご本人的にはなんてことはなかったそうですよ!!(強調))、連係も容易ならざる状況で…昨年までのア式とは似つかぬ、ただ泥臭く勝利への希求だけは失わず闘う11人でした。不器用でもやるしかない、勝つしかないから。

右サイドから上がったボールを相手が処理しきれず、反町さんの前へこぼれてきて、早々と8分に決めてくれた時は嬉しかったです。なんでもいい、とにかく得点と勝利が欲しくて。しかし、直後、GK菅野さんのキックが、選手に当たってしまい、はね返りがプレゼントボールとなってしまい、追いつかれてしまいました。ここで悪態をつくのは簡単。だけど、試合はまだ80分近く残っているのです。放棄するのか、違うだろ? 応援する人は、何のために応援するんだ?
(菅野さんは後半の終盤に、守備陣がみんな抜かれた決定機をはじき飛ばしてくれたから、このミスも取り返してくれたと思ってます)

その場その場で自分を信じてゲームを進めていくしかない両チームは、残念ながら開幕ダッシュに失敗した者同士だと見て分かりました。特に学芸大が組織的なサッカーをできないのは、あまりに痛手。タレント勝負なら、まだ早稲田に分があります。各自が思い描くビジョンの連動を信じて、祈って配球していたのは、中野遼太郎さんでした。彼も小川さんの同期。もっと美しい絵を描けるセンスがある選手だと思いますが、今の早稲田で中野さんが力を尽くせるのは、八面六臂の踏ん張りでイレブンを支える、まずその段階。

学芸大の調子が悪いのにも救われ、タイスコアで折り返しました。後半も5分を迎える頃には、小川さんも落ち着きを得たのか、いつもの大声で味方へものが言えるようになりました。岡根さんも時には大胆にボールを奪おうとトライしたり。

…皆川さんがスピードあふれる突破で右サイド飛び出し、ゴールネットを勢いよく揺らし、そのまま側転&バク転(着地がとてもきれいで唸りました。部活間違えたんじゃないかと思ったくらい(微笑))で喜びを表現した時は、皆川さんがただただ凄いと感じていたのですが、帰宅して公式記録を見て、ボールを後方から供給したのは小川さんだとレコードされているのを知りました。

小川さんといえば、CKからのヘディングシュート。キッカーを愛する者は、同じことを語っていた…けれども、それが全てじゃない。当たり前だけれど、実際に起こると、何故にか、ちょっとだけ、不思議な心地で。

皆川さんは、同じように右サイドから抜け出して、もう1点取ってくれました。これ、本当に良い追加点でした。近くの方も口にしてましたが「いい時間帯!」でした。69分。皆川さんのスピードと正確なシュート技術が生み出した、悪く言えば皆川さんの個人能力に依存しきった一撃だけど、それは皆川さんの力。賞賛に値するのは当然で、悪く言える理由などあるわけありません。

交代で、見知った選手―中川さん・千真さん・塗師キャプテンと投入されたので、山中さんは出番なし。残念ですが、試合展開としては難しかったかな、と。次に期待です。ベンチでは、ジェフ出身の同期・小井土さんと非常に仲が良いらしく―談笑している姿に違和感を覚えるのは千葉ダービーの記憶の仕業―笑顔をこぼしまくってました。小井土さんは開幕戦でデビュー済。負けてほしくないですから!(にっこり)

なんとか勝ち点3の奪取だけは成功した早稲田。ただし、苦闘は続きそうです。選手の皆様の踏ん張りを願っております。
2008/04/12 23:58:51 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
Doubt [Side-R]
信じられると安心されるために不可欠な要素はなんだろう?

<関東大学サッカーリーグ前期第3節@4/12駒沢陸上(第1試合)>
流通経済大 3-0(前半2-0)駒澤大
得点者:加藤、染谷×2

おのれの思考回路が全く理解不能なんですけど、何故か前夜、経路検索で出発時刻を調べた時点で11:50開始と思い込んでいて(正解は11:30)、その分きっちり遅刻しました、15分ほど。慌てて選手ボードの並ぶ名前を確認します。三門さんの上下逆さな“三”は、ずーっとそのままなんですね…。

