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俊英の手綱
「瀬沼、点取れっ!!!」
詰めの甘さで結果を奪えずにいる2年生ストライカーを、蛍光イエローの腕章を右肘へ引っ掛けるキャプテンが怒鳴りつけた。4年生特有の季節行事が大変だとぼやく微笑と同一人物は思えぬ程、声を荒げて。

<関東大学サッカーリーグ第7節@5/15西が丘(第1試合)>
筑波大 5-1(前半3-0)慶應義塾大
得点者:【筑】赤崎×2、上村、原田、森谷【慶】横川

声かけてくれて、ありがとうございました!(御礼&陳謝)

10分遅れで到着したら、既にスコアボードへ筑波の得点が刻み込まれていました。目の前では、セットプレーで叩きつけられたヘディングシュートが、バーを舐めます。もはやフルスロットルの筑波に、試合へ入り込めていない目が追いつきません。ヘッドの主が須藤さんだったと、後で知りました…。直後、慶應右SBがボール処理を誤り、これをすかさず瀬沼さんが拾ってシュート。GK中川さんがかろうじてはじくも、ここで得た左CKを、小澤さんが綺麗に上村さんの頭に合わせ2点目。立ち直り切れていない対面の選手を、筑波左SB♪ライトニング稲妻♪原田さんがあっさりかいくぐり放ったグラウンダーがゴールへ入り、3点目もあっさり記録されました。

八反田さんが生き生きとボールを運ぶ中盤―こんなに輝いている姿を見るのはU-17城福JAPAN以来?!―が慶應を蹂躙します。1年生赤崎さんが慶應のキャプテンに腕力で勝って奪ったボールが八反田さんへ供給され、♪天才パッサー♪がマイナスのボールを託した瀬沼さんは…バーに当ててしまいました。須藤キャプテンが2年生FWを物凄い声で怒鳴りつけたのは、この直後でした。

悪い時には鼓舞し、良い時には引き締める―つっかけてきたドリブルをさらっと1人で止めて奪うといった守備タスクのみならず、率いる者の責務をきっちりと果たす4年生が、そこにいました。4年生かくあるべし、を伝承できている大学は強いのです。明治のように(山田主将「昨年の4年生は試合に出ていた人こそ少なかったけど、練習に取り組む姿勢やピッチ外でも『チームのまとまりがないと勝てない』と示してくれた」fromゲキサカ)。下級生がタレント揃いとなれば、彼らに4年生の務めを刻み込む責任は尚更重大。歴史ある筑波大学蹴球部の主将、苦にする様子はうかがったことありませんけれども、容易にこなせる職務ではないはず。須藤さんは全力でその任にあたっているのです。…そして足がつり途中交代(苦笑)ベンチへ戻る途中でさえ、5点目を刻み喝采のピッチにいる10番へ、ライン外から声をかけていました。

後半も、森谷さんがディフェンス打つ手皆無のミドルを左サイドより突き刺し、赤崎さんがゴールに背を向けた体勢からかなり無理やり放った一撃が相手に当たりながらゴールイン…と、なおも加点する筑波。この国にいる大抵のFWなら、どうにか味方へつないでポストとしての役割を選ぶだろうシチュエーションで、どうにか反転してフィニッシュへ持ち込んでしまう新入生の力量に、唸るしかありませんでした。慶應も右CKから横川さんのヘッドで1点返しますが、焼け石に水。筑波の完勝です。

そして、須藤キャプテンは、試合よりも教育実習の日々に気力体力を費やしているのでした。が、がんばってください…。
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2010/05/22 12:10:22 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
長居へ埋めた声
ごめんなさい。こういうとき、どんな顔をすればいいのか分からないの。

<J2第13節@5/16日立台>
柏レイソル 6-0(前半2-0)徳島ヴォルティス
得点者:茨田×2、工藤、武富、田中

日立台で配布されていたVitoriaによると、前節・FC岐阜戦より徳島戦を楽しみにしていた工藤さん。
「今でも徳島の試合に輪湖くんが出ているかを確認します。今日は輪湖くんも自分もスタメンで出場できればいいなと思っています。プロのピッチで勝負をするのは初めてなので、楽しみです」

