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落葉樹
元日、ワニナレナニワを横目に国立競技場をダッシュで抜け出した私。飛び乗った名古屋行きの「こだま」で、窓の向こうに広がる夜を眺めながら、声に出さず、呟いていました。

…7日、平塚に来てくれたらいいのに。そうしたら、「優勝おめでとう」って言えるのに。

<全日本大学サッカー選手権準決勝@1/7平塚>
流通経済大 3-3(PK3-4)筑波大
得点者:西川、船山×2、木島、池田、野本

---15船山/3----09池田/4---
10平木/4---------14金久保/3
---26千明/3----05C三門/4---
06宮崎/4-04加藤/4-03染谷/4-02保崎/4
-------22増田/1-------

86分:船山→29宇賀神/3
89分:池田→20張/3
93分:保崎→07楠瀬/4

SUB:01林/3、28山下/4、08西/4、12田村/4

インカレも準決勝まで来ると、他にちゃんとした観戦記がいくつもUPされてますから…私が、試合見て思ったことを、思ったことだけを書き散らしても、誰も怒らないですよ、ね?(いつも試合内容皆無で、感想というか感情上下動しか書いてないだろ、ってツッコミ禁止)

石崎主務のお父様想い出の日・レイソルJ1昇格以来の平塚でした。公園を真っ黄色に染めていたイチョウは葉を落とし、冬の装い。スタンドのあちこちで、新年の挨拶が飛び交います。結果論ですが【落葉樹が冬に葉を落とすのには理由がある】と学んだ試合でした。

RKUがとうとう1勝もできなかった2008年度の筑波。だけど、リーグ戦は前期も後期も筑波大戦が一番面白かったのです、私には。「ぜんっぜんおもしろくない!」でしょ、普通は。だって、勝てなかったのですから。

私にとって、サッカー観戦は他人事を愛でるPASTIMEでしかありません。気晴らしの手段が音楽やお酒や買い物じゃなくて、何の因果か(他人の)サッカー(を傍観すること)なだけ。勝ち負けに追い立てられるなんて、自分の人生あるいは仕事だけで十分です。予測を裏切るファンタジーの紡ぎ手として、飽きっぽい私を飽きさせないでいる稀有な人が、たまたまRKUへ進学しただけ。

自分が生きていくのにいっぱいいっぱいになる前から、そうだったのか…?

試合は序盤からお互い押し込んだり押し込まれたり。流れが両校の間をうようよするだろうなんて、堪能した過去の180分から予測を立てられてしまうのです。後期のエントリでも書きましたが、多分に両チームとも乱打戦になると思っているから具現化する、引き寄せの法則が作用しているんじゃないかと。強いてどちらが優勢だったかと書くなら、筑波でしょうか。RKUはなかなか前線までボールが運べず、けれども後方が踏ん張って筑波にフィニッシュは許さず(筑波は前半シュート2本)

…2本中の1本が、一瞬にして西川さんがバックスを抜き去り、GK増田さんの飛び出しさえかわして流し込まれた、リプレイ感覚の強いSHOT ON GOALだったのには、嘆息するしかありませんが。1ボランチ千明さんが中盤の制圧に失敗し、DFラインが水際ではじき返していた印象は受けていたのですけれども。

落胆よりも既視感が強かったので、取り返せるとは信じていました。今までもそうなってきた。ただRKUは前線まで運べるようになっても、決定的なシュートは放てなかったのです(それでもRKUは前半シュート9本。こんなに打っていたか?というのが正直なところ)

前半が終わろうかという頃には、姿を見るのは元日以来の選手たちも訪れていると気づけていて、新年3日目から有休を取ったのは、1年前、彼らの結果的にラストゲームとなった試合(インカレ準々決勝駒澤戦@江戸川)へ駆けつけられなかったのを、ものすごく後悔したからだと思い出させられました。