前節と変えてきたとすぐに分かったのですが、正しくは“開幕戦の先発に戻した”のでした。前節は引き分け、開幕戦は勝ってます。開幕戦未参戦ゆえ、つい比較対象が前節になってしまい、たとえば中盤は学芸大戦より揺らいでる(いい意味でも悪い意味でも、動的という意味で)と映るのです。ただ、自分はもしかして、中盤3人の出来を見ることと、金久保さんの調子を計ることの区別がつかなくなっているかもしれない、とも感じました。前節とは、相手がかけてくるプレッシャーの重量も異なりますし。動く三門さん、散らす千明さん、支える金久保さん。三色の絵の具でアタッキングを描くのです。

駒澤といえば、最前線に…といったパターンが確立されているイメージがあるんですけど、今年はまだでしょうか。結果として点差が開いても、スタンドともども最後まで闘い続けるあたりは、駒澤のカラーを感じましたけれど。保持率はRKUが高かったかと。ただ、だからといってRKUがチャンスの数でも圧倒していたわけではなく。

もどかしさと期待が入り混じった気分で、前半を刻み終えようとする時計をチェックして臨んだ左CK。金久保さんのキックを一際高い打点で見事に叩き込んだのは、加藤さんでした! 本日も音量で駒澤と張り合える頑張りぶりだったスタンドも、大盛り上がりです。

試合の分水嶺はこの直後でした―すすっと後方から現れた灰色の影が足を振り抜き、コートの約半分を真っ直ぐ突き抜けていった強力な弾道が、ゴール右上、あまりに絶妙なポイントへ吸い込まれ、ネットを揺らしたのです!! 私とご一緒した方は、三門さんではないかと勘違いしていたのですが、飛び上がって喜んでいるのは3番。染谷さんです! 大学サッカーにアフターゲームショーがあって、ベストゴール投票が行われるなら、選出も間違いなさそうなスーパーゴール。

前節は2点目の壁に泣いただけに、この追加点は大きくRKUイレブンを後押ししたように思います。ノリノリの染谷さんは後半開始直後にもセットプレーのこぼれ球を豪快に蹴り込んでくれました。DAY OF SOMEですね(本来の呼称はユータらしいですが、三門さんもユータなので、ソメという呼称も併用されていて、私の中では「ソメ」と「ミカ」です)

真の意味でDAY OF SOMEだったのは、前節苦汁を飲んだGK林さんやJクラブ育ちが並んだDFライン(マリノス&FC東京)、もちろんもっと前の選手の協力もあって、見事、駒大を零封できたゆえ、です。そうそう、駒澤の応援に悪乗りもしつつ、声出し奮闘していたスタンドも! 観客の耳を奪う大きな音で、試合と関係なくメガホンで頭とお尻をどつきあいしてる選手もいましたけど…10番と15番

バックライン以外で得点を記録しているのが、3節まで来て学芸大戦の池田圭さんだけなのも…その池田さんと千明さんが試合途中で負傷して交代したのも若干気がかりですけど(とはいえ、二人とも試合後のスタンド挨拶にはニコニコ笑顔で参加してて、たいしたことないのかな、と)、負けなしで7日間で3試合の開幕スケジュールを消化できました。例年以上の大混戦な1部ですから、一つ一つきっちり白星を積み重ねていってほしいと願っています。

ご一緒してくださった方々&久しぶりにお会いできた方に感謝。大切にします!!
2008/04/12 23:05:27 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
蛸と烏賊、八朔と伊予柑
『たくさんのGOALとたくさんのSMILEを見せてください』
そう願ったら、すぐに。

<関東大学リーグ前期第2節@4/9江戸川>
流通経済大 1-1(前半1-0)東京学芸大
得点者:池田、赤城

西葛西駅から団地の合間を縫うように整備されている道を歩いていくと、遠くに薄暗い照明塔が見えたあたりで、応援する声が建物にこだましていました。関心が感心へ変貌したのは、その声が紡ぐメロディが何かを察した刹那―大きな声の集団が歌っていたのは、流経大の校歌だったのです! 声量で相手を上回れるとは。最後まで続けば、もっと良かったですが。

美しいとは言えない芝に散ったRKU.TOPチームの戦いも、感嘆の対象でした。今季はまだJFLのホームゲームしか見ていないので…いわゆるベストメンバーがBESTと呼ばれる所以はあると(←言葉にすると変な表現ですが)感じたのです。

最も唸らされたバックライン。ボール扱いと落ち着いた目を備えたメンバーが並び、昨年までのバックスが相手の攻撃をバンバンはね返す堅固な壁なら、今年は相手が投げつけてきた攻撃の衝撃を吸収してしまう、弾力性のあるジェルのよう。アタックが勢いをそがれる―相手ボールがマイボールへと反転する瞬間、その一瞬がたまらなく美しかったです。

ミッドフィールドでがっちりとチームを支えていたのは、金久保さん。いち選手という点が走って線となり、線を絶えず描き続けて面となり、面という床にRKUイレブンは支えられて立つ―昨日の金久保さんは“良い金久保さん”ではなく、“あれくらいは普通にできる金久保さん”だと見たのですが、買いかぶりすぎでしょうか。多分、私が不安定というか波のあるMFの方が好みなだけですよ(え?!)

