スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/-- --:--:-- | スポンサー広告
BEST OF THE BESTEST
5時半過ぎに目が覚めました。眠りが途切れること3度目。時刻を確認するため手に取った携帯で『ゲキサカ』へアクセスすると、10月はじめから更新のなかった『たつのこ日和』へ新着が2つもついていて…より新しい記事を開けたら、まばゆい笑顔が飛び込んできたのでした。

―最終節はどんな気持ちを持って試合に臨みたいですか?
船山「試合を見れば分かるよ」
宇賀神「プレーを見て気持ちを感じ取って欲しい」
石川「点を取った後のパフォーマンスを見て下さい!」


法政戦@江戸川以降、恐怖との戦いでしたけど、カチコチに固まっていた心が緩み始めました。怖くなんかない、流大イレブンは彼ららしい試合を見せてくれる、それを見届ければいい。

<関東大学サッカーリーグ第22(最終)節@11/22西が丘>
流通経済大 3-0(前半3-0)明治大
得点者:28分42分船山(うちPK1)、34分征矢

---34征矢/2-----09C船山/4---
33保戸田/2----------10金久保/4
---14関戸/2-----05中里/2---
06宇賀神/4-15比嘉/2-03山村/2-02石川/4
--------01増田/2-------

32分:石川→17西井/4
81分:宇賀神→04及川/4(比嘉が左SB)
86分:征矢→07細貝/4

及川「中央大という名前を出すな! もう俺らには中央大という文字がない」
大橋「残り試合、中大とやらないんだよ! 中大と2連戦する訳じゃないの! 中央はもう終わったの!」


前節も今節も、第2試合より観戦(場所確保して下さった方々、ありがとうございました)。文明の利器・携帯の魔手より懸命に逃れつつ、本蓮沼駅から西が丘へ向かうと、遠くより歓声が。前を歩いていた方々が「空耳…?」と訝しんでいましたけれど、そうではなく―最終的には、東十条駅側ゲートへ向かって西が丘サッカー場を半周している間に流れた場内アナウンスで、第1試合の結果を知りました。2-1で中大の(逆転)勝利。ロスタイムに素晴らしい一撃が突き刺さっての劇的勝利だと後で聞くも、この時点では「やっぱり、そんなに甘くないか」としか感じませんでした。

入場時に暖かく身を包んでいたグラウンドコートの下でRKUイレブンがまとう戦闘服は、初めて見る彩色。ナイトゲームで悩まずとも済みそうな、紅で鮮やかに浮き立つ背番号。右の腕から脇下のみ染める紺は、ヴァンブレイスのよう。“外見”のみならず“内面”も、選手のみでのミーティングを重ね、心機一転。西が丘開催で集合写真のポージングが変すぎるのも、もはやRKUの“伝統”と化しつつありますが…最終節、ついに彼らは『集合写真』の既成概念をズタズタに破壊してきました。第1試合より観戦された方によると、ハーフタイムを利用しての芝チェックタイムで、リハーサルもどきさえやっていたとか。

ゲームとは直接関係ないお遊びですが、それでいて、RKUイレブン(特に4年生)の試合へ臨む心境を映し出す鏡でもあるのです。石川さんが負傷離脱して以降、チームは白星から遠ざかり…集合写真もトーンダウンの一途をたどっていました。前節・法政戦では、特にこれといったネタを全員では披露せず、苦闘の末、スコアもドロー。練りに練った“フォーメーション”を嬉々として見せつける様子だけでも、随分と試合に対する安心感が増しました。本当に見せつけたかったのは、パフォーマーたちの横で金久保さんが10番のシャツをまくり上げてアピールしていた8番・千明さんのユニフォームだったりするのですが!!

