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どんな風向きでも
部員用応援スペースの後方で、初めて見る大きなゲート旗が用意されていました。布は2枚。上に位置するグレーは『80th KANTO LEAGUE CHAMPION ☆』、下側のレッドは『PRIME MINISTER CUP 2007 CHAMPION』。頂点に立った二度の記憶は、私の中でも鮮やかです。

間違いなく『3枚目』も持ってきているはず―それが広げられるかは、神のみぞ知る。

<関東大学サッカーリーグ第20節@11/8さいスタ第2>
流通経済大 2-1(前半2-0)法政大
得点者:【流】張、保崎(PK)【法】福田

----34張/3----12田村/4---
07楠瀬/4---------14金久保/3
---26千明/3----05C三門/4---
06宮崎/4-28山下/4-03染谷/4-02保崎/4
-------22増田/1-------

78分:金久保→18フランク/2
79分:田村→08西/4(多分、三門が前へ)
89分:千明→04加藤/4

SUB:大橋/3、佐藤/4、宇賀神/3、船山/3

関東学連モバイルサイトの試合速報で、2位国士舘大が先制したのをチェックしての会場入り。RKUは関東リーグ通年化以降では最速の優勝決定もありうる状況でしたが、それは国士舘大の勝敗次第という他力本願。正直に言えば、自分も中野監督と同じく「(優勝決定は)次の試合と思っていた」(Fromエルゴラ11/11)のですが、カシマで濃密な120分を目撃しているだけに、会場到着段階のスコアで第1試合が終わるとも思えませんでした。

私の脳裏にも余熱を残す大激闘。120分戦い抜いた後、ベンチへ引き揚げるのさえおぼつかなかった国士舘イレブン。、最終ラインで落ち着いた応対を繰り返す濱屋さんもその一人でした。きっと足が動かなくなる―沈着に予測する思考とは裏腹に、感情は何を望んで眺めていればいいのか、答えを定められず、グラグラしていました。

『昔は良かった。戦う相手は全て敵、倒すべきものであって、敵としてだけリスペクトすれば良かったから。今は、誰かの勝利は誰かの敗北。誰かの喜びは、誰かの悲しみ。』

案の定、後半に同点弾を許した国士舘。ロスタイムにも追加点を奪われました。すぐに1点返し、笛が鳴るまで戦ったのですが…。前週カシマへジャージ姿でつめかけていた部員さんたちは、全員スーツに袖を通し声援を送っていました。挨拶に来たイレブンは、黒星を喫したかのような落胆ぶり。まだ優勝チームは決まっていません。

流経大が勝てば、流経大の優勝。

染谷さんのインターセプト、金久保さんのボール運び、楠瀬さんのドリブル突破。これがRKUのリズムだと安心できました。不思議なもので、このリズムとは懐かしさを覚えるぐらい、離れていた…のに、RKUは勝ち点を積み重ね、優勝へ王手をかけている。

試合前、一部の部員さんから早く進路を決めるように野次られ、笑みを浮かべていた楠瀬さん。左サイドを突き崩すも倒され、RKUはFKを得ました。キッカーは金久保さん。ボールはファーへ。張さんが高く飛び、頭で叩きつけていました。大きな先制点です。追加点も左サイドから。今度はエリア内で倒された楠瀬さん。PKです。マークへ向かうは本職PK職人・保崎さん。船山さんはベンチだから邪魔できないね…と心の中で私は苦笑い。キックはゴール右上へ、ふわりと。

2点リードしたRKUですが、直後、完全にゴール前へ抜け出される大ピンチを迎えます。しかし、ゴールへ飛び込んだのは人影で、ボールははね返されました。ネットへ絡まってまで起死回生のスーパークリアを見せたのは、宮崎さんです! 終わってみれば、勝負を分けたのは、このクリアでした。

DFラインは染谷さんの細やかな繕いで落ち着きを保ち(右サイドでスピード勝負に敗れて引っ張ってしまい、通算4枚目のイエローカードも入手してしまったのですが)、GK増田さんのマウスを離れてホールドする勇気もチームを救っていました。

順風満帆に45分を折り返したRKU。中野監督がイレブンへどう声をかけたかは、公式HPにハーフタイムコメントの掲載がなかったので、分かりませんが…良い前半であると認識すれば苦しめられる、といった旨を、たまたま近くに座っていらっしゃった山中顧問が呟いていらして、時と共に、具現化する言葉に打ちのめされました。後半立ち上がり、法政が右サイド(RKU左サイド)でFKをゲット。これを起点にゴール前で混戦となり、最後は福田さんに蹴り込まれました。

前半の余裕ある展開が嘘のように、後半は押し込まれました。染谷さんや宮崎さんの懸命なカバーが目につき、気がつけば…RKUの部員さんたちも、声も出ず、見入ってしまうようなゲームとなっていました。68分頃、楠瀬さんがペナルティエリア右で相手DFをひきつけて、更に右を駆け上がってきた保崎さんへパス、ファーサイドへ見事なクロスが入り、これを田村さんが打つも相手GKにはじかれた場面ぐらいでしょうか、RKUのチャンスは。

私は後半、三門さんを探していました。そんな自分に気づいた時、あれ?と首をひねりました。いつしかワンセグの存在も意識から吹き飛び。

ゆっくりとゆっくりと残り時間は減っていき、観客席ではある物が配布されていました。受け取って、早いだろ…と正直ため息をつきたい心地でした。真っ赤な紙テープ。優勝が決まったら投げるのです。最後の最後まで勝負は分からない―私がサッカーでそれを学んだのは、10年以上前のワールドカップ最終予選でした。国立で、A代表のレフトウィングが躍動した試合。白と水色のテープが舞い…芯を抜かない人たちへ怒りを隠さなかった表情を思い出して。芯を抜かなきゃ。試合より手元に意識が集中する自分は、まだ遠い記憶にとらわれた囚人。

さいスタ第2には屋根があると、気づいていたのです。だから、実際は思い切りは放物線を描けなくて…前列へ座っていた方々へ迷惑をかけてしまいました。すみません。ピッチの選手たちはKANTO CHAMPIONとスリーストライプで彩られたメモリアルシャツへ着替え、優勝の2文字やサインを書き込んだミニボールを客席へ投げ込んだのでした!! 3枚目の大きな幕―『82nd KANTO LEAGUE CHAMPION ☆☆』が堂々と広げられ、記念写真撮影や監督&スタッフの胴上げ(もちろん最後は落とすお約束付きで)が行われました。



一通りセレモニーが片付くと(この時点では、次節たつのこであそこまで大々的にセレモニーをやるとは思いもよらず)、白いシャツをまとった選手たちは、柵越しに自分を支えてくれた人たちと思い思いに語らっていました。どの顔も、やり遂げた充実感にあふれていました。

最も網膜を強く刺激したのは、一際鮮やかなオレンジ色でした。アルビレックスのユニフォームを手にする三門さん(アルビ東京在住サポーター)。言うなれば、未来の呼び声です。タイトルを勝ち取り、同時に自身の明るい未来も切り拓いたキャプテンに幸あれと心から願いました。
2008/11/17 23:06:09 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
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