武藤さんが気持ちいいぐらい積極的で、幾度も臨界突破を狙う(シュート数は90分で2桁に迫る勢い)のだけれど…ただ、相手GK山下さんも、至近距離というか打たれるべくして打たれた、打たれることが予測範囲内であるショットに対し、神がかったスーパーセーブを連発。この守護神から得点を奪うには、よほど意表を突かねば難しいだろう、とも察していました。

だから、得点機は…薄暗い江戸川ではオフサイドなのか違うのか、客席からはどうともコメントしづらい経過で生まれたのでした。だって、シューターの池田圭さん自身も、副審が得点を認めるまで確信が持てず、歓喜が爆発するまでブランクがあったから。ベンチ(=スタンド応援団)方向へ走ってきて、ガッツポーズして喜ぶ池田さん。池田さんのゴールと田村洋平さんのゴールが嬉しい理由って、ちょっと違うんですが、それを上手く文章にできる日が…今年中には来るといいな、と結構真剣に考えていたりします。

危ない場面もなく…同時に、ゴールのにおいもどこか遠くなっていくのが、時間と共に冷え込んできたスタンドでも嗅ぎ取れました。柔らかなジェルブロックは相変わらず機能していて、中盤も安定していて…それが静寂と紙一重になりかけてて、たまに、それをアグレッシブな三門キャプテン―三門さんの選手ボードの“三”が上下逆さに貼られていた下手人は誰?!(笑)―がリスク冒して壊して、チャンスが創り出される、みたいな。

最後の最後、林さんがキャッチミスしたボールを蹴り込まれて追いつかれ、“負けに近い後味のドロー”になってしまったのですが、悔しがる林さんを見て、すぐに“地面をバンバン叩く祐三さん”がオーバーラップしました。後半途中から嫌な予感がしていたのは、レイソルTOPを見ているから。2点目が取れないゆえに苦闘が続くレイソルを。

『直接の敗因は、林さんの致命的ミスかもしれませんが、勝てなかった理由は』…。
だから、『悔しさは、次の試合、その次の出場機会で勝利することだけで晴らせるのです』。
2008/04/10 21:47:47 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 1
zUnya
成田市中台運動公園陸上競技場は、特別な場所です。成田駅西口から階段を下りて歩いていくのも、試合観戦というより、聖地巡礼。私にしては珍しく、2月下旬に「まちの応援団」から手紙が届き、ホームゲームの中台開催があると知った時点で、行くと決めていました。

夏のある日曜日、最後に煌いて砕け散った宝物。今の趣味は、破片の拾い集め。

<JFL前期第5節@4/5成田・中台>
RKU.JFL 1-3(前半0-2)ソニー仙台
得点者:本多、大久保×2、征矢

-------34征矢/1-------
29宇賀神/3---------23細貝/3
---15船山/3----37堀河/1---
-------40中里/1-------
36比嘉/1-32山村/1-35天野/127C石川/3
-------31増田卓/1------

天野、堀河→20C吉渓/438村瀬/1(HT)
船山→33成田/2(70分)

布陣はMDPの丸写しです。この通りに並んだと見ましたが。赤字は付属(流経柏高)出身。前回のホームゲームでは、3月開催だからとMDPの新学年表記を無視して「田村/3、船山/2」と書いたので…こうしてタイプしている今、後ろにつける数字が本当に増えた、増えるだけの時間が流れたんだとしみじみしています。



「地元成田でゴールが欲しい!」
一部観客(私たちではないです)から美声を讃える言葉も出ていたDJ犬丸さんが、船山さんの紹介アナウンスでそう言ってくれたと聞きました。JFLのガイドブックにも書かれている通り、船山さんは千葉県成田市出身。“聞きました”というのは…朝から長風呂してて、到着がギリギリだった(…)のです。来る途中、駒沢での大学リーグ開会式にトップチームの面々が参加しているのもメールで教えていただきました(多謝)

