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Dispel
手をかけた扉の重さは、押してみた経験のある者だけが知っている。

<全国地域リーグ決勝大会決勝ラウンド第3日@12/5市原臨海>
AC長野パルセイロ 0-0(PK1-3)Y.S.C.C.

タクシーが何台も抜けていく、市原臨海競技場の入口道路の脇…広場とも呼べない横幅の芝に群がるオレンジの集団。テレビカメラが一緒にいるから、アップするパルセイロの選手だと気づきました。

バックスタンドに陣取る長野サポは開始前、全員で円陣を組んでいました。選手も手を繋いで入場。起こる手拍子から察するに、メインスタンドにもパルセイロを応援するべく駆けつけた人が多数いたようでした。薩川監督率いるパルセイロにはレイソルU-18出身選手が3名在籍しており、宇野沢さんは半袖+10番+腕章装備で最前線左側へ立ち、大島さんはゴール左手前に陣取り、諏訪さんが最後の砦として構えます。

決定機よりも被決定機が多く―FKがバーを叩いたり―大島さんが活躍、と言うか悪い意味で目を惹く場面も。後ろの諏訪先輩ですら止め切れなかったのは、相棒CBの籾谷さんがクリアしてくれました。ハーフタイム後には大島さんも半袖へ換装、薩川監督より姿勢について指導を受けて送り出されました。

ピンチとチャンスが交錯する戦い―3連戦の3日目ともなれば、心技体の「心」が全てを凌駕する域。Y.S.C.C.鈴木さんのサッカーマンガ並み顔面ブロックが飛び出すなど、どちらもゴールマウスへ入れさせまいという強固な意志を持ち、スコアを凍りつかせていました。何度ボールがマウスよりかき出されたことでしょうか。パルセイロも、野沢さんが魂を削ってとしか表現できないディフェンスで致命傷を幾度も逃れました。籾谷さんも、テープをぐるぐる巻いた右足の痛みに耐えかねてか、自ら外へ出てくるシーンもありつつ、踏ん張ります。

宇野沢さんがフィードを託されても確実性を重視し、味方へ繋いで、結局シュートには至らない光景も繰り返されました。打破できる気配の乏しいミドルシュートなど、どうやって得点を叩き出すか疑問にも感じられたパルセイロですが…地域決勝は大会トータルの結果が全て、パルセイロの戦いは大会自体ではないとでも言いたそうな戦いぶりでした。結果論かもしれませんけれど。

タイムアップ直前、諏訪さんが交代させられます。これはPK戦の訪れを告げるもの。笛が鳴った瞬間『決着』はついたのですが、試合は終わりません。1人目・宇野沢さんのPKはセーブされ、3人目・佐藤さんのキックはゴール左へそれていき、4人目・籾谷さんも左ポストに当ててしまっても…試合には負けても、パルセイロは勝負に勝ったのでした。このゲームしか見ていない私の心境は複雑でしたが、嬉しそうにバックスタンドのサポーターめがけて疾走する諏訪さんを視認した瞬間、氷解しました。宇野沢さんも安堵の表情。スタンドからはオレンジのテープが投げ入れられ、AC長野パルセイロは、念願のJFL昇格を掴み取ったのでした。
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2011/01/16 20:34:57 | other Footballer | Comment 0 | Trackback 0
未来を生み出す人
RITSは試合後、スタジアムの外で輪になってミーティングをします。図らずも節目となってしまったからか、今回は応援部隊も集合。出場メンバーがスタジアムより出てきて、キャプテンよりサポートのお礼と…下級生へ雪辱を託す言葉が告げられました。皆がグラウンドコートを羽織る中、一人エンジのユニフォーム姿で語った前野主将。輪が崩れ、ピッチとスタンドで分かたれていた面々が同じ地平で語らう中、学生プレスの取材にも冷静に敗因を分析していたキャプテンは、幼稚園のサッカースクールで楽しさに目覚めて以来ずっと一番近くで見守ってくれていた人と写真に納まったのでした。

<全日本大学サッカー選手権1回戦@12/18平塚>
筑波大 1-0(前半0-0)立命館大
得点者:50分森谷(PK)

平塚競技場の通路には、筑波大の写真がプリントされた幕や普及活動の様子を記したパネルがズラリと張り出されていました。RITSもスタンドで応援グッズや大学ロゴシールを配布、応援ツアーを組んできた筑波大に負けじと盛り上げます。アルビレックスでお馴染みの上村岬さん個人チャントを、RITSはチーム全体の応援へ用いているので、相手が始めたら対抗して歌ってみたり。楽しい張り合いでした。RITSのサブメンバーがアップ始めるとスタンドからいじられるのも、お約束でしょうか。

相手との握手はいつも両手で丁寧にする筑波大・須藤キャプテン。相対したRITS前野キャプテンは、古巣・愛媛FCへの入団が内定している破砕力抜群の左SBです。あまりの主戦ぶりに、右SB篠原さんは地道に守備を頑張り―時には赤崎さんのシュートへ体を張って―バランスを取る…のが、RITSの“日常”。春に西京極へリーグ戦を見に行った際は、たまたま前野さんが欠場だったのです。

RITSは厳しくプレスし、谷口さんや八反田さんにボールを持たせません。良さを出せず苦しむ筑波オフェンス陣ですが、繋ぎ方をシンプルにして、少しずつフィニッシャー赤崎さんへ良い形でボールを入れられるようになりました。それでも、最後の最後はRITSディフェンス陣が踏ん張ります。前半終了間際には、赤崎さんがGK迫田さんと対峙する緊迫したシーンもありましたが…決まらず。逆に、RITSも前野さんの素晴らしいクロスで決定機を窺い、須藤さんも坂本さんとの空中戦に苦慮していました。

後半が始まってほどなく、不老さんをペナルティエリアぎりぎりで前野さんが倒したのに対して、PKが与えられました。森谷さんのキックは右に刺さり、筑波が先制。取り得るアタックパターンが筑波より幅のないRITS(これを「タレント」と呼ぶのでしょうか)は、打開策を自分たちの雑なプレーで見失う回数も少なくはなく、もったいなく映りました。篠原さんも、良いクロスもあれば、もったいないミスで上げられずにボールロストもあったり…でした。

RITSは伊藤(弟)さんがフィードを受けて独走した絶好の得点機を、今井さんが間一髪でかきだして無にしてしまいました。この前に、ミスパスを切られた果てに許した上村さんのミドルがバーに救われるのがありましたから、相殺とも言えますが。シュート本数でも大差はなかった(筑波9・RITS10)ですけれど、PK一本で明暗が分かれるのがトーナメントなのです。

終了後の挨拶で篠原さんを軽くハグした須藤さんが、スタッフや足がつって下がった原田さんとハイタッチするため足早にベンチへ向かった姿は、いつも以上に格好良く見えたのでした。
2011/01/16 20:01:30 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
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