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とちの葉の 風さわやかに
栃木SCで試合前に斉唱するものといえば、栃木県民の歌。MDPの裏面にも歌詞が印刷されていました。そんなセレモニーに先立って、逆側のゴール裏でRKUの部員が歌い始めました。

HAPPY BIRTHDAY TO YOU
HAPPY BIRTHDAY TO YOU
HAPPY BIRTHDAY DEAR CHIAKI
HAPPY BIRTHDAY TO YOU


あ、あれ、選手個々のコールやってましたよね、さっきまで…?

<JFL後期第4節@7/19栃木県グリーンスタジアム>
流通経済大 3-4(前半2-3)栃木SC
得点者:【流】フランク、田村(PK)、西 【栃】横山×3、石舘

---09C池田/4----12田村/4---
15船山/3----------19宇佐美/4
---13千明/3---18フランク/2---
06宮崎/4-04加藤/4-32山村/1-27石川/3
-------01林(彰)/3------

宇佐美→08西/4
フランク→39林(相)/1 ※田村が中盤(前)へ
石川→36比嘉/1

グリスタは2回目でした。前回は「もうサンフレッチェの試合を見るのは最後!」という悲壮かつ幼稚(今の自分から見たら短絡的で幼稚極まりないけど、当時の私にとっては深刻でした…今回語るテーマではないので書きませんが)な決意を抱いて行った天皇杯。あれから10年以上の歳月が流れ…工業団地にあること、バスに長く(約30分)揺られること以外は、何も覚えていませんでした。

その短くはない宇都宮駅からの道程は、今、無料シャトルバスで結ばれているのでした。駅から黄色い人は少数派でしたけど、私はRKUのゲームシャツをあしらったグッズ(ハンドメイドの頂き物)を日常的に身につけているので、必死に隠してました。メインスタンドではグレーのタオマフ巻いてたんですが、かなり浮いている感じでした。もっと堂々としてればいいのに、と言われそうですけど(堂々とできないのは、『RKUの応援に来てる』わけじゃないと自覚してるから、です。そう考える資格がない、というか)

シャトルバスを降りると、栃木イレブンの等身大パネルがお出迎え。ここで他の誰でもなく石舘さんのを携帯で撮ったのが運のツキだったような(結果論) 今日はグリーンベルトに駐車してる人いないね、と話す黄色いシャツのシルバーセンターボランティアさんに導かれ、メインシートのゲートへ。その少し前に石崎主務が立っていました。

「よかったら流大のメンバー表もどうぞ」
予想してなかったわけじゃないんですが、アウェーでもペーパー配ってるのか…と驚いたので、それを一言口にしたのですが、今思えば、せっかく石崎主務とお話できるチャンスだったんだから、もうちょっと気の利いたこと言えば良かったと後悔してます。ともかく、栃木サポさんもメンバー表を受け取り、スタンドで目を通している人も少なからず見かけました。裏表紙の一番下には、栃木サポさんが最も気にしているだろう点も明記されてました。

『本日の栃木SC戦は流通経済大学サッカー部 現時点での最強メンバーで試合に臨みます!!』

中面は、どのくらい“最強”なのか…誰が抜けてて、出そうなメンバーはどんな肩書持ちなのか、の紹介でした。見ていって5回ぐらい目玉が飛び出しそうになったのは内緒です(微苦笑) そして、私はまだ『ベストメンバー』と形容される布陣へ、船山さんが名を連ねるのに慣れてない、とも感じました。こそばゆさ。入学以来、ずっと、それを切望してきたのに。



夏といえば「カキ氷」(by池田さん)なので、この日から発売開始だという『栃木SC勝ち氷』へトライ。黄色=レモン、青色=ブルーハワイで栃木SCのカラーを表現する…はずなのに、削られた氷にきょとんとしてたら、後ろのテーブルを指差され愕然。せ、セルフサービスですか!

「黄色と青以外は邪道かしら…」
黄色い装備で身を固めた、困った顔したお姉さんに話し掛けられました。いわく「イチゴがあるとは思わなかった」と。同感です。無色のガムシロップやらメロン(緑)やら置いたら、勝ち氷の事前アナウンス、意味なくないですか?(汗)
「心が黄色ければいいんじゃないでしょうか?」
いわゆるクラブサポさんの精神状態を解さない私にしては、頑張って言ってみたつもりですが…ダメですか?(誰に聞いてるの?)

