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流経大の船山タカユキ選手
昨年度からRKUの選手がJクラブへ内定するたびに立ててきたエントリは、全部、今回のための練習でした。

「来季から栃木に入ることになりました船山です。縁があり栃木でサッカーをやることになりました。自分の力を全部栃木にささげて勝利にこだわってやりたいと思いますので応援お願いします」(栃木SC公式)

縁があり…いい言葉です。

仕事中に(こらっ)J'sGOALのオフィシャルニュース一覧をリロードしたのです。山瀬(弟)さんはサガンへ完全移籍なのか…なんて思いながら。そうしたら、「船山貴之(ふなやま たかゆき:流通経済大)選手」という文字が出てきて、固まってしまいました。左端にクラブエンブレムの小さなアイコンがあるじゃないですか。どこのクラブか、2秒ほど凝視してから、理解して……ぐっと来ちゃって、どうしようもないから、すぐに離席して、一つ上のフロアにあるDyDo様の自販機で飛び切り甘いミルクキャラメル缶買って、糖分で自分を宥めたのでした。

肝心な時に、何を書くか迷わないよう、内定エントリは全部パターン化しておいたのです。

◆第一印象◆
初めて見たのは、私が中3の柳澤さんへ一目惚れした2003年3月9日・サテライトリーグ名古屋戦。この時点で、船山さんはアンダーエイジを見ている人には常識とされる選手だったのですが、小6の夏に全国少年サッカー大会得点王だったのも、中3の秋にはU-18のJユースカップでレギュラーだったのも、私は知りませんでした。4ヵ月後のU-18クラブユース選手権で、知らぬ者なきユースサッカーの大御所HP「ひしゃく」(現在は消失)で選定されていたベストイレブンに名前を連ねた時も、「この試合の船山くんは、そんなに良かったですかねぇ?」と暴言を吐いている始末。

いろんな意味で存在感のある人。王様の華、番長の風格、指令塔の球さばき、点取り屋の積極性など、雑多な要素が未分化のまま、ぼんやり光を放っているというか。

以降、現在に至るまで「船山さんって、どこがいいのか分からない」が口癖なんですけど、少なくともあの頃、柳澤さんとのコンビネーションプレー(阿吽の呼吸でパス交換したり、お互いを囮にしてドリブルでつっかけたり)を見るのが楽しくて仕方なかったのは確かで、他の誰かとの連係では同じレベルでの快感は味わえなかったから…船山さんは、やっぱり力のある、特別な選手なんでしょう。

一番おっと思ったプレーは、柳澤くんが敵3人ぐらいが密集する中へ出したパス…どこへ出したのかと最初は思ったのですが、実は敵の真ん中に存在する微妙な「間(ま)」を狙ってて、そこへ割り込んできた船山くんが一瞬にボールごと駆け抜けていったシーンでした。なんて狭い場所で、大胆なことをするんだって。

中でも、このパス1本があまりにも強烈に刻み込まれていて(発生したのが人工芝のネットすぐ前だったからなのもありますけど)…だから今でも、二人を追いかけるのをやめられないのです。

◆(現時点での)最高印象◆
一昨年のJFL最終戦・ガイナーレのJ2昇格を阻止した2得点かと思いきや、今年の前期大学リーグ戦vs慶応大vs中央大という石川大徳さん選定(…)貴之'sベストゲーム―ロスタイムでのラストプレーが劇的弾!―があり、天皇杯ガンバ戦であわや2点…と次々にインパクトを上書きしていくため、どれがNo.1かと問われても決められません。この項目を作ったのは、失敗でしたね…。強いて挙げるなら、リーグ優勝を決めた明治大戦での1点目が、現時点では最高でしょうか。追い詰められたチームが、負傷治療によって10人になった時間帯で、パワフルな斜め45度を叩き込んでしまうという。

船山さんは向上心の強い人で、「まあまあ良かったんじゃないですか?」より高い自己評価を聞いたことがありません、どんな試合の後でも。むしろプラスに評する方が少ないぐらい。