配布されたMDPの学年欄には、驚くほど小さな数字が並んでいました。学年「1」、出身チーム「流通経済大学付属柏高校」とある選手は、選手権の優勝メンバー。他にも代表候補に選出されたり、クラブユースの大会でレイソルU-18の前に立ちふさがってくれたりと、ご贔屓以外への関心が希薄すぎる性分でお馴染みの私でさえ名前を知っている新入生が、早くもお目見えです。

真っ先に目を惹いたのは、中盤の底で配球を担当した中里さん。サイドへ振るキックの弧は私好みの美しさ、リリースするへ至る過程の入口であるボールタッチも柔らかく、それでいて、ボールを捉えるのに大胆なモーションからのトラップ(余裕綽々ぶりは、鎌田さんに少し近いかも)を躊躇なく。体は高校を出たばかりの選手ですから、JFLという名の現実に屈することもありましたが。

中里さん以外にも、新入生のポテンシャルの高さは素人の私でも感じ取れるぐらいでした。みんな上手くて、この時期に先輩を差し置いてJFLへ出ちゃうのも納得できるぐらい。1失点目、上げたラインの右寄りの裏へボールを入れられ、徒競走でディフェンスが負けて決められたのは、そんなルーキーたちの立ったフィールドがJFLである証のようにも映りました。

ソニー仙台の前線には、目下JFL得点王の大久保剛志さん(ベガルタからレンタル移籍。ユース出身)がいます。持った後の加速も怖かったですが、前半終了間際、RKUから見て左より上がったクロスを逃さず頭で叩き込んだ時も、マーカーを力づくではがすかのような突破で再びネットを揺らした時も、ゴール=結果に対する猛烈な執着心が伝わってきて、その気持ちが実際に相手を粉砕する結果を引き寄せているのだと強く感じました。ストライカーは、そうじゃなきゃいけないのでは、と。

RKUは征矢さんがフォアチェックを一生懸命やってて…ちょっと後ろに下がった船山先輩は、お任せ気味のゲームメイク。それでも、谷池さん(私の中では、筑波の主将というイメージ)とマッチアップしたりして。谷池さんと対戦なんて、私が応援する大学を変えた事実も告げているのです。

チャンスになりそうな攻撃が流れ始めた時に、笛を吹いてボールを止めてしまうジャッジにイラッときましたが、船山さんはそんな場面も、試合途中で下げられても、表情の変化はあまりうかがえなくて…年下が増えたからって傲慢にリクエストをしない(最初は細貝さん―本当はホソカイだけどDJもスタンドもホソガイと呼んでいた―や石川キャプテンにしか要求していなかったような)で、普通に頼めるようになったのが、私が前に中台でプレーする姿を見た日からの、変化、なのでしょうか。

あの位置でプレーするの見たのが久しぶりだったから、うまく判断できない、けれど…良いところ、なかったと、思います。下げられても、しょうがない、と。成田だから、こそ、頑張って、ほしかった、けれど、も。

ソニー仙台はパスサッカーを追求していると仙台方面から情報を頂戴していて、楽しみにしていたのですが、この日に限っては、時間が経つほど良い回しができるようになったのはRKUでした。付属出身が増えると息の合い方も加速度を増して(ただ腕章を先輩に取り上げられたのは…理屈は分かりますが、残念でした。来年は石川さんの手が腕章の定位置なのかもしれませんね、やはり)いって。前へ進むドライビングフォースとして奮闘してくれたのは、宇賀神さん、左サイドからの崩しで、決定機を創り出してくれました。

船山さんに代わって入った成田さんが、後ろからのフィードをゴール右の難しそうな角度からシュートを放ったのです。これは惜しくもバーがはね返し“やがった”のですが、このこぼれ球を征矢さんがきっちり蹴り込んで、一矢報いたのでした。終盤はソニー仙台をひたすら追い詰める展開だっただけに、期待も持てたし、そもそもそれは相手がリードを奪って結果を出しに引いたからでもあります。

いずれにしても、新入生のレベルが高いのと、それに対する上級生の“リアクション”によって形成されていくだろう今年のJFLチームが、楽しみになった試合でした。負けは負けなんですけど!(試合後、青空反省会でしたが正視もできず)

最後は、本日のお昼ご飯★
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2008/04/08 23:37:59 | University Soccer | Comment 4 | Trackback 0
つくばダイアモンド
片手でキャリーバッグを引きながら、もう片方の手でクリア衣装ケース運びをチームメイトと担当。難易度高いと推定されます。ガタッ、と大きな音をたてて箱が落ちました。