キックオフから10分ほど経過した時点で、(明大の日程が流経大より詰まっていたのもあるにしろ)オフ・ザ・ボールも前節より遙かに出足が早いし、これだけの動きを90分継続できたなら…最後に刻まれるスコアがどうであろうと、結果的に果実をもぎ取るまで腕が伸びなくとも、悔いはないと、更に心は凪ぎました。
「今のままで優勝しても嬉しくないです。良いサッカーをして優勝したいっす」
法政戦で配布されたMDRで金久保さんがそう言っていて、いかにも彼らしいけど同意できる言葉か?―と、私にも揺らぎはあったのですが、消失しました。金久保さんの言葉は、正しい

躍動する選手たち中でも目を惹いたのは、労を惜しまず上下動を繰り返す両SB。右の刃は肉を裂き、左の刃は心を砕く―石川さんと宇賀神さんが揃って先発したのは17節・慶應戦以来。動き回る選手の間を、よどみなく流れていくボール。久しぶりに『流経大らしい』パス回しでした。RKUは、左CKからのヘディングで先にネットを揺らすも、ノーゴール判定の憂き目を見たのですが、ただひたすらに次のチャンスを信じていられました。ちょうど後ろにいたアルディージャのスカウトさんも唸るスルーパスを船山さんが征矢さんへ通し、レフティストライカーが打ち切れない場面も、同様に、また次がある、と。
「ほらボールいけよ、もっと強く!」
主将が後輩を叱咤します。新しいユニフォームの左胸、エンブレムの上できらめく胸の三つ星は、旧バージョンと少し位置がずれていて…4個目の兄弟が出現するのを待ちわびているのです!

右サイドを駆け抜けてセンタリングを上げた石川さんが、自らピッチ外へ出ていきます。肉離れがそう簡単に完治するとも思えません…宇賀神さんが右サイドへ回り、中里さんが左サイドへ出て、帰りを待ちます。船山さんも、時には最終ラインまで引いて。

そんな“臨時相棒”宇賀神さんからのボールを受けて、船山さんがペナルティエリア角あたりまで侵食し、左足一閃。ぎゅーん!!と伸びていった軌跡は、逆側のサイドネットへ真っ直ぐ突き刺さったのでした! 正直に白状すると、ミートしたのがどちらの足なのかも見えなかったし、スーパーゴールを決めた後に船山さんがどんなアクション(パフォーマンス)をしていたかも、ほとんど視認できていません。ただただ、大一番の、それも数的不利な状況で、度肝を抜く一撃を決めてしまえる船山さんの勝負強さに、頭が白くなって…言葉を失っていたのでした。

「試合が難しくなるにつれ、力を発揮している」とMDRで(船山さんを唯一)褒めてくれたミョンギさんが言う通りのプレーヤー。だけど、私の内なる『勝負強い』の定義を、ここぞの時を迎えると破砕して、どんどん書き換えてしまう! 底知れない強さは、誇らしくもあり、同時に、ちょっぴり畏怖の対象でもあり、見尽くせないからこそ、ずっと見続けたいとパッションを燃え上がらせてくれるのです。

その船山さんが左へまた繰り出したスルーパスを、征矢さんも今度はきっちり活かし、低い弾道が逆側のゴール角へズドン!! 30分ちょっとの間でも、着実に噛み合わせを改善していくツートップは、前半終盤でもワンツーで明治守備陣を破り、最後は船山さんが倒されPKをゲット。自ら右の隅へ決め(今年は金久保さんが蹴っていたので、PKキッカーは初めて)、得点ランキング首位へ並んで、前半を折り返しました。船山さん、2点目の直後には全速力で相手へアプローチし、イエローカードまで頂戴する大車輪ぶり。

後半は『連覇へ残り45分』との意識も強くなり、シュート11本(明治のそれは3本。山本さんはフィニッシュにまで至れないもどかしい光景を、いくつか作っちゃってました)を浴びせかけた前半ほど貪欲ではなかったにしても、保戸田さんが何回もチャンスを演出しましたし、征矢さんはオフサイドをかいくぐって完全に抜け出し…確実性を求めすぎてシュートスピードを抑えたために相手DFへかき出されるシーンがありましたし、中里さんの左足が描くパスはラインを割りそうだと思わせて…絶妙の位置で減速して出し先の足下へ収まるし、攻守にわたってRKUは『地力の差』をこれでもかと誇示しまくったのでした。
「こんなに安心して見れたのは開幕戦以来じゃないですか」とは、負傷欠場し、スタンドでミョンギさんと並んで仲間を見守っていた千明さま powered by ジャナスポ。

