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ノーブルファンタズム
RYUTSU KEIZAI UNIVERSITYの、Kだけ赤い『RKU』ロゴは常磐線沿線に住んでいる人なら駅看板や車内広告で見かけたことがあると思います。Rの中央部分がサッカーボールになっているのが、RYUTSU KEIZAI UNIV. FOOTBALL CLUB(流通経済大学サッカー部)のロゴです。

インカレ初戦、選手入場。イレブンは黒地に黄色いラインが入った新しいグラウンドコートをまとっていました。試合後には、同色のジャージも一式、新調しているのだと知りました。背中に大きくRKUのロゴが入っていて…Rの中にはサッカーボールではなく、お星様が輝いているのです☆

※RKUサッカー部オフィシャルHPのクローズアップ仙台大戦その1のミーティング写真で、皆さんが着ているウェアです。

<全日本大学サッカー選手権1回戦@12/21足利>
流通経済大 8-0(前半3-0)仙台大
得点者:三門×2、金久保×2、加藤、池田、楠瀬×2

---15船山/3----09池田/4---
10平木/4---------14金久保/3
---26千明/3----05C三門/4---
06宮崎/4-04加藤/4-03染谷/4-02保崎/4
-------22増田/1-------

62分:三門→07楠瀬/4
72分:千明→13山村/1(そのままボランチへ)
77分:金久保→12田村/4

渡良瀬川のほとり、下野国足利庄。二つ引両の紋があちこちで見つけられ、大阪からトンボ帰りした翌日ながらテンションがぐんぐん上がりました(理由は後述) インカレの日程が発表になった際、RKUは足利会場に一番近い大学だとは思うけど…と内心がっくり・うんざりしていたのですが、良かったです。

♪かっ飛ばせー ひーらっき♪

RKUが得たFKのチャンス。歌い始めた部員さんたちも、キッカーが宮崎さんではないと気付いて、力ずくで修正します。このチャント(♪かっ飛ばせ 宮崎♪)は、プレースキッカー宮崎さんへリーグ戦では何度となく歌われたもの。だけどインカレでの左足担当は、平木さんなのです、1年前に戻って。これも、中野監督がおっしゃる「ケガ人が戻ってきて理想に近いサッカーができ始めている」(『継承。』インカレレポ)一端でしょう。

1年生ながら東北リーグ得点王に輝いた仙台大#25奥埜さん(ベガルタユース出身)は技巧派FWだと教えていただいたのですが、ボールホールドにこだわりを隠さない染谷さんの足元より奪い取ってからシュートへ至るまでのカウンターはお見事でした。他にも何発か仙台大はカウンターでRKUの隙をうかがったのですが、起点はほぼ全て奥埜さん。周囲との格の違いを感じました。

仙台大は引いてカウンター狙いだとハッキリしていたので、RKUのDFは自由に動いてましたが、ゆえに反撃で自陣の割と深くまで進入されもしていたかと。ただ…RKU守備陣は何枚抜かれても、GKの前にもう1枚、背番号6という小さなダイアモンドがいるのです。1年通して、宮崎さんがカバーで摘んだピンチの数、いくつあるでしょうか。1試合に数回はあるように思うのですが(来年は、それがないかと想像するだけで…)

先制はRKU。セットプレーのこぼれ球を三門さんが豪快に叩き込んでくれたのでした。力強い弾道には「豪快」という形容が似合うと感じたのですが、倉敷方面に飛ばすメールへそのまま記すには躊躇がありました。エルゴラの記事でも「豪快に」と書かれていたし、チョイスとしては妥当だと自負もあるのですが…力強さは得点経過自体のみならず、流れをつかみきれず、カウンターに脅かされていた中で、この時間に取ってくれた事象だからこそ、でもあったので。フットボールが分からないのも大きな素因ですけど、得点シーンの描写って本当に難しいです。いや、得点シーンでさえ、と言うべきかも。

この日、絶好調だったのは金久保さん。2点目はゴール前(ほぼ中央)ペナルティエリアのライン付近で足元へ操るのも容易でなさそうな速い球が入った(出し手は船山さん…だと公式記録見て知りました)のを、マウスの左下隅を狙い澄まして射抜いたもの。3点目もゴールバーのぎりぎり下へ差し込む直接FK。GKの阻止が最も難しいポストやバーぎりぎりをショットポイントとしてチョイスするので、つい(レイソルU-18の)比嘉くんを連想してしまいました。そんなことをする選手、他に思いつきません。海外サッカーだと、珍しくないイメージが私にはありますけど…とにかく凄いです。

金久保さんがやれば出来る(けど調子の波も結構激しい)選手なのは、知っていました。しかし、調子がいいとここまで出来るのか、と感嘆させられるゲームメイクでした。思いも寄らぬスペースの使い方を瞬時に編み出し、実際にボールリリースされるとは予期し辛い方向へいとも易しく配球してしまうのです。三門さんの常軌を逸した(←褒め言葉)運動量でも、船山さんの磨き抜いた感受性でも、金久保さんの意表をつくボールリリースへ反応しきれず、ころころ転がってルーズボール→仙台大選手へ、なんて場面も続出しました。