<関東大学サッカーリーグ前期第1節@4/6夢の島>
筑波大 4-2(前半3-0)法政大
得点者:【筑】木島×2、西川×2【法】鴇田、富井

競技場横に桜の樹があり、風が吹けば花びらが舞い上がりました。4月はじめながら、陽光は暖かさを通り越して暑い程。第1試合の後半途中に到着しまして…電光掲示板へ躍る数字に驚きました。終わってみたら中央大 6-1 学芸大だったのですが、学芸の1点もゴールネットを揺らしたのは中大の選手で、スタンドからは“入れるゴール間違えるな”的な野次が飛んでおりました。通路でご観戦の隠れる素振りも見せてなかった現役5年生辻尾さん@エスパルスも満足だったのではないでしょうか?

開会式はRKU.JFL(あ、後で書く…のでソニ仙サイドでお待ちの方、もう少し時間下さい…(吐血))をセレクトし欠席したため、大学リーグは今日が今季初観戦。3回来場プレゼントは昨年と同じですが、勝敗予想がなくなり、先着100名へ配布した抽選券による大会記念グッズプレゼント(各試合2名)と、賞品が各試合1校とプレミア度がUPしたベストヒーロー賞(2部ではサインボールでなく色紙に)も若干の変化が。

投票所には4校の注目選手がラミネート加工されて貼り出されており(これも昨年同様)、学芸大の、空白部分がほぼないぐらい熱の入った紹介が印象的でした。筑波大のシートには、馴染みの顔が。



アップでは40番のシャツを使っていた須藤さんの正式な背番号は12番。1年前、同じ夢の島で、試合に出ている山本さんを羨ましそうに見つめていたのを思い起こせば、前に進んでいるのだと嬉しくなりました。体つきも逞しく。

筑波の指揮を執るのは風間新監督。開始直前、ベンチの監督をカメラマンがわらわら囲み、スペシャルな存在だと伝わってきます。かつて、サンフレッチェのページも持っていた私にとっても、ヤヒロさんは特別な人。どんなサッカーを仕込んだのか、興味は高まります。筑波はスタンドも大挙部員来襲、どこのゴール裏にいるのかと勘ぐりたくなる素晴らしいコールリーダーを仕立てて、今年も選曲センスにある意味唸るチャントを並べます。#8大塚“愛ちゃん”さんがアイアイ、須藤さんは“年の差なんて”、出口さんは暴れん坊将軍、あとマツケンサンバとか…。

主力の卒業があっても、法政はシャンパンサッカーを目指しているようです。現時点では美味しく飲めるシャンパンには遠そうですが。筑波は細かく繋ぎ、サイドから相手ゴールへ迫っていく攻撃&相手ボールに何人もで寄せる守備の約束事を愚直に実行し続け、逆サイドに広大なスペースがあってもチェンジサイドで打開は試みず、あくまでもディシプリンへ忠実であろうとしていました。まだまだ洗練の余地もあると、意図した場所にボールが入らず、カットされるシーンが幾度もあったので感じたのですが、ただ、土台をきっちり作っているのは伝わってきて、今年の筑波は違うんじゃないかと。

先制点も筑波でした。17分頃、#11木島さんがDFライン左を抜け出し、法政が思わず倒して得たPKを、GKの逆へきっちり決めて。勝負の分かれ目は30分頃にありました。筑波が早くも選手交代のカードを切ったのです。投入された#24古山さんが約3分後、前線へ見事なスルーパスを通しました。これを受けた#9西川さんのショットも、サイドネットを揺らし上手かったですが、この後も古山さんは攻守によく効いていて、交代は間違いなく成功でした。監督が試合中に唯一起こせるアクションが交代ですから、こういう交代ができれば、選手も監督への信頼を必然的に厚くしていくでしょう。

3点目も起点は古山さんに見えました。右サイド(スタンドから遠い側)から法政DFを翻弄するかのように横パスが左へするすると3本繋がり、最後は木島さんがフリーでゲット。守護神・碓井さんの出番も少ないまま、ハーフタイムを迎えたのです。後半には、ゴール前へ抜け出されて放たれたフィニッシュを須藤さんが体を張って止め、そこからのCKで生まれたヘディングも#13森谷さんが頭で跳ね返すなんてピンチもありましたが、法政の選手が1人退場(警告2枚)したのもあって、筑波は西川さんのヘッドで更にリードを広げ、かえって、暑さも加えて集中を維持するのが難しい空気となってしまったのでした。