試合開始前、先発する選手は既に姿を消しているピッチより去り行くレフティが放ったシュートは、アウェー側ゴール裏へ飛び込んでいきました。
「柏には小、中、高とお世話になりました。ずっと観客席からトップの試合を見ていましたし、あのスタジアムのピッチに立つことは夢でした。違う形にはなりましたけど、楽しみです」
上下とも阿波藍で染められたウェアの背中を見て、3年前の年末に紡いだ言葉が蘇りました。
『小4の頃から黄色だけを着てきて、来年は…』

田中順也さんのパスを受けた橋本和さんが左サイドを駆け上がって入れたグラウンダーは、工藤さんを通り過ぎ…好位置にもぐりこんでいた茨田さんがゴールへ蹴り入れました。キックオフから、5分しか経っていません。浪速で迎えた3年前のクリスマス、FC東京U-18に持ち場をえぐられ、表彰式で人目もはばからず号泣していた右SBは、在籍チームの桃色髪右SBを走らせこき使う、立派なJ2仕様のオフェンシブハーフに化けたのでした。

約30分後、右サイドよりのクロスへ反応する工藤さんを、ぺ・スンジンが引っ掛けて倒してしまい、PKの判定。おまけに肩を強打したか、すぐに×マークが出ます。去り行く担架へイエローカードが提示され…代わりにヴォルティスのバックラインへ入ってきたのは、先発は叶わなかった輪湖さんでした。PKキッカーは名乗り出たレアンドロと、U-18時代から積極的に蹴っての得点を重ねてきた工藤さんが揉めた末、譲らなかったゲッター工藤さんに。左へ刺し、リードを広げます。

前半の終盤、ゴール裏へ突き刺さってしまった柿谷さんの強烈なシュートに、レイソルサポーターがどよめきます。しかし…終わってみれば、ヴォルティスがレイソルへ脅威を覚えさせたフィニッシュは、これくらいでした。後半開始前には、茨田さんと面識があるのか、何やら言葉を交わす姿も見受けられた柿谷さん、日立台の土壌によく足を取られ―自らドリブルで持ち込みながら滑ってフィニッシュは失敗するなど―力を見せるには至らなかったのです。

左サイドでボールを持った輪湖さんは、応対する栗澤さんを巻き込みながらねじ伏せつつ突進したり、オーバーラップしてきた桃色髪の祐三さんと対峙し足を絡ませ奪うなど、前半、彼なりに高らかな帰還宣言をしてくれました。後半も対面の茨田さん―輪湖さんも細い部類だけど後輩よりはきちんとした身体をしている―と火花を散らします。最も力を発揮できるポジションと認定された右OHに君臨する茨田さんがゴール左へ入り込んだのにも、輪湖先輩は身体を張って止めにかかります…けれども、当たった果てにGKを翻弄したボールはネットへ吸い込まれたのでした。

さらに、レアンドロが中央でつっかけた後にリリースしたボールをゴール正面で受けた茨田さん、自ら打てなくもなかったのですが、すぐ左でフリーだった工藤先輩へパス。レアンドロの直接FKのこぼれは押し込みそびれた工藤さんでしたが、これはさすがに決めます。茨田さんも、工藤さんも、さすがオリジナルチャントをサポーターに作ってもらえるだけの大活躍です。数少ない?!短所である持久力のなさが発動してしまい、足がつって交代を余儀なくされた茨田さんの代わりに登場したのは武富さん。輪湖先輩は、彼とも掴み合いを繰り広げました。負けたくはないのでしょう。しかし、好位置を確保してもボールが来ない―焦る味方は自分へのサイドチェンジよりも無謀なシュートを選ぶ―苛立ちを隠さない表情は、後輩とのマッチアップよりも多く見られ…哀しくなってしまいました。

レアンドロに代えて山崎さんが出てきて…レイソルU-18が好きと言うのならば、喜ばなければならない試合なのでしょう。しかし、工藤さんの2点目でいたたまれなくなって離席しようとした私は、フルタイム寸前に生まれた2得点で、涙がこぼれそうな心境へ陥っていたのでした。山崎さんが右サイドへ出した長いパスを祐三さんがアーリークロス、ゴールの左にいた武富さんが簡単に初ゴールを得たのと、ロスタイムに橋本さんが駆け上がって入れたボールを田中順也さんが決めた2得点。BLOGOLAによると、この日の6得点はいずれも寮生だそうです。

