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開閉器
試合後、相手ベンチへ挨拶に向かい…出迎えられ、飛び切りの笑みを浮かべる。それは開始前、相手ゲームキャプテンとのコイントスで見せたのと同じであり、ゲーム中に空を飛び、吠える姿の対極にあるもの。

<関東大学サッカーリーグ第19節@11/2たつのこ>
明治大 0-0 筑波大

第1試合は2部リーグの専修大vs東洋大。勝てば1部昇格を勝ち取れる専修でしたが、3-4-3という布陣ながら守備の強固な東洋大(松下さんの見せ場がファインセーブではなく、たとえば試合の雰囲気が荒れてきたところでの「プレーしよう、プレー!」といったようなコーチングになってしまうレベル)に苦しめられ、田原春さんの直接FK一発に沈められ、歓喜ならずに終了。最後の一歩が、過緊張の網もあって難しいのだと示す前例となってしまいました。

勝てばリーグ優勝を手にできる明治は、チームを支える4年生に負傷者や体調不良が続出。先発となった山本副将が腕章を巻いて臨み…筑波の主将にして「柏レイソルユースで一緒でした。あと、高校も一緒で、登下校では自転車でレースをしたりする仲でした(笑)」(ゲキサカ・関東大学サッカー注目選手リレーインタビューより)須藤さんと並び、先頭で入場と相成りました。二人がコイントスで相対する光景は、感慨深く…ペース配分が心配になるぐらい、序盤から攻守に(主に後者)走り回った山本さんは、果敢に親友とのマッチアップへ挑んだのでした。

幾度も空中で競り合い、時にはゴールへ向かって突き進み、そのコースへ体を入れて阻む―直接対決は、ユース時代は隣にいた小川さんや大島さんに比べると対人はややひ弱な印象もありながら、大学4年間でそんなもの完全払拭してしまった須藤さんの、ほぼ完勝でした。山本さん相手だったから一層奮闘したのかは、単なる想像でしか、現時点ではないのですけれども…。

戦う将に率いられるは、個を磨き、自然熟成でシーズンが深まるほど強くなってくる風間筑波。試合によっては消失することもあるのに、この日はやる気を存分に発露して駆け回り、両チームの誰よりもシュートを放った10番小澤さん。攻守のジョイントとして柔らかいボール捌きを見せ、機を見ては相手ゴールに迫り脅かしていた巧すぎるプレーメーカー八反田さん。ゴール前で足元に収めるのも容易でないボールを与えられながら、誰かに教えろと言われても決して不可能であろう凄まじい天性のトラップからフィニッシュへ持っていく1年生ストライカー赤崎さん。多士済々のアタックに対し、明治はメンバーは変われど誰もが共有する首位の意地でしのいでいました。

筑波のセットプレーからのシュートをGK高木さんが3連続ではじいたのを筆頭に…記録上、ツートップがシュート無しと記されていますが、それもまた、彼らが下がっていてディフェンスをこなしていた証。チャンスだって、なかったわけではないのです。ただ、須藤さんを筆頭に、谷口さんや不老さんが良い位置取りで(筑波の守備は網を張るのではなく、DFがそれぞれ刃物を手に相手を刺しに行く形)芽を摘んでしまうのです。慶應が同じ強固な壁へ屈したのを西が丘で見ましたが、破れる気はしませんでした。筑波が(決定力という個人レベルの問題を除き)強かったです。受け身の明治、よくドローに持ち込めたと言えるぐらい。

ハイペースで飛ばした山本さんは途中交代。腕章を託された奥田さんは、ハイテンションをキープし続けるゲームにしっかりと巻く時間を許されず、引っ掛けたり手に握ったりという状態でしばしプレーしていましたが、最終的には装着を諦め、タッチライン外へ投棄していました。それも、スコアには刻まれないゲームの濃密さが表出した一端でしょう。

このスコアレスドローで、筑波大があくまでも目指していた優勝は消失しました。両校にとって、満足できない結果には違いありません。それでも私は張り詰めた空気の90分を満喫したし、休暇を取ってまで足を運んだ甲斐があったと感じました。スコアや公式記録には、ピッチに漂う緊張感までは刻み付けられないのです。
2010/11/03 23:04:21 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
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