法政が38分頃にゴール前での粘りで1点返し、43分頃に直接FKを見事に決めて2点差まで追いすがったのは、法政が…というよりは、筑波が精神力を最後まで持続できなかったのが要因のように見えました。ともかく、筑波は白星発進を飾ったのです。

池田圭さんと同じチャントを持つ作田さんとCBでコンビを組んだ須藤さん(主に作田さんが迎撃担当で、須藤さんは一歩下がってカバー)、右SBの田中副将にも攻守にわたる熱いフォローを頂戴しつつゴールへ鍵をかけてました。かける方法は…碓井さんへボールを委ねて、自分はシューターの壁となりボールを触らせない、とか。一度、空振りして大ピンチを迎えた際はヒヤヒヤしましたけど、まずまずの出来だったのではないかと。

前半にも右サイドをオーバーラップする姿が見られましたけど、数的優位になった後半途中からは、何度もピッチ中央をボール保持して攻め上がり、トップ下かと見紛うポジションでラストパスを待ったりも。弧の描かれ方が好きなロングキックは、今の戦術ではあまり出番なさそうですけど、すすっと上がっていくのも持ち味の一つ。レイソル鎌田さんのような、自分が決めてやる的な強烈な顕示欲があったら、もっと怖くなるようにも思ったり。

プログラムの巻末に開会式で宣誓する鎌田前RKU主将の写真があって、1年前、武井さんとKUSS会報対談で喋り散らして飯田さんに発言権を与えなかった彼が、今、レッツゴー柏ダンスでトラメガを持ってレイソルサポをリードしている事実に、ありきたりですが“光陰矢のごとし”という成句が浮かんだのでした。

本日最大見所は、偵察?にいらっしゃっていた明大・神川監督のウルトラカジュアルファッションでしたけど!(えー) 鍵へついていたワンコちびぬいが気になってしょうがありません…すみません…。

開幕戦の結果を1部リーグ全体で見ると…年々、上位と下位の差がなくなり、混戦傾向にあると言われてますが、今季はそれがより加速度を増すのではないかと。

明治大:#27山本(2年)、#33福地(3年)
早稲田大:#26小川(2年)、#32山中(1年)
流通経済大:#15船山(3年)
順天堂大:#19中谷(2年)
国士舘大:#6濱屋(3年)
筑波大:#12須藤(2年)

混沌といえば…プログラムをめくり、第1節現在の追加登録ペーパーまで確認した結果、これだけレイソルユースOBを見つけました。中谷さんを見つけた時は嬉しかったし、ペーパーに山中さんがいたのにはビックリしました! ア式オフィシャルを見るに、TMにもちょくちょく出ているようです。日程表とにらめっこしながら、どの会場へ行こうか迷う時間さえ、卒業生のみんなが与えてくれる贅沢。ありがたい限りです。

最後は懺悔。
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2008/04/06 23:59:11 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
ユニフォーム待受。
レイソルサポーターの皆様なら、モバイルレイソルで2008年ユニフォーム待受の配信が行われているのは、ご存知ですよね?

第1弾のUPDATEがあった折には、「オフィシャルの中の人はケンカ売られたのを根に持って始めたんだろうなー」と、売られた側のリアクションを楽しみにしていたのですが…どうやら余裕みたいですよぉ?

そして、本日、第2弾がUPされました。
「ユニフォーム待受(鎌田、小林、柳澤選手)」

…すごい、24番スピード勝負では圧勝してる(ぼそっ)

などと内心で呟きつつ、リリースでは右(一覧画面では下)から順番に画像を確認してみたのでした、帰りの電車で。

ビックリしましたよ。

柳澤選手=YANAGI。
これは本人も、こうとしか呼ばれたことがないと認めるコールネーム。

小林選手=PANZO。
昔、本人はこの呼称を嫌がってたって噂を耳にしましたが…ガセだったのかな?

鎌田選手=KAMATA。
JIROは字面的に微妙かもしれないけど……カマタ、なんですね……。

第1弾もKURAやらKIRIやらでしたし、愛称路線なんでしょうが、でもKAMATAなのかあ、と。そもそも、なんでこの3人なのかが気になってしまいます(笑)
2008/04/04 23:44:47 | Reysol | Comment 2 | Trackback 0
It's now or never
「次郎…!」
ミートした時点で、背中の2番は視認できていました。ML席側のコーナーへ疾走しながら跳び上がり、拳を突き上げ吠える姿が“江戸川”とオーバーラップして、プロ初ゴールだと確信したのです。

それは、理性の働き。

確定する以前に、私は立ち上がって(ゴールが決まっても、いつもは周りが立ち上がった後で、ゆっくりと、自分の意思で「立とうか」と考えて立つんです。だから、すごく遅いです)いました。感嘆の声を漏らしながら。

目元が熱くなっているのに気づいて、冷静な自分が、呆れたように、感無量の自分へ、内なる声で呟くのでした。
(泣くほど嬉しいのか?)