私はホイッスルが響くと同時に帰宅しました。勝利ダンスやヒーローインタビューどころか、スタンドへの挨拶すら見ないで。エルゴラ本紙にも、U-18卒業生が活躍しているとコラムが載るご時世。レイソルトップのみならず、他J2クラブにも下部組織出身者がたくさんいるとは…こんな思いを味わう回数が多いという意味もあるのです。
2010/05/22 10:42:45 | Reysol | Comment 0 | Trackback 0
ドッキリテクスチャー
点を取られなければ負けることはない。
…けれども、点を取らなければ勝つこともない。

<関東大学サッカーリーグ2部第7節@5/16鴻巣陸上>
東洋大 0-0 関東学院大

6節を終えて2勝(首位専修からの白星含む)1敗3分の東洋大。3つのドローは、いずれもスコアレスと得点力不足が際立っています。対する関東学院大は今季、関東2部へ昇格したチーム。前節、東京学芸大とのドローで関東2部初勝ち点をゲットしてします。

さて選手入場…のタイミングで、ベンチへ駆け寄る東洋大GK松下さん。スタンドから離れたピッチ(天然芝。ただし公園の緑地広場レベル…)へイレブンが滑り込み切る前には、しれっと最後尾へ入りましたけど、ちょっとドキドキしました。

関東学院は、両サイドをえぐって攻める…とやることがハッキリしていて、送り込むボールが甘かったり、東洋大ディフェンスが踏ん張ったりでシュートには至らずとも、自分たちのサッカーを表現していました。昨シーズンより、上位には強く下位に…の傾向を有する東洋は、1年生の馬渡さん(市船出身)が唯一アグレッシブにシュートを狙った…と明記できてしまう程に消極的。最後尾で声を出す―新入生の頃よりは味方も耳を傾けてくれる―松下さんにも、もどかしさはあるでしょう。

後半は互いに相手ゴールへ、より近づき始め…公式記録へ関東学院の方がシュート数が多く記録されているのは、如実に試合を描き出しているのです。それでも関東学院が得点を挙げられないのは、さりげなくシュートコースを消して枠外へ打たせてしまう・セットプレーでの決定的なヘディングを足ではじくetc.と松下さんががっちり鍵をかけているから。昨年、他力で2部残留を果たす前から、松下さんは東洋大の現在位置における重石と化しています。

好天で暑かったのは間違いないですが、関東学院よりも攻撃の連動がない…ボールを持った選手を眺めてしまっている時間帯が長いのです。それでも、右CKからの川岸さんの決定的シュートはバーに嫌われ、直後に野崎さんがDFラインの裏へ抜け出して放った一撃もGKのファインセーブに阻まれ…とチャンスはありました。稀少ゆえにか、実らなかったのを認めた松下さんは座り込んで、うなだれてしまってもいました。

次節は人工芝なのでアドバンテージがある、と西脇監督は述べています(fromスポ東)
2010/05/17 23:19:57 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
分岐点
首位攻防戦もアディショナルタイムをどれだけ残すか…の最終局面。投入されて程ない阪野さんがボールを保持して最前線へ抜け出しました。その左では山田大記さんが、右では山本紘之さんがフリーで並走。残るはDF1枚とGK。阪野さんは左へのパスを選択しました。難なくグラウンダーシュートを突き刺す10番主将。左を選ぶ気持ちも分かる……けど、ほんのり悔しくて。

<関東大学サッカーリーグ第7節@5/15西が丘(第2試合)>
明治大 3-0(前半1-0)中央大
得点者:久保、小林、山田

勝ち点16の1位明治と勝ち点13の2位中央が激突。スタンドが、アドバンテージをうまく取れないレフェリングへの苛立ちを強く表現するのも、シチュエーションの増幅作用でしょうか。席を外している間(前半2分)に明治が先制。明治の命運を文字通り左右する10番主将が左サイド中心に奮闘し、ペースを握ります。山本さんは、ゴール裏で筑波のキャプテンが見守る中、ポストプレーでチャンス創出&あわよくばフィニッシュを狙いますが、なかなか…。