不安でいっぱいだった4月から、ずっとずっと追い求めていた刹那が、ついに訪れました。ゴール裏の応援部員はタイムアップ前からフライングで、黒の優勝記念Tシャツをもごもごとまとっていましたけれども。『リーグ優勝』―歓喜がはじけるというより、じわりじわりと湧き出す満足感に浸されていく快さがありました。船山さんは、笛を耳にして両手を突き上げた時より、ゴール裏の応援部員に向かって走っていく表情の方が嬉しそうに見えたかも。真っ赤な紙テープが投げ入れられ、日の目を見たV3の新横断幕を広げて記念撮影を行い(キャプテンってばポジショニング美味しすぎ)、見るのは4回目となる中野監督らの胴上げを見届け…一連のセレモニーが初体験ではないからこそ、知覚できる重みを噛みしめました。

Iリーグの表彰式が終了すると、時間短縮を意図してか、メインから見て左側のバック脇ゲートより2部の各大学、右側からは1部の各大学が同時に入場してきます。全ては、4/11の開会式と対になっているのです。最もセンター寄りの同じ位置に立てて、あの日返還したカップや優勝旗を“取り戻せた”のが、22試合、RKUの皆さんが戦い抜いた証。表彰状を受け取った船山さんと、カップを授与された石川さんが最後に一礼するのを忘れてあたふたしたり、フラッグは誰が受け取るのか決まってなかったのか、妙な間が発生した後に千明さんが足を引きずりつつも前に出たりするのを見てニコニコしていられるのも、素晴らしい幸福。ベストイレブンにはRKUより6名(増田・山村・比嘉・千明・金久保・船山)が選出されました。

「ベストヒーロー賞は」とアナウンスされ、「流通経済大学」と二言目が次がれるまでの間は、実際には1,2秒なんでしょうけど、随分と長い沈黙に感じられました。優勝決定の刹那でさえ、肉体的にはノーリアクションだったのに、学校名が聞き取れた瞬間、ガッツポーズしちゃってました。開幕にあたって、自分が立てた目標は『リーグ戦に皆勤する』と『船山さんにベストヒーロー賞を受賞してもらう』の二つ。私が頑張ったからではなく、協力して下さる方々に恵まれていたからですけど、どちらも達成でき、充実したシーズンでした。船山さんは、あと2点取っていたら得点王(関東大学リーグでは14得点以上が表彰対象)だったのに…この日の後半は、そればかりを望んでいたのですけれども。

MVPは金久保さんか千明さんだと予想してましたが、『小さな巨人』千明さんが選ばれました。メディアへ掲載されたご本人のコメントは、手術直前だからか自虐的で辛かったんですけど、心臓たる金久保さんと背骨たる千明さんがいなければ、RKUは優勝まで歩んでこられなかったはず。納得のセレクトです! もし主将だったとしたら、ゴーラーの表層印象に流されただけだと、それこそ喜べなかった…かも。

金久保さんが中野監督の肩を馴れ馴れしく?!抱いたりする優勝チーム・ベストイレブンなどの集合写真撮影が終了すると、あまり寝れずに迎えた長き1日も終わりに近付くのでした。JFL開幕以降、ほぼノンストップで駆け抜けてきたRKU.TOPも、インカレまで小休止となります。「1回戦からきっちりやりたいです」と、西が丘再臨への意気込みを口にしていたキャプテン。終わりは始まりの同意語なのです。

※黒文字は会場で配布されているマッチデイレポートからの抜粋です。ロング対談22回完走、お疲れ様でした!
2009/12/16 22:13:28 | University Soccer | Comment 2 | Trackback 0
<<BACK | BLOG TOP | NEXT>>
Comment
初めまして。
もうご覧になっているかもしれませんが、いまレイソルタイムで川崎戦の後の柳澤選手の挨拶が見られます。記事に直接関係なくてすみません。失礼します。
by: 通りすがり * 2009/12/22 01:36 * URL [修正]
御礼遅くなりました。
(レイソルタイムの放映時間、レイソル公式サイトに騙されました…と言い訳)

人生の半分以上を過ごした場所から離れる現実と向き合う心境がにじみ出た挨拶だと、切なく感じました。
ありがとうございました。
by: やぶ@家主 * 2009/12/24 12:53 * URL [修正]
Comment Form












やぶにだけ読んでもらう

Trackback
トラックバックURL
http://vexations840.blog76.fc2.com/tb.php/511-59186a03
| BLOG TOP |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。