スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/-- --:--:-- | スポンサー広告
World of Difference
新潟市陸を離れ、ふらっと足を踏み入れたりゅーとぴあ。豊かな音色の"BGM"に癒されたのですが…豊かな音色は、ロビーの一角で行われていた生演奏ゆえのもの、でした。モーツァルトのクラリネット五重奏曲―それを聴衆の耳へ送り込んでいるのは、人の手、人の指、人の息、人の心です。

やはり生です。生しかありません。生でないと分からないことはたくさんあります…サッカーでも。

<国際ユースIN新潟・予選リーグ第3日@7/15新潟市陸>
U-17日本代表 0-1(前半0-0)U-17ペルー代表

新潟市陸へ行く時は、いつも、新潟駅から信濃川沿いの整備された堤防を歩いていきます。陸上競技場へはバックスタンド側をぐるりと回って接近する空中回廊を歩いていくのですが…電光掲示板に「第11回国際ユースIN新潟 日本代表U-17対ペルー代表U-17」の文字が流れていなければ、試合の開催自体を疑いたくもなる、人影の見当たらないメインスタンドが視界へ飛び込んできました。

日本代表が関東プリンスなどとの兼ね合わせで、新潟国際ではいわゆる“ベストメンバー”を揃えられないのもよくあることですが、それでも淋しくなりました。結局、身ばれ確実な黄色いポンチョを着る必要はなく、傘(ただし、これも黄色)を差して観戦したのでした。購入したプログラムも、濡らしたくないから、全く広げもせず雨よけビニール袋内のバッグへしまいこんで。

赤たすきの刈谷…じゃないペルー代表は、欧州ビッグクラブが熱視線を送る大物(背番号7マンコ選手)へ注目が集まりますが、背番号5をつけ左SBで先発の山崎くんが上がろうものなら、すかさずその背後を突くしたたかさと、日本代表選手とはスケールの違うシュートレンジを皆が備えた強敵でした。

ちょうど前週に見た総理大臣杯決勝で、準優勝に終わった静産大の監督が、大学の関東リーグと東海リーグでは一般的に想定されているレンジが異なり、静産大の選手が、たとえば武井さんが放つミドルシュートを静産大の選手は予期できなかったのが敗因、とコメントしていたのですが、日頃の戦いで感覚的に染み付いた距離感をぶち壊す相手とやり合う難しさを、私はこの対戦でようやく実感したのでした。肉体的には未完成な年齢、という点は両イレブン共通のはずなのに…。

「ホタル!」
そんな声がピッチから聞こえて、驚きました。セレッソの山口螢くん(中盤で忠実にやるべきタスクをこなしていた印象)だと後で知ったのですが…風情ある名詞がゲーム中に飛び交うのも、不思議な感がありますけど、ヤマといえば山崎くん、のようで。

16番を背負いベンチスタートの比嘉くん。同年代の中ではどんな表情をするのだろう―ガンバ大塚くん(ちゃっかり比嘉くんが身体をほぐす際の支え棒扱いしてました)とアップを始めた頃から、丁寧に観察しました(試合はどうした?)。試合前のアップスタートでも、ハーフタイム突入時も、待ってましたとばかり、いそいそとボールを取り出し、誰よりも早く芝生の上へ飛び込んでいきます。サッカーが好きでたまらない、屈託のないサッカー小僧そのものです。

ハーフタイム途中に大塚くんと呼び出され、後半開始よりの出場となりました。左OHに入り、ちょうどメイン側の左サイドがレイソルコンビに☆ まず何に驚いたって、青い交代用紙を口にくわえて第4審へ向かったところ!(笑)



降り続ける雨は、ドリブラーには厳しい条件です。そして、肩を脱臼して手術し、ようやくリハビリを終えて帰ってきたなんて事情を配慮してもらえる余地などあるわけもなく、足を引っ掛けられ、腕も容赦なくつかまれ、見てるこちらが不安になる程の激しいモーションで止められもします。それでも、臆せず戦うしか、“最終選考合宿の選考合宿”である新潟国際へ召集された比嘉くんが生き残るすべはりません。

ワンツー、クロス、スルーパス。いろんなアイデアを次々と…初めて見たプレミアカップ@Jヴィレッジで受けた第一印象と同じく、怒濤のシンキングスピードで具現化する比嘉くん。ようやく、ユースマニアさんがレイソルでの比嘉くんを見て、不満そうな顔をする理由を悟った気がしました。運ぶ時は運び、はたく時ははたき、相手からの物理攻撃(と言いたくなるぐらいのマーク)を全身で受けながらも、“人もボールも動くサッカー”を動かすエネルギーコアとして眩しく輝く比嘉くんは…レイソルでは見たことのない姿でした。大塚くんは、あふれ出るエナジーを、きっちり受け止めてくれるのです。これが現実、または比嘉くんを取り巻くenvironmentだと“観念”しなければならない、と強く感じました。

左サイドから、角度のない…得意のコースでサイドネットを揺らしたスーパークリーンシュートは、判定で取り消されました。無念です。

途中出場の八反田くんが左OHへ入ると、比嘉くんは右へ。山崎くんの左CKをヘディングしたこぼれ球を、比嘉くんがミドル打ちこれず、ゴール前へのパスとなり、これの押し込みもやりきれず、なんて場面もありました。試合はGKの反射的なセービングで何度も助けられていた日本が、そのGKが傷んでのリスタートで、手早く突っ込まれDFラインの裏を与えてしまい、ゴール隅へ蹴り込まれてしまう…それも終盤に、という残念な展開でした。ただ、スコアこそ0-1ですが、内容としてはペルーとの差をまざまざと見せ付けられました。

理想(城福哲学)と現実(ペルーの力量)との間を彷徨うイレブンは、まるでガラス細工のようでした。美しいけれど、脆くもあり。
2007/07/15 18:30:27 | Japan National Team | Comment 0 | Trackback 0
<<BACK | BLOG TOP | NEXT>>
Comment
Comment Form












やぶにだけ読んでもらう

Trackback
トラックバックURL
http://vexations840.blog76.fc2.com/tb.php/138-4193d41c
| BLOG TOP |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。