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未来を生み出す人
RITSは試合後、スタジアムの外で輪になってミーティングをします。図らずも節目となってしまったからか、今回は応援部隊も集合。出場メンバーがスタジアムより出てきて、キャプテンよりサポートのお礼と…下級生へ雪辱を託す言葉が告げられました。皆がグラウンドコートを羽織る中、一人エンジのユニフォーム姿で語った前野主将。輪が崩れ、ピッチとスタンドで分かたれていた面々が同じ地平で語らう中、学生プレスの取材にも冷静に敗因を分析していたキャプテンは、幼稚園のサッカースクールで楽しさに目覚めて以来ずっと一番近くで見守ってくれていた人と写真に納まったのでした。

<全日本大学サッカー選手権1回戦@12/18平塚>
筑波大 1-0(前半0-0)立命館大
得点者:50分森谷(PK)

平塚競技場の通路には、筑波大の写真がプリントされた幕や普及活動の様子を記したパネルがズラリと張り出されていました。RITSもスタンドで応援グッズや大学ロゴシールを配布、応援ツアーを組んできた筑波大に負けじと盛り上げます。アルビレックスでお馴染みの上村岬さん個人チャントを、RITSはチーム全体の応援へ用いているので、相手が始めたら対抗して歌ってみたり。楽しい張り合いでした。RITSのサブメンバーがアップ始めるとスタンドからいじられるのも、お約束でしょうか。

相手との握手はいつも両手で丁寧にする筑波大・須藤キャプテン。相対したRITS前野キャプテンは、古巣・愛媛FCへの入団が内定している破砕力抜群の左SBです。あまりの主戦ぶりに、右SB篠原さんは地道に守備を頑張り―時には赤崎さんのシュートへ体を張って―バランスを取る…のが、RITSの“日常”。春に西京極へリーグ戦を見に行った際は、たまたま前野さんが欠場だったのです。

RITSは厳しくプレスし、谷口さんや八反田さんにボールを持たせません。良さを出せず苦しむ筑波オフェンス陣ですが、繋ぎ方をシンプルにして、少しずつフィニッシャー赤崎さんへ良い形でボールを入れられるようになりました。それでも、最後の最後はRITSディフェンス陣が踏ん張ります。前半終了間際には、赤崎さんがGK迫田さんと対峙する緊迫したシーンもありましたが…決まらず。逆に、RITSも前野さんの素晴らしいクロスで決定機を窺い、須藤さんも坂本さんとの空中戦に苦慮していました。

後半が始まってほどなく、不老さんをペナルティエリアぎりぎりで前野さんが倒したのに対して、PKが与えられました。森谷さんのキックは右に刺さり、筑波が先制。取り得るアタックパターンが筑波より幅のないRITS(これを「タレント」と呼ぶのでしょうか)は、打開策を自分たちの雑なプレーで見失う回数も少なくはなく、もったいなく映りました。篠原さんも、良いクロスもあれば、もったいないミスで上げられずにボールロストもあったり…でした。

RITSは伊藤(弟)さんがフィードを受けて独走した絶好の得点機を、今井さんが間一髪でかきだして無にしてしまいました。この前に、ミスパスを切られた果てに許した上村さんのミドルがバーに救われるのがありましたから、相殺とも言えますが。シュート本数でも大差はなかった(筑波9・RITS10)ですけれど、PK一本で明暗が分かれるのがトーナメントなのです。

終了後の挨拶で篠原さんを軽くハグした須藤さんが、スタッフや足がつって下がった原田さんとハイタッチするため足早にベンチへ向かった姿は、いつも以上に格好良く見えたのでした。
2011/01/16 20:01:30 | University Soccer | Comment 0 | Trackback 0
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