唯一分からないのは、私が何を見たくてスタジアムへ足を運んでいるか。(Land of Riches過去ログ・2003年12月14日)

<J1第3節@3/30日立台>
柏レイソル 1-2(前半1-1)コンサドーレ札幌
得点者:鎌田、西嶋、西

天気予報では18時頃から雨となっていましたが、日立台へ歩く途中で既に、パラパラと冷たいものが落ちてきていました。フードコートでふれあいタイムを横目に(J'sGOAL。リハビリ仲間か、最近いつも柳澤さんと浩太さんは一緒にいるイメージが)タンドリーチキンをほおばると、覚悟を決めてポンチョをまといました。

入場して最初に購入したのは、チキンでもロコモコでもなくVitoriaでした。とはいえ、表紙をまじまじと見つめると、濡れぬよう、菅沼さんのインタビューさえロクに目を通さず、バッグへしまいこんだのでした。

本当にレイソルのユニフォームを着ているんだね、と今更、無意味にも思えるような感想を抱きつつ。
(サボり過ぎゆえ、アヒルの2番を着た姿をまだ生で見てなかったと気づいたのは、試合が始まってからでした)

発売日に買ったわけでもないのに、チケットはAR席の最前列。近くにいる赤黒の選手たちから、長身で、黒髪がもっさりした人を探しました。4年のブランクは大きく、コンササポさんのコールが聞こえても確信は持てず…結局、心の奥だけで「おかえり」と呼べたのは、32番と背中に入った赤黒の縦じまに袖を通したところを目にしてから、でした。

柴田“くん”が帰ってくる―北海道系のスポーツ新聞をあれこれ読んで、どれだけテンションが上がったでしょう。私がレイソルユースと出会った年に、石川キャプテンとCBで組んでいた大型ストッパー。浜松大へ進学し、今年、コンサドーレでJリーガーとなり…日立台へ帰ってきたのです。レイソルユースで、大学経由でプロになったのは、柴田さんが初めてのはず。

柴田さんが主にマークを担当するのは、レイソルの高卒ルーキー大津さんです。つい数日前、18歳になったばかりの大津さん。前日の練習で初めて間近でお会いして…当人が意識せずとも発散されるみずみずしいオーラに圧倒されたのですが、J1のピッチは若いからと言って、手加減してもらえる舞台ではありません。

脆さも秘めた美しき理想論と、多少の汚れも辞さない現実的アプローチ。大津さんと柴田さんは、ルーキーでありながら、正反対の哲学でぶつかり合った両チームそのもののようでありました。いや、柴田さんは普通に強固だったと思うのは…贔屓目でしょうか。

そして、まだまだひ弱さも否めないポストぶりでありながらも、大津さんが時折見せる“そこへボールを通すか?!”というサプライズは、私がサッカーで最も魅力を感じる面で、見れば見るほど、大津さんへ惹きつけられている自分をはっきりと感じたのでした。

レイソルのバックラインは、最右翼の“永遠の若手”含め、非常に若い顔触れが並びました。初先発のちょっとしたぎこちなさ、情熱を全面に押し出しての大胆な飛び出し、後ろに残されたデンジャラスゾーン。AR席寄りへ立つ鎌田さんの一挙手一投足へ釘付けでした。未完成ゆえの不安定さは、互いに埋める形となるのですが、時には鎌田・小林・石川と3人とも翻弄され、放たれた強烈なフィニッシュを雄太さんが体を張って止めてくれた、なんて場面もありました。

心が上向きの力を得れば、ぐんとパフォーマンスが上昇するのは、何よりも若さの証だと思う―ショートコーナーから俊太さんがファーへ入れてくれたボールを、鎌田さんが頭で叩きつけ、初ゴールとなって派手に喜んだわけですが、これ以降、ボール奪取の思い切りが抜群に良くなったように映りました。時に良すぎて、抜かれてピンチが芽生えたりもしたのですが…この落ち着かない感じが、むしろ鎌田さんが“本当にプロの世界へ飛び込んできた”と、フットボーラーとして一つ上のステップへ進んだと教えてくれるのでした。