夕方の涼しい風吹く、黄色い斑点が程よく散る―フランサのプロコンを着る少年には複雑な気分に―スタジアムへ、両イレブンが子どもたちの手を引いて入場。集合写真撮影前、膝を曲げて子ども達へニッコリと微笑みかける田村さん。さすがに龍ヶ崎〔たつのこ〕じゃないので、中には入りませんでしたが、いい顔でした。ちなみに、私の後ろに座っていた少年が、27番と手をつないだと言ってましたが…名前は覚えてもらえなかったんですね(涙)

立ち上がり、試合に入り切れていない栃木を、RKUが攻め立てます。二人に挟まれても、抜くことを選んだ船山さん。2年前、栃木の屈強なCBにガチガチやられ、ベトベト倒されていた船山さんはもういませんし…フィジカル押しサッカーを展開する栃木SCも、もうありません。ゲットした右CKも船山さんが蹴り、ファーからのシュートはGK小針さんに阻止されましたが、隙を感じ取れました。4分、右サイドでスローインを受けたベロカルさんが斜め45度のクリーンショットでネットを揺らしたのでした。

スタンドは、前期の黒星を想起させる展開に騒然となったのですが、『宇都宮夏の陣 リベンジナイトPart1』を掲げる栃木SCは、一味違いました。直後、RKUの右サイドをえぐりCKを得て、これを横山さんがきれいなヘディングで合わせ、追いついたのです。消沈から熱狂へ、スタンドの染まり変わり具合が…自分だけが周囲と異なる反応をしている事実を嫌というほど教えてくれ、やばい、アウェー楽しい、と興奮しちゃったのでした。最近、レイソルでは出不精ですし、関東大学リーグではH&Aの概念がほぼ存在しないので、アウェー遠征自体が久しぶり…電車で何時間も揺られること、相手ホームタウンの美味しいものを食べること、そういう過程も楽しいし、何より、相手サポの落胆を見るのが悪い気分ではないことを思い出したような感覚がありました。

1点を取り合った後は、やや落ち着いた時間帯に。栃木は流大DF、特に左サイドの裏を高安さんが突いてきて、船山さんと宮崎さんをメインに、千明さん、時には逆サイドの石川さん(が警告を頂戴したのは左サイドで、なのです)までフォローに入ってました。宮崎さんは普段通りの落ち着いた応対でしたし、船山さんは、引きちぎられる場面もありましたが、頑張っていたとは思うのです…まあ、でも、えぐられて起点にされてたのは事実ですが(泣) 山村さんは強くて技術高いんですが、スピードへついていくのが大変そうに映りました。

そんな山村さんがセットプレーで攻撃参加する直前、腰を叩いて声をかけていた船山さん。赤シャツだとかっこよく見えるのはお約束ですが、半袖をまくりあげたり(後半は長袖でしたけど)、複数に寄せられても正確にボール蹴りだしたり、主審にぶんむくれ、栃木ゴール裏から「態度悪いぞ!」と野次られても…ひたすらかっこよく見えました。ビョーキですね、すみません。なんでだろ、前節も見てるから欠乏症ではないはずなのに…どれだけヒートアップしても、視野の広さだけは失わない、落ち着いてボールを操る、そんなところが素敵だったんですよ。単に私が普段より舞い上がってた…アドレナリンに侵食されてただけかな(苦笑)

そう、この日、ゲームを最も熱く燃え上がらせたファクトは、あんまり書きたくないんですが、レフェリーです。どっちに有利、とかじゃなくて、なんでファウルor流されたか分からない、の繰り返し。これへ、主にメインスタンドの栃木サポが率直な感情表現を見せて、それが起点となり全体(ピッチ内含む)へ波及していったというか。池田代理主将も、何度となく声を荒げていて、ケイ先輩が荒れるなんて余程のジャッジなんだろうな…と思ってしまいました。それでも、私は、JFLだから、の一言で、自分を宥めてしまうんですけれども。

RKUの右サイドよりクロスを上げられた時点で、中央では既に横山さんが裏を取っていて、さすがの林さんも至近の1対1は止められず、勝ち越し点。さらに続けてカウンターで攻め込まれ、今度は林さんはじくも、これが横山さんへボールが渡る格好になってしまい、なんと前半だけでハットトリック。栃木はホーム不敗だそうですが、盛り上がるスタンドの熱に当てられ、RKUはまだまだホームアドバンテージが薄いから…と思ってしまいました。これから、ですね。