山田さんが試合へ絡めなくなる、イコール中央のペース。(物理的に)激し過ぎるアタック&ディフェンスで明治ゴールへの接近を目指しますが、明治も最後は踏ん張ります。追加点も…山本さんは決定機を数度迎えましたが、いずれも浮いてしまったり、GKに手先ではじかれたり、どうしても決めることができません(><) そうこうしているうちゲームも終盤を迎え、右サイドより折り返されたボールを小林さんがさっくりゲット。このマイナスパス、コース上に山本さんもしっかりいたんですが、小林さんの方が手前にいたのです。良いポジショニング。最後にはリード文で触れた山田キャプテンの3点目も炸裂し、明治が首位キープとなりました。

そうそう、♪ある日 グラウンドに ゴリラが やって来た♪チャントは健在でした☆
2010/05/15 23:14:00 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
PDCA
試合中も選手がスタンドからいじられるのは、いつものこと―穏やかに語る言葉が、すっかり関西のアクセントで染め上げられていたのに、ドキリとさせられました。

<関西学生サッカーリーグ第6節@5/1西京極>
立命館大 0-1(前半0-0)びわこ成蹊スポーツ大
得点者:但馬

全てが輝く光で点描された、新印象派の絵画だった長居でのサハラカップ決勝。3年も前の出来事ですから、時と共に記憶が少しずつ風化していくのを止められないのですが、山中キャプテンが全責務を果たした後に放心状態へ陥った姿を見て“これからも追いかけていく!”と己へ誓った(だから今、WMWの試合へ行きたがるのです)のと、篠原さんが途中出場した際に「カケルお願い!!」と縋りつくように叫んだのは、今もはっきりと思い出せます。

立命館大(以下RITS)へ進学した篠原さんがレギュラーの座を勝ち取り、今春のデンソーチャレンジでは関西選抜Aチームへバックアップより正メンバー入りを果たしたこと、本格始動したSUL(関西ステップアップリーグ:J4クラブと関西選抜A/Bが強化育成のため対戦。Aチームはプロを狙えるクラスの4年生、Bチームは3年生以下で構成されているため、3年生の篠原さんはBチーム)でもプロの胸を借りる経験を積んでいること……情報は把握しているものの、なかなか見に行く機会が持てず、ヤキモキしていました。

このGW、諸事情で実家(岐阜)へ召還されたため、思い切って西京極まで足を伸ばしてみました。岐阜から京都まで100km以上あると言っても、松井さんがいた頃はサンガの試合へ通っていた身ですから、楽勝です。関西学生リーグは、GW期間『感謝節』と銘打って、たとえ長居スタジアム開催でも無料開放中。第6節より、チームのユニフォームストラップが出ると予告されていたので、楽しみにしていたのですが、RITSはまだ製作中の模様。

第1試合は同志社vs甲南。同志社のゴールマウス前に立ちはだかる71番は、昨年末のJユースカップにて鬼神のごときセービングでレイソルU-18の道を断ってしまった大杉さんでした。試合は同志社優勢かと思いきや、甲南が健闘する面白いもの。詳しくは、今回ご一緒させていただいたT.K.さんの日記をご覧いただければと。あ、第2試合も!

試合中に競技場の外周で2列に並んでアップを始めたRITSの最後尾は、6番と15番。小柄ながらたくましい体つきの先輩と、ほんのり明るい色の髪が目を惹く優美な顔立ちの後輩。篠原先輩は右SBとして先発、飯塚さんはベンチで出番に備えます。選手入場時に#3濱部さん(神戸科学技術高出身)が、スタンドの応援部隊へkissを投げつつ歩いていったのですが…この時点で、RITSの校風を悟るべきだったのかもしれません(苦笑)

甲南はお母様の嬌声を交えつつアットホームに、同志社は最前列にほぼ無言で並び、びわスポ(以下BSSC)は一昨年12月にインカレ@足利で見た時と変わらず大所帯でボリュームに厚み…とそれぞれのカラーを帯びていたスタンドでしたが、RITSの応援は一味違いました。相手の選曲へかぶせるなんて序の口、めまぐるしく替え歌チャントが繰り出され、何よりも選手いじり(注:先発メンバーで関西のチーム出身は3名のみ)が壮絶でした。それサッカーと全然関係ないでしょ…とツッコミを入れたくなる即興の歌詞(学生さんのパブリックイメージを侵害するわけにもいかないので、転記は控えます)を複数いるコールリーダーが思いつきで歌い始め、みんな笑いながら合わせる、という。

