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試合中も選手がスタンドからいじられるのは、いつものこと―穏やかに語る言葉が、すっかり関西のアクセントで染め上げられていたのに、ドキリとさせられました。

<関西学生サッカーリーグ第6節@5/1西京極>
立命館大 0-1(前半0-0)びわこ成蹊スポーツ大
得点者:但馬

全てが輝く光で点描された、新印象派の絵画だった長居でのサハラカップ決勝。3年も前の出来事ですから、時と共に記憶が少しずつ風化していくのを止められないのですが、山中キャプテンが全責務を果たした後に放心状態へ陥った姿を見て“これからも追いかけていく!”と己へ誓った(だから今、WMWの試合へ行きたがるのです)のと、篠原さんが途中出場した際に「カケルお願い!!」と縋りつくように叫んだのは、今もはっきりと思い出せます。

立命館大(以下RITS)へ進学した篠原さんがレギュラーの座を勝ち取り、今春のデンソーチャレンジでは関西選抜Aチームへバックアップより正メンバー入りを果たしたこと、本格始動したSUL(関西ステップアップリーグ:J4クラブと関西選抜A/Bが強化育成のため対戦。Aチームはプロを狙えるクラスの4年生、Bチームは3年生以下で構成されているため、3年生の篠原さんはBチーム)でもプロの胸を借りる経験を積んでいること……情報は把握しているものの、なかなか見に行く機会が持てず、ヤキモキしていました。

このGW、諸事情で実家(岐阜)へ召還されたため、思い切って西京極まで足を伸ばしてみました。岐阜から京都まで100km以上あると言っても、松井さんがいた頃はサンガの試合へ通っていた身ですから、楽勝です。関西学生リーグは、GW期間『感謝節』と銘打って、たとえ長居スタジアム開催でも無料開放中。第6節より、チームのユニフォームストラップが出ると予告されていたので、楽しみにしていたのですが、RITSはまだ製作中の模様。

第1試合は同志社vs甲南。同志社のゴールマウス前に立ちはだかる71番は、昨年末のJユースカップにて鬼神のごときセービングでレイソルU-18の道を断ってしまった大杉さんでした。試合は同志社優勢かと思いきや、甲南が健闘する面白いもの。詳しくは、今回ご一緒させていただいたT.K.さんの日記をご覧いただければと。あ、第2試合も!

試合中に競技場の外周で2列に並んでアップを始めたRITSの最後尾は、6番と15番。小柄ながらたくましい体つきの先輩と、ほんのり明るい色の髪が目を惹く優美な顔立ちの後輩。篠原先輩は右SBとして先発、飯塚さんはベンチで出番に備えます。選手入場時に#3濱部さん(神戸科学技術高出身)が、スタンドの応援部隊へkissを投げつつ歩いていったのですが…この時点で、RITSの校風を悟るべきだったのかもしれません(苦笑)

甲南はお母様の嬌声を交えつつアットホームに、同志社は最前列にほぼ無言で並び、びわスポ(以下BSSC)は一昨年12月にインカレ@足利で見た時と変わらず大所帯でボリュームに厚み…とそれぞれのカラーを帯びていたスタンドでしたが、RITSの応援は一味違いました。相手の選曲へかぶせるなんて序の口、めまぐるしく替え歌チャントが繰り出され、何よりも選手いじり(注:先発メンバーで関西のチーム出身は3名のみ)が壮絶でした。それサッカーと全然関係ないでしょ…とツッコミを入れたくなる即興の歌詞(学生さんのパブリックイメージを侵害するわけにもいかないので、転記は控えます)を複数いるコールリーダーが思いつきで歌い始め、みんな笑いながら合わせる、という。

すごいのは、ピッチレベルの面々もしっかり耳を傾けていること。あまりに酷い歌詞だとベンチの選手より×マーク出ましたし、選手と一緒にアップ中のトレーナーや運営担当であっても、スタンドから振られたら応えなければならないのです。試合そっちのけで眺めてしまい、笑いが止まらなかった時間帯もありました。

RITSは前節、精緻なコントロールを誇る左足でゴール量産に貢献した前野キャプテン(愛媛FCユース出身)が欠場。関西大学サッカー界を代表する左SB主将と、その前に陣取るNo.10内藤さん(桐光学園高出身)とのコンビで、RITSの武器は“左腕”だとされています。“右腕”を担う篠原さんが、ユース時代とうって変わって、全体のバランスを重視した慎重な傾向の位置取りになるのは、必然かもしれません。愚直なまでにカバーへ入る、相手へ当たって止められる、ラインの上下動へ気を配る…SBはディフェンスができてなんぼなのだと教えられます。

時折、フリーで少し前へ進んで、ボールを要求してみるも、なかなかパスは出てきません。内藤さんを中心に、細かく繋いで組み立てようとする意図は感じるRITSですが、中1日(15日間で5試合消化します。関東は同期間に4試合。関西ではかつて、リーグ戦で土日連戦もあったとか)の疲労からか、イージーなパスmissで自らボールを手放すシーンが続出。悪い時は悪いなりに…ではなく、あくまでも自分たちのサッカーを貫く(=繋げば繋ぐほど失敗の母数は増える)のもあって、最終局面まで至れません。

2日前の試合が7得点と大勝だったのも、難しい空気を生んでしまったかもしれません。得点ランキングTOPの#11坂本さんがデンと構え、周りを#18伊藤(弟)さんが動き回ってチャンスを作るのが本来の形ですが、坂本さんへ容易にボールは入らず、伊藤了さんがDFを引きずりながら放った一撃もバーの上。複数に寄せられてもキープする基礎技術は示していた篠原さんも、折々にロングフィードを入れてチャンスメイクを試みますが、実りません。

前半38分、BSSC右CKにエアポケットができてしまい、但馬さんにさっくり足を振り抜かれてしまいます。首位keepのためにも負けたくないRITSは、徐々に前がかりへシフトしていき…後半半ば過ぎからは、篠原さんが1対1で仕掛ける場面も散見されるようになりました。ペナルティエリア付近までオーバーラップしてくると、一気にぐんと伸びてマーカーをはがし去っていく―パワフルな突破からの正確なボールリリースこそ、昔から認識できている篠原さんの持ち味。入れたクロスのこぼれ球を#7加藤さんが狙う、あるいは直接坂本さんのヘッドに合わせる…篠原さんのこじ開けた道からフィニッシュがもたらされるのを嬉しく感じましたし、同時に決まらない歯がゆさも覚えました。“右腕”だって、確たる武器なのだと示してくれて。

1対1のアプローチへ挑んだ#4藤原広太朗さんをBSSC日永田さんが抜いていき、ドリブルで独走していったシーン…GKでの1対1になりかけ、正直、失点も覚悟したのですが、逆サイドから全力疾走で割って入り、体を張って未遂で片付けたのは篠原さんでした。前へ進むのも、後ろへ戻るのも、無駄な走りが多いのもSBですけれど、運動量も最後までたっぷりありました。ボールコントロールに際しては、味方と変わらぬぐらいの疲弊は否めなかったものの…ベストコンディションに近いRITSを見るのは、残された宿題なのでしょう。できれば全国大会(大学の全国大会は過密日程多いのですが…)で、また成長したプレーを見たいです!結果がついてこなくて、本当に残念だけれど、見に行けて良かったです。ありがとうございました。

何があって心が揺れたとしても、この手で触れたものだけは間違っていないと、自分へ言い聞かせています。
2010/05/05 02:16:34 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
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