スコア以上の差を感じさせて前半終了。後半は、RKUのポゼッションサッカーショーとなりました。三門主将は『継承。』のレポで「普段の練習中からしっかりコミュニケーションをとっているので、今コイツは何をしようとしているのかとか、ここに出せばいるだろうなというのはある程度頭の中に入っている」と述べていますが、自律的なものである呼吸〔パス〕と呼吸〔ラン〕がぴたりと重なり和音を奏でる奇跡が美しくて、この時間をただひたすら味わっていたいと心から欲しました。インカレ、主導権を握れる試合ばかりではないでしょうし。

過去でも未来でもなく、今この瞬間に意識の全てを―ひょんな選択から流経大サッカー部を観戦するようになった幸福を。せめて、幸福を幸福だと呟くぐらいは、許してほしい…。

後方から出たボール(千明さんがリリースしたのも、池田さんのスルーがあったのも現地では把握できず)を受けた三門さんがコートの4分の1を走り、流し込んだ少し前に、中野監督は主将OUT=温存する決断(この日の交代は、監督の中でのキーマン順位かな…?)を下しました。次を見据えて。三門さんは黄色い腕章を宮崎さんへ渡しに行ったのですが、常に冷静沈着な宮崎さんは染谷副将を指差して。染谷さんの腕章巻きはJFLであったから、宮崎さんが見たかったのに!(笑)

平木さんの蹴った右CKを加藤さんが後頭部?もしや背中?で入れて更に加点したRKUのやりたい放題を象徴していたのが、途中出場の楠瀬さん。ドリブル突破に応対した相手DFは変な体勢で体を崩してしまい(モーションに対して反射的に応対するとこうなるのか、と思ったり)交代枠を使い切った後だったのに、復帰できず。仙台大は10人での戦いを強いられました。

船山さんとのコンビプレー(!)でチャンスを得た池田さんが流し込んだ7点目の直後でした。左サイドでボールを手に、もとい足にした楠瀬さんが、ゴールから逃げるように曲げながら落とすSUPER MARVELLOUS SHOT!! 中野監督選定2008 RKU BEST GOALのようですが、死神の握る鎌(これが久々に発動した宝具…?)のような弧が描かれた瞬間、スタンドからはWoow!!と表現するのが難しい驚きの歓声がどっと起きてました。同時進行で。

楠瀬さんは船山さんがカットして出したボールを受けてちょんと蹴り込んだ9点目も決めていて、3分間で2ゴール。このゴールラッシュへ乗れなかったのは、味方のお膳立てをことごとく無駄にした船山さんだけです…しょんぼり。ともかく、無失点の快勝でRKUはインカレのスタートを切りました!

以下、足利の街について(サッカー関係なし)


私は大学で平家物語を研究したのですが、そのきっかけは小学校の図書館にあった、児童向けの足利尊氏伝記でした。大河ドラマ『太平記』→原作吉川英治『私本太平記』→『新・平家物語』→古典平家というルートです。足利尊氏が好きな人って珍しいと思うんです。少女時代の私は尊氏が清水寺へ納めた願文(現世の利益は全部弟[※]へやってくれ)にKOされました。良く言えば繊細、悪く言うと神経質…足利将軍家は心を病んだ家系だという説さえあって、歴代将軍の奇行を並べると否定できない部分もあったり。太平記でも出家・自殺願望を繰り返している尊氏は、躁鬱病だったかもと言われてます。

それもまた清和源氏の名門としての重圧から…そんな足利氏発祥の地が、下野国足利庄です。家紋は祖が次男である証の二つ引両(長男が祖である新田の家紋は、大中黒) 歴史を大切にする足利の街では、駅前の時計や橋の欄干へ普通に二つ引両がデザインされているのです! ふらふらとスタジアム方向へ歩いていくと鑁阿寺(ばんなじ)の看板が。足利氏の氏寺と知っては、お参りしないわけにいかないでしょう。ただ、11時開始と勘違いしていたので、ゆっくりはできなかったんですけど。

程近い足利学校には、試合後、足を運びました。到着したのが16時3分。入場受付は16時まで。引き返そうとする私を、係員さんが建物から出てきて呼び止めてくれました。30分ほどで完全に閉場するけど、それでもよければ…と入れて下さったのです。お陰で、こちらも駆け足参観。もったいないですけど、ありがたかったです。

お寺は「大日さま」、学校も「学校さま」と呼ばれて、市民の皆さんには大切にされているそうです。それを強く感じたのは、学校の歴代庠主(しょうしゅ。校長のこと)のお墓へ丁寧にビニールシートをかけていたこと! お墓なんか石で野晒しが普通なんだから、と思うのですが、そうじゃないあたりが伝統への敬意なんですね。

でも、この日、見られて一番嬉しかったのは、大河ドラマで主演の真田さんが着ていた鎧だったりします。すみませんダメ人間で。歩道も舗装・道幅とも徒歩の観光客にも十分対応していて、とても素敵な街でした。機会があれば普通に観光しにリベンジしたいです。

※同母弟の足利直義。当時、8/1には贈り物をする習慣があったのですが、尊氏は気前が良すぎて、もらった物をすぐに人へあげてしまうから手元には何も残らず、一方の直義は習慣自体を賄賂と見なして受け取りさえ拒否したと伝えられています。太平記の兄弟は新田兄弟も楠木兄弟も、弟が血気盛んで兄へ決断を迫るパターンが多いです。

2008/12/30 13:33:59 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
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