前半終了間際、栃木のゴール右で混戦となり、メインアウェー寄りにいた私からは遠くてなんともコメントできないのですが、RKUの選手が倒され、PKが宣告されました。審判へのブーイングが沸き起こる中、田村さんがボールを受け取り、スポットへ。小針さんの手を掠めたのですが、左へ蹴ったボールはゴールインしたのでした。ここで前半終了。ハーフタイム、アップするサブメンバーのうち、中野総監督は某Jクラブ帰りの西さんへ声をかけます。

後半10分頃、宇佐美さんが警告を受け、西さんが投入されます。池田さんのパスを、ゴールに背を向けて受けた西さん、くるっと舞うように半回転、そのままゴールへ流し込んだのでした。お見事な同点ゴールでした。この時間、ボールを保持するのはRKU、しかし黄色い壁がたちふさがったのと、フィニッシュを確実にやろうという意識が強すぎて逸機を繰り返した(栃木も、これはやられた、と思うようなシーンで何度か外してくれましたが)のもあって、勝ち越し点は奪えませんでした。

中盤へ回った田村さんが、積極的にボール奪取を試みるのですが、その姿勢が果敢すぎて…特攻しているようで、ヒヤヒヤもしました。警告もらっちゃってましたが、必然かな…と。イムさんが両サイドを突破してチャンスを作り、右からセンタリングが入った際は、後半最大の決定機だったように感じました。これを中央で池田さんと西さんがかぶってロスト。嫌な予感がしました。栃木が外しまくったらRKUが加点した、その逆が起こる、と。

『ピッチの悪ガキ』というコピーの躍る幕がはられていた石舘さん、この日は途中出場でした。RKU逸機の直後、右サイド、角度としては難しいと思えたショット、決めたのが石舘さんだと知った時…赤井さんがMDPで尊敬する先輩として名を挙げ、理由が「プレーで、負けないという気持ちが強いところです」と述べていたのもうなずけたのでした。ガツガツと獣のようにゴールを目指し、時には相手を突き飛ばし、リードを奪ってからはコーナーで“鹿島る”プレーを試み、ヒーローインタビューでは先輩と同じ言葉を口にしなかった(石舘さんのは「気持ちいいー!」だったような。先輩は「キモティィー!」 これを観戦した少年達が繰り返していたのには、ちょっと悔しさが…)ストライカー、これこそが石舘さんであり、私が日立台で見て惹かれた神経質な様子は、夢か幻か着ぐるみだった、と理解しました。

栃木SCは、危なっかしいながらも、リベンジを完了したのです。勝敗では。RKUも存分に楽しませてくれた、(私は)満足してます。ここ最近はタイトルのために絶対負けられないという試合が多くて、結果を恐れずに(いや、もちろん栃木に勝つ気まんまんで臨んでいたのですけれども)がっぷり四つで組み合うゲームって、久しぶりに見た気がするんです。持てる力を出す、出し切る、いい意味でも悪い意味でも…こういうのは、TOPが通常参戦している大会では、なかなか、見られないようになってきたと感じてるんです。RKUは、強くなって、挑まれることが増えてきた…RKUが、公式戦で本気でチャレンジャーになる、その機会が“順調に”減ってきているというか。

まあ、贅沢ですけどね。


そうそう、稲葉さんが途中出場したんです、栃木は。MDPの表紙も飾っていて、ピッチを駆ければ自然発生的な稲葉コールも起きて…西が丘(大学リーグ)で見た姿から、どれだけの時間を経たか、実はそんなに時間経ってないんじゃないか、とも感じました。劇的に変わりすぎというか。

サポーターが稲葉さんへ要求しているのは、結果=ゴールです。FWは、結果を出すことが求められるポジションです。

私は、この日の船山さんにも満足しました…が、そんな感想をのうのうと書いていられるのもあと1年半だとも、強く感じました。プロは結果が必須、結果が出せなければプロとして居続けることさえできません。4年生の先輩が、Jから誘いを受け、練習参加のためチームを離れていたりして、来年は船山さんの番なのか、と想像すると、言葉では到底言い表せないような心境になります。モラトリアムとしてのRKU、ここと出会えなかったら味わえなかった体験は、追いかけているだけの私なぞですらたくさんあります。だけど、その時間も、着々と少なくなっていると…その先に待ち受ける世界は厳しいし、まずそこへ飛び込めるか、から問われているのです。

サッカー界は、サッカーそのものと大差ないぐらい、奥が深いと思います。

2008/07/20 21:42:06 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
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