すごいのは、ピッチレベルの面々もしっかり耳を傾けていること。あまりに酷い歌詞だとベンチの選手より×マーク出ましたし、選手と一緒にアップ中のトレーナーや運営担当であっても、スタンドから振られたら応えなければならないのです。試合そっちのけで眺めてしまい、笑いが止まらなかった時間帯もありました。

RITSは前節、精緻なコントロールを誇る左足でゴール量産に貢献した前野キャプテン(愛媛FCユース出身)が欠場。関西大学サッカー界を代表する左SB主将と、その前に陣取るNo.10内藤さん(桐光学園高出身)とのコンビで、RITSの武器は“左腕”だとされています。“右腕”を担う篠原さんが、ユース時代とうって変わって、全体のバランスを重視した慎重な傾向の位置取りになるのは、必然かもしれません。愚直なまでにカバーへ入る、相手へ当たって止められる、ラインの上下動へ気を配る…SBはディフェンスができてなんぼなのだと教えられます。

時折、フリーで少し前へ進んで、ボールを要求してみるも、なかなかパスは出てきません。内藤さんを中心に、細かく繋いで組み立てようとする意図は感じるRITSですが、中1日(15日間で5試合消化します。関東は同期間に4試合。関西ではかつて、リーグ戦で土日連戦もあったとか)の疲労からか、イージーなパスmissで自らボールを手放すシーンが続出。悪い時は悪いなりに…ではなく、あくまでも自分たちのサッカーを貫く(=繋げば繋ぐほど失敗の母数は増える)のもあって、最終局面まで至れません。

2日前の試合が7得点と大勝だったのも、難しい空気を生んでしまったかもしれません。得点ランキングTOPの#11坂本さんがデンと構え、周りを#18伊藤(弟)さんが動き回ってチャンスを作るのが本来の形ですが、坂本さんへ容易にボールは入らず、伊藤了さんがDFを引きずりながら放った一撃もバーの上。複数に寄せられてもキープする基礎技術は示していた篠原さんも、折々にロングフィードを入れてチャンスメイクを試みますが、実りません。

前半38分、BSSC右CKにエアポケットができてしまい、但馬さんにさっくり足を振り抜かれてしまいます。首位keepのためにも負けたくないRITSは、徐々に前がかりへシフトしていき…後半半ば過ぎからは、篠原さんが1対1で仕掛ける場面も散見されるようになりました。ペナルティエリア付近までオーバーラップしてくると、一気にぐんと伸びてマーカーをはがし去っていく―パワフルな突破からの正確なボールリリースこそ、昔から認識できている篠原さんの持ち味。入れたクロスのこぼれ球を#7加藤さんが狙う、あるいは直接坂本さんのヘッドに合わせる…篠原さんのこじ開けた道からフィニッシュがもたらされるのを嬉しく感じましたし、同時に決まらない歯がゆさも覚えました。“右腕”だって、確たる武器なのだと示してくれて。

1対1のアプローチへ挑んだ#4藤原広太朗さんをBSSC日永田さんが抜いていき、ドリブルで独走していったシーン…GKでの1対1になりかけ、正直、失点も覚悟したのですが、逆サイドから全力疾走で割って入り、体を張って未遂で片付けたのは篠原さんでした。前へ進むのも、後ろへ戻るのも、無駄な走りが多いのもSBですけれど、運動量も最後までたっぷりありました。ボールコントロールに際しては、味方と変わらぬぐらいの疲弊は否めなかったものの…ベストコンディションに近いRITSを見るのは、残された宿題なのでしょう。できれば全国大会(大学の全国大会は過密日程多いのですが…)で、また成長したプレーを見たいです!結果がついてこなくて、本当に残念だけれど、見に行けて良かったです。ありがとうございました。

何があって心が揺れたとしても、この手で触れたものだけは間違っていないと、自分へ言い聞かせています。
2010/05/05 02:16:34 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
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