仕切り直し直後、緊張がはじけました。緊張してたんです。吐き気を催す程に、会場へたどり着く前から。東海道線の平塚までの時間は、どれだけ落ち着きなかったことか。こんなに勝ちたいと、ただひたすらに勝ちだけが欲しいと望んで観るのは…福大戦もそうだったけれど、このインカレを迎えるまでは、久しく味わってなかったテンションなのです。

右から金久保さんが侵入し混戦に。正直、過程はよく見て取れませんでした。でも、シューターだけは狂いなく把握できました。急な角度だったはずですが、逃さない頼もしさが…今の船山さんにはある。インカレの船山さんは、言い方悪いですが憑き物が落ちたみたいな晴れ晴れとした顔をしていて、長くはない、でも短くはないとも思う船山追っかけ歴の中で最高の凛とした振る舞いなんです。

白状すれば、シュートのコースすら、記憶はおぼろげです。嬉しくて、嬉し過ぎて、ふなまに仲間の某さんと無邪気にハイタッチを繰り返したインパクトに上書きされちゃって。私は…いつからか、嬉しい時、素直に喜べない人間になってしまっていたんです。それが大人だと信じて。今では逆に、率直に感情表現する選手へ羨望を抱くくらい。ゴールが決まったからって、隣人とコンタクトするなんて、フランスワールドカップ最終予選以来、覚えがありません(注:私が忘れているだけという可能性もあり)

喜怒哀楽をストレートに発散する選手が、本当に羨ましくて。

さらに千明さんのヒールパスを起点に左サイドを池田さんがえぐり、折り返しを受けた金久保さんのシュートはポストを叩いたのですが、またも詰めていた船山さんがヘディングで押し込んだのです! 逆転!! 無我夢中でした。ただひたすらに嬉しくて…「喜」と「楽」は違うし、前者から私はずっと遠ざかっていた(リーグ優勝時でさえ!!)のだと気づきました。

茨城ダービーはシーソーゲームばかり。だから、どれだけ点が入っても、いつだって…平塚でだって、まだ終わっちゃいない、と何度も何度も言いましたよ、確かに!

木島さんのボテボテシュート(←これもすごく書き方悪いと百も承知ですけど、メモされたワードをそのまま使うのも当日の感情が如実に滲んでて意味があるかな、と)が入ってしまっても…追いつかれても折れはしません。ゴールキックを三門さんが頭で落とし、受けた池田さんがDFの左へ回り込んで疾走、綺麗に流し込んで、再び勝ち越し。あとは回らない時計との戦いとなりました。このあたりの時間帯、船山さんは左サイドにいました。前線を削って中盤を厚くしたのです。

船山&池田の2トップ(この試合では、前述の通り途中から1トップですが)にフォアチェックを徹底させた末、二人を下げて逃げ切る。福大戦と同じ札の切り方だから、間違いだったとは思いません。下げたから点を取れる気配が薄くなった、なんてのは単なる結果論で。

笛が鳴るまで試合は終わらない―そんなこと、今更示されなくても痛いぐらい知ってる程度には、サッカー観てきてます。それでも足りないと神様はおっしゃるのでしょうか。プロの世界へ11人が飛び込むようなチームだからこそ、むしろ、勝利への飢え・栄冠への渇きを抱いて旅立てと啓示があったのでしょうか?


第4審が掲げたロスタイムの数字は3。某さんの手元計測では3分過ぎてました。公式記録を見ると、シュートへ至るまでの経過に「相手FP」という文字が二度も登場してるんです。2回はクリアした、と。

平塚で鹿島魂を見た---インカレ準決勝流経大筑波大戦(ケロマキ日記)

