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星を砕いた絵の具
蒼き軍勢の先頭で歩み寄ってきた3番を、海老茶の3番は満面の笑みで迎え、その手を握る。

<関東大学サッカーリーグ第6節@5/9NACK5>
早稲田大 1-1(前半1-1)筑波大
得点者:【早】富山【筑】赤崎

◇早稲田・先発◇
---09富山/2----11小井土/3--
08奥井/3----------19鈴木/4
---10中野/4----06山中/3---
07幸田/4-12菅井/2-03小川/4-02C野田/4
-------01菅野/4-------

◆筑波・先発◆
---24赤崎/1----11瀬沼/2---
23上村/1----------10小澤/4
--08八反田/3----09森谷/4---
07原田/4-21谷口/1-03C須藤/4-06長沼/4
-------01三浦/3-------

小川「(他大で注目している選手は)筑波大の須藤くんだったり、流経大の山村くんだったり、[関東A]選抜で一緒だったセンターバックのメンバーはすごく気になります」」(College Soccer News第7節発行分)

WMW野田副将とのコイントスを終えた須藤主将が、ジャンピングヘッドのモーションをしながら定位置へ向かうのに“違和感”がありました。
「しっかり、しっかり、最初!!」
小川さんの声が大きいのは自他共に認める特色ですけど、そんな小川さんが野田さんと連携を確認していたアウト・オブ・プレーのNACKスタを裂いたのは、須藤さんの叫び声でした。奥井さんが左サイドより鋭いシュートを放つも、GK三浦さんがキャッチして幕を開けた試合。小川さんはフォアチェックかける瀬沼さんの圧力をものともせず、左サイドの幸田さんへ絶妙のフィード。そのまま打ちにかかった幸田さんも、三浦さんに阻まれました。ゴールキックは、瀬沼さんを囮に小川さんを誘き寄せ、違う選手の頭を狙ったりもした筑波。瀬沼さんと小川さんは、早稲田の野田さんが蹴るCKでも激しい鍔迫り合いを繰り広げていました。そこから筑波のカウンターが発動しようものなら、小川さんは全力疾走してカバーへ入らねばなりません。須藤キャプテンも、主審に注意を受ける程、小井土さんへ強く行っていました。腕章は肘に纏わりつく緩さなのですけれども…。

筑波の中盤に鏤められた貴石の煌きたるショートパスで織り成されたポゼッションの“隙間”を、遼太郎さんが意表を突く掻い潜り方(そこへ出すか、と唸るボールの出し先)で抉じ開け、早稲田の素早く前へかかるカウンターの端緒となっていました。遼太郎さんはパスセンスを、逆算してのインターセプト―コースへ入って切ってしまうから当たらずとも取れてしまう―でもフル活用していました。両チームのラインが高く設定されれると、プレーヤー密度は凄まじく高くなり…綺麗な3本線で臙脂と蒼が混線するのでした。息つく間もなき攻守のめまぐるしい切り替えの果てに、ようやくゴール前へたどり着いても、両GKが素晴らしい反応で得点を許しません。フィールドプレーヤー間でもカバーリングの意識が揃って高く、見る側の緊張感もハイレベルを保ちます。確かな技術をそろえている面々だから、そのキープ、あるいはボールリリースから奪い取るか、むしろ守備力が問われるゲームだと感じました。2種年代を見ていた者ならば…ちょっとしたオールスターゲーム風味の顔触れです。

奥井さんが味方から受けたボールを素早く富山さんへ供給。良いタイミングでしたが、須藤さんが先に入って切りました。それを起点に筑波が逆襲、森谷さんから小澤さんを経て、最後は赤崎さんがゴール左前から少し長い一撃をねじ込んだのでした。得点経過をメモする余裕もなく、後方からのフィードを受けたWMW鈴木さんがGK前へ抜け出すも、またまた三浦さんがはじいたのでした。5分後には富山さんのダイレクトシュートが、赤崎さん同様、ペナルティエリア外から突き刺さったのですが、どちらも時代の趨勢か、シュートレンジは長めなのに、GK三浦さん&菅野さんはちゃんと備えていて…それぞれ数点は防いでいるのです。三浦さんのゴールキックを原田さんが正座しながら胸トラップして止めて、筑波の一部部員より感嘆の声を浴びたり、須藤キャプテンが絶妙のカバーリングを連発したりしつつ、同点でハーフタイムを迎えました。

「そんなんじゃダメだ、もっともっと!」
味方を怒鳴りつける声は、ラインを設定する高さに負けず劣らずヒートアップ。筑波は細かく繋ぐだけかと見せかけて、キャプテンから瀬沼さんへ縦一本と長短織り交ぜたりもします。早稲田は野田さんのプレースキックという、関東1部では右に出る者も少なそうな武器が使える回数が、時間と共に増えていきました。“沈黙の臓器”山中さんが前を向いて持つシーンも散見されてきたのですが、これは筑波がコンパクトな証? それとも…そんな山中さんのミドルを、GKではなくCB歴浅い谷口さんがしゃがみこんではね返しました。幸田さんの突破も回数が増え、入れたグラウンダークロスが速過ぎてツートップが揃って滑り込めない場面も。早稲田のボール支配率がじりじりと増していったのは、筑波に90分回しつくせる持久力がないか、あるいはペース配分を身につけていないかだと思われました。WMWとて、時計の針が回るにつれ、イージーミスがちらほら出現しましたけれど、前半の濃密なバトルの副産物と考えれば、やむを得ないようにも感じられました。

戦い終えた両イレブンのコメントが悔しさをにじませたものだったのに…私は、満たされた心地で帰れたのです。それは、どこに座っていいのか分からなくて、ほとんど中央に陣取ってしまったくらい、どちらにも勝って欲しくて、どちらにも負けて欲しくなかったがゆえ。
2010/06/22 23:00:35 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
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