◆最新印象◆
インカレ2回戦=大学最後の試合で、RKUでは初めて明らかに泣いているのを見ました。レイソル時代は泣き虫と呼びたい程に、大きな大会で負けると号泣していたんですけど…。

◆「リアルストライカーになる!!」◆
船山さんのRKUでの横断幕へ躍るコピーです。栃木SC・松田監督が取材で「栃木は得点力不足が一番の問題だった。あるサッカー専門誌によると昨季は決定機がJ2で8位にもかかわらず、決定率が断トツで最下位だった。そのためには点の取れるFW選手を補強しないといけない」とおっしゃっていたようですが、攻撃はゴールを奪うために行う全手段だと定義して、サッカーには無限の攻撃法があるんですけど、結実するかはフィニッシャー個人の力量に大きく左右されます。シュートがゴール内へ飛び込まない限り、それまでの全てが無駄になってしまうのです。

日本人のハムストリングスはシューターに向いてないとか、出る杭を叩く風潮がある限り真の点取り屋は出現し得ないとか、いろいろ言われてますが、Jや海外でも評価される選手の育成を目指していらっしゃるRKU・中野監督は、船山さんを4年間、基本的にはFWで起用しました。基本的…というのは、試合中に両サイドハーフへ回される機会も多々あり、タッチライン際から直接ゴールを狙う(前述の慶應&中央戦はいずれもそうだった)度胸を見せるシーンもあれば、ドリブル突破で崩してラストパスを供給するチャンスメーカーに徹する場合もあったからです。レイソルU-18では中盤(3年生最後の大会ではボランチ!)がほとんどだったため、得点の有無で評価の大半が定められるポジションを、結果が出せなければ即チェンジされてしまう選手層のRKUでこなす4年間は、紆余曲折を経ながら“リアルストライカー”へ近づいていく道程でした。

シュートの精度は練習によって高まっていく―というのが船山さんの主義で、決められなかった日には「もっと決められるように練習します」と返されるのが常です。でも、この試合は点を取る!と予感を覚える日があるんです。先程触れたガイナーレ戦やガンバ戦、明治戦がそうでした。共通点は、いずれも大一番…スタジアムへ集う人々がピッチへ向ける視線の熱さ。ここで決めたらヒーローになれる日に、しっかりヒーローになれるのが、船山さんの勝負強さなんです。

人へプレーを見せて対価を得る職業であるプロサッカー選手(中でもFW)は、注目されるのが前提となります。船山さんのプレーを7年見てきているのですが、声援を受けながらピッチを駆けるステージに立つのは初めてで…まだ見ぬ船山さんの力を引き出してもらえるんじゃないかと、ワクワクしています。それをできる立場=栃木SCサポーターでないのが悔しいぐらい。

縁があったのか、私がRKU入学後に船山さんを初めて見たのは栃木市陸でした。J2昇格後は観戦経験がないんですけど、カシマグリスタでのJFLではサポーターの熱に当てられたのを強く記憶しています。少年時代よりゴール前での最終勝負を数限りなく重ね、念願のプロへたどり着いた船山さんですが…船山さんの本当の力をグリスタで引き出せるのは、栃木SCサポーターさんの応援です。大事なことなので、2回言いました。

日立台へ凱旋した暁には…RKU時代の帰還以上に、期するものを抱いて挑んでくるでしょう。その日を楽しみに。



素顔を語れるほどパーソナリティには詳しくないですが、レイソルで2種登録されていた当時より年上女性に何故か大人気の、美味しい食べ物と温泉が好きな優しい人です。人気投票最多得票タイトルであるベストヒーロー賞を受賞しているのは、船山さんが愛されるキャラクターである証です。栃木でもたくさんの人から愛されますように!


ユース最後の試合でプロになると宣言してくれた船山さんを追いかける長い旅も、かくして、ようやくゴールテープが見えました。正直に白状すると、もうこれでブログを閉鎖してもいいぐらいの達成感があります(笑) これからは、大勢の人にサポートされるわけですし、少し遠くから優しく見守っていければいいな、と思っています。船山さんのプレーを見る喜びは、船山さんを見に行かないと味わえないものですから。

2010/01/09 23:00:58 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
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