後日、このエントリタイトルを拝見した時に、しっくりくる言葉をようやく見つけた心地でした。鹿島魂。強烈な勝利への執着。理由のない敗北はないと言うから、RKUがロスタイム…ほぼラストプレーで追いつかれたのには理由があるはずなんです。三門主将は、みながこぼれ球へ意識を集中させすぎていたとおっしゃっていたようですが。野本さんがすごいと言うのは簡単です。実際、見事なボレーシュートだったし、野本さんが勝敗を分けた、それで合ってると思います。思うのですが…ではRKUに足りなかったものは何か、と。

延長戦前に組まれた円陣へ参加するため、グラウンドコートを羽織ってベンチへ戻ってきた船山さんの横顔が鬼気迫る険しさで、忘れられません。

諦めが悪くなったのも、RKU絡みで3点ビハインドをひっくり返す試合を2回も見ているから。まだ、こちらには楠瀬さんがいる…今思えば、なんて残酷な祈りだったでしょうか。楠瀬さんがぶっつけ本番だったと、後で中野監督のコメントを拝読して初めて知ったのです、私。楠瀬さんがその突破で得点を呼び込んでくれたのは過去であって現在ではないと…それが冷酷な現実。でも、平塚での私は、バカ正直に信じて、祈ってました。そうやってできる対象だったんです、楠瀬さんは。

ボールを持ったらひたすらドリブルを選び、放すタイミングがおかしくても、シュートがゴールのはるか上を飛んでも。提示される現在よりも、期待に応えてくれた過去を信じていた。言い換えれば、それは、幸福、なんです…。

PK戦はくじ引きと同じようなものだから、どうしても、突入する前に勝ちこしたかった。ただそれだけです。PK戦で何が起こって…勝っても、負けても、深い意味を持つとは思えないのです。だから、結果として負けたとしても、黒星自体に悔しさを覚えはできないのです。ただ、残り時間が秒単位だったあの刹那…なぜ、私も、試合後に会うことなんて考えていたのか、と思ったりするだけ。

【流経大】
061429030507
○SV○ W○SV
○ W○SV○○
020411070908
【筑波大】

増田さんは広島皆実時代に選手権でPK戦で連勝したから、と励まされて。祈るだけ。RKUがどうやってキッカーを決めたか存じませんが、不思議な顔触れと言えば、そうかもしれませんし、そうではないかもしれません。増田さんが止めた時(4本目)は、ベンチの船山さんはじめ、みんな拳を突き上げて喜んでいたのを覚えています。楠瀬さんがPK蹴るのを見たのは初めてかな…随分とPKの練習も重ねたそうですが、両イレブンを呑みこむ場の空気は、本番ならではだったんでしょう。

敗れて、切なかったのは、あと90分…このチームを見られるラストチャンスが掌からこぼれ落ちていった、それが惜しくてたまらなかったから。もう90分欲しかった、ただそれだけ。

試合後、涙をこぼしながら、それでもファンから声をかけられると笑おうとしていた池田さん。目が腫れ上がって、端正な顔立ちとは別人と化していた染谷さん。ずっと泣いていた三門さん。他の4年生や下級生にもそれぞれの表情があって…そんな顔はラストゲーム特有で、それでいて、こうやって揃いのウェア着て荷物まとめてスタジアムを後にする姿が見られなくなるなんて、本当に信じられなくて。

何度も書いてますが、4年生@1986年生まれは、船山さんがRKUへ進学して、私がまさか見ることになるとは思いも寄らなかった(私、筑波好き長かったんですよね…飛び飛びですが…)大学を見るようになってから、ずーっと、当たり前のようにそこにいて、い続けて、いない光景なんて想像つかないんです。ファイナルも行ったんですが、ファイナルにも皆さんいらっしゃってて、ますます実感わかず。

近いうちに、思い知らされるわけですが…怖いですよ。でも、葉は冬になると落ちるのです。新たな芽吹きのために。

4年生の皆さんがいたからRKUのサッカーが楽しかったのは、おそらく間違いなくて。感謝しかありません。楽しい時間を過ごしたくて、スタジアムへ足を運んでるんですから、私は。
2009/01/20 22:38:51 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
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