前半も残り少なくなってきた時間で、祐三さんがイエローカードを提示されての、札幌セットプレー。嫌な予感はしたのですが…ネットは揺れてしまいました。イラッと来るほど、アウェー側ゴール裏が盛り上がります。AR席も、いつも通り、相手サポさんとのまだら模様。チャントを歌いながら、音程を見失いそうになること数知れずでありました…が、それでも、声を出そうと思えたのは、私にとっても鎌田さんのゴールはドライビングフォースだったんでしょう。

後半に入ると、レイソルが先に札を切ります。前日練習から代表での疲れが隠せなかったチュンソンに代えて、ポポを入れました。ポポの直接FKは、ある種のクジみたいな、続きのないプレーだと思えば良いのではないでしょうか?

運命が分かたれたプレーは、この後。祐三さんが…前の試合に続き、痛恨のボール処理ミス。それをそのままゴールに結び付けられてしまって。言い古されていることですが、FWは100回中99回ミスしても、残りの1回を決めればヒーローです。DFはそうはいきません。DFは99回の好守が“当たり前”で片付けられてしまうポジションで、一度のミスは許されず、糾弾される位置なのです。それがDF、それがセンターバックです。

「DFは一つのミスが負けにつながる。だからこそ楽しい」
私がCBマニアを自称する契機となった“コペルニクス的転回”をもたらしてくれた、今は浪速でプレーする選手の、若き日の言葉。

そういうものなのです。悔しさで地面を叩こうと、罪が軽くなるわけでもなく。悔しさは、次の試合、その次の出場機会で完封することだけで晴らせるのです。それで当然のような見方をされながら。

試合に出られる深い喜びを知っている…味わっていたなら、その喜びがどのようなきっかけで発生し、どのような時間によって成長していくかも分かっているはず。小林祐三は、それだけの選手、でしょう?

レイソルは菅沼さんを投入し、ポジションを入れ替えて、チャンスをうかがいます。やっと出てきてくれた、と思いました。心底。守りへ入ろうとするコンサドーレを前にして、菅沼さんは得点を求めて戦います。

LAST PIECE...KAMATA, LEE, ISHIKAWA, SHIBATA and SUGANUMA.

レイソルユースの最高傑作は、あの年も…試合だけ参戦のような格好でも、エースでした。貪欲にゴールを狙う。5人とも、あの日の…今回の試合と同じ、照明のともった日立台でぶつかった日とは、変わらないところもあるし、変わったところもあります。変化=成長したから、みんなプロサッカー選手でいられるのです。

現在は過去より強い。少なくとも感情にとっては…圧倒的に。柴田さんを意識できる時間は減り、ただただレイソルのゴールを望みました。ゴールをもたらしてくれる唯一の方法はシュート。それをどの選手よりも実行していたのは、鎌田さんでした。オーバーヘッドにはビックリしたし、終盤に放たれたボレーも、惜しくて。

昔、RKUサッカー部公式の選手紹介で、今年も攻めます、とかなんとかコメントしていたのを、ふっと思い出したり。

だけど、鎌田さんに二度目の歓喜は与えられず…レイソルにも2点目はもたらされませんでした。直接の敗因は、祐三さんの致命的ミスかもしれませんが、勝てなかった理由は、もっと根深いと、構造的だと、素人の私でも感じました。

最後まで諦めずに声は出したのですが…無常にもタイムアップ笛は鳴り、石川選手会長ががっくりと肩を落とし、柴田さんがゴール裏のサポさんの前で満面に笑みを浮かべているのを見て、当たり前なのですが、彼らは違う道を歩いているのだと痛感しました。

サッカーがあれば、また会えるんでしょう、が。

そう、最後に笑ったのは柴田さんだったのです。コンサドーレの一員として。すごくいい笑顔でした。これで、もう、日立台へ何か思ってくれることもなくなりますか?(記事で昔の話をしてくれて、嬉しかった、のは、私ぐらいだと、思うのですけれども…)

今年、ユースから他のJクラブへ進んだ選手が、コンサドーレの堀田さんはじめ3人いて、これまでにも無論いるわけで、凱旋とは、「おかえり」も言うことのできない、どうしようもなく切ない出来事なのだと、思い知らされたのでした。

それでも…それでも言えます。みんな、帰ってきてほしい、と。私はその日も、レイソルの勝利を望むのだろうけれども。
2008/04/01 01:16:18 | Reysol | Comment 3